遺伝子組換食品

 について考えてみましょう。いや、スーパーで野菜とか買うと、「遺伝子組換食品ではありません」見たいな但し書きがあったり、そもそもスーパーの店頭で「遺伝子組換食品は取り扱っていません」のような書き方で、まるで、悪者扱い。しかし、別に狂牛病とか、O157とか、そういうわけでもないようで、いったい何者?なんでしょう。
 僕の認識では、本来は交配などで行っていた品種改良を、直接遺伝子に手を加えて、、、というものだと思っていたのですが、そういう観点からは、なんら交配と異なるような印象を受けないんです。なにが不安?もし、なんか単にこの遺伝子操作その物がいい印象じゃないとしたら、それもなんの根拠もないようなものだったら、なんかせっかく頑張ってる科学者さんたちが可哀想、、、とか。
 で、もしかしたら、僕の認識が間違っているかも、とネットで検索をかけてみる。まあ、それなりにヒットですね。いくつか見て回ったところで、要約しますと、確かに、遺伝子組換をした後に、その組換をした部分についての安全性というのはちゃんとチェックされているんですが、それとは別に、というか全く予想外のところに影響を及ぼしたりすることもあったそうで、そういう意味では、長期的に様子を見ておかないと、「安全」とは言えない、ということですね。だから、消費者がそういった情報をちゃんと手にした上で、商品を選べるように、情報の公開をするべきだ、というのがだいたいの意見のようです。なるほどなるほど。前例があるなら、そりゃ慎重にもなるな。
 そこで、うかんださらなる疑問。というか、慎重になっている割には、多分アメリカから輸入されている多くの飼料とかは遺伝子組換なんじゃないかな、とか、それを食べて育った畜産物(輸入された畜産物はまさにほとんどそうに違いないと思いますが)を僕らが食べてるわけですけど、それについてはなんの問題も上がっていないように思えて、それはいったいどうなってるの?いや、別に、それがどうこうっていうんじゃなくて、これは単なる疑問です。誰か知っていたら教えてください。
 結局のところ、なんていうか、遺伝子組換でもいいから、安くしてください、とかそんな、調べた事に対してなんの成果も上がってないようなことを考えてしまう今日この頃でした。