マーラー

 最近ようやくマラ9を聴いていても、曲の構成やらなんやらが、わかってくるようになりました。やっぱり、実際に弾いてみるのが一番ですね。パート譜やスコアが徐々に曲と同時にうかぶようになってきたから。
 さておき、マーラーとブルックナーどちらが好きかと言われれば、即答でブルックナーと答える僕なんですが、よくよく自分の今の状況を見ると、ちょっと変。ブルックナーって交響曲全集1セットももってないし、ダブりもせいぜい9番が数枚ある程度。それに比べると、マーラーは、MDにダビングしたものも含めれば、交響曲の全集は2セット持ってるし、それ以外にもいろんなメディアで何枚もダブってます。
 なんでこんなふうになっているかっていうと、まあ、簡単にいうと、崇拝するチェリビダッケ氏はマーラーが嫌いだったんです。それだけ。。。といっても意味不明かもしれないんですが、要するに、チェリのブルックナーを持っていると、他の指揮者のブルックナーの演奏を聴こうという気にならないわけですが、チェリはマーラーを演奏しなかったので(唯一「亡き子をしのぶ歌」を演奏してますが)いろんな指揮者の演奏を聴こうという、そういう気になるわけです。
 どちらの曲もまあ、いくつか演奏する機会がありまして、オケ生活は今年6年目ですが、ブルックナーは4・6、マーラーは今度も含めて1・4・6・9と結構やらせていただいてます。あとはブル7~9がやりたいですね。やはり。
 さて、マーラーも色々本を読んだりしていると、非常に奥が深くて面白い。両者ともに今までは、単に曲を聴いているだけだったんですが、その作曲家その人に注目するのもいい感じです。
 今のブームはテンシュテットのマーラー。ただいま8番聴き中。。。で、10番のアダージョはあまり聴かれないですけど、あれはやはり名作。今日聴いてしみじみ思いました。歌のある曲はDVDとかで、歌詞を見ながら聴きたいですね。ちゃんとその意味も理解したいしなあ・・・大音量で聴く、至福の一時ですね。