に行ってきました。実は大フィルを生で聴くのは初めてですね。内容はといいますと、指揮:下野竜也
ホルン独奏:ラデク・バボラク
大栗裕
管弦楽のための「神話」
R.シュトラウス
ホルン協奏曲
バルトーク
管弦楽のための協奏曲
という感じでした。僕の今回のお目当ては、なんといっても、去年国際的なコンクールで優勝して、僕の古巣九大フィルを振った、下野氏の演奏を聴いてみたい、ということだったんです。それにオケコン好きだし、「神話」もブラスでも演奏されることもあって、興味がありました。
という感じで、実はソリストのバボラクって誰?という状況でホールに向ったわけですが、なんか、異様に学生っぽい人が多いんですよね。それも、高校生とか中学生とか、そういう感じの、いかにも部活で音楽やってます、という人たちが。なんでかな?と、記憶を探ると、そうそう、思い出しました。バボラクって、今度ベルリンフィルの首席ソロ(というのかな?)になる人でしたね。確か。そりゃそうか。ってめっちゃすごい人やん。全然ノーチェックだった・・・これって、あれですね。僕らがゲーリー・カーの弾く協奏曲を聴きにいった時とかも、普通の人は単に定期を聞きに来てるだけで、たまたまコントラバスのソロがある、っていうような状況とおんなじだ。
演奏の方はといいますと、さすが大フィル。安定してますよねえ。そしてバボラクさん。めっちゃすごいわ!どこにも無駄な音がなく、透通ってしかも曲中ずっと安定した音色。すげえ。たまたまとはいえ、いいもの聴かせていただきました。
で、本題の下野さんですが、こっちもすごかった。結構小柄だったと思うんですが、なんか全身から音楽がほとばしってました。その指揮っぷりをみているだけでも圧倒された。好きになってしまったかな。日本人の指揮者にあまりこだわりとかなかったんですが(そもそも日本のオケをあまり聴かなかったから)、下野さんの演奏なら、またそれ目当に聴きに行きたいな、とそういう感じ。
これからもちょくちょく聴きに行きたいもんです。往復の交通費込みで、1920円ならまあいいか、と。結構おもろい曲いろいろやってくれますしね。2ヶ月後のマラ10アダージョとかは是非とも行きたいもんだ。チケットとらないと。