低音へのこだわり

 突然ながら、ヘッドフォンを買い替えようかな、と思ったりする今日この頃。
 ご存知の方もおられるかもしれませんが、今現在、僕が使用しているヘッドフォンはオーディオテクニカ社製のワイヤレスヘッドフォンです。京都にきた時に、コンポと同時に買ったわけなんですが、これがまたなんていうか、微妙に若気の至りでした。別に安物っていうわけじゃなくて(定価は11000円)、それなりなんですが、まだまだ甘かったんですよね。その性能についての予備知識が。
 人間の可聴周波数領域は20Hz~20KHzといわれていますが、これがだいたいどんな感じかっていうと、まあ、高い方はわからんですが、低い方はピアノの最低音より低いくらいのもんです。コントラバスの5弦のBとかコントラファゴットのBbととかよりも低いところまでは、一応聞こえるみたいです。聞こえるっていっても、音程として認識できるかは、まあ、なんとも言い様がないんですが。ほんとに空気の振動を聴いている気分になりますよ、このあたりの低音は。
 それはさておき、この所有のヘッドフォン。30Hz~なんですよね。これは由々しき事態なわけです。なにしろ、コントラバスの最低音は聞こえないんですよ。このヘッドフォンを通すと。大問題。つまるところ、マーラーとかブルックナーを大音量で聴こうとすると、フォルテが3つとか4つとかの時には、必ず音が割れるし、低音ばりばりのところも割れます。う~ん。なんで今までほっておいたんだか。
 そんなこともありまして、いくつか候補を探してみました。買うかどうかもわからんけど。最近のすごいですね。というか、周波数領域が5Hz~30KHzってどういうこと?むちゃくちゃに人間の性能をオーバーしてます。なんかすごいですよね。そんなに広くて意味あるのかよくわからんですけど、多分、響き、低音でいうならずっしりとした響き、そういったものまでしっかり伝えてくれるのでしょう。あとは、高い高い倍音とかも。
 こういうヘッドフォンで、隣の部屋に気を使わずに、シンフォニーとか聴きたいですね。生協の新生活応援フェアとかで、安く手に入ったりしないかな、と。明日、チラシでも見に行ってみますか。