日フィル京都公演

 に行って来ました。グリンカ、チャイコのピアノ協奏曲1番、運命、べたべたなプログラムです。べたべたなだけあって、子供連れも結構いました。でもね、冒頭のフレーズ知ってるからって、隣を向いてしゃべらないように!
 まあ、演奏会そのものについての感想はさておきましょう。関係者の方がみないとも限らないし・・・というかkatsubas様、今日はごちそうさまでした。m(_ _)m
 とはいうものの、ピアノについてちょっと。個人的には、プロのピアノの演奏に対しては、まず、完璧さを要求してます。それと、もちろん表現力。でも、これら二つはどちらがかけても駄目。単なる技巧的に走った演奏ももちろん駄目だけど、綺麗に歌い上げてるけどミスタッチもある、という演奏も駄目です。ミスタッチってあれですよ、弦楽器でいう音程がずれる、どころの話じゃなくて、音が違うんですよ。これはどうしても聴き流すことができなくて。。。
 で、チャイコ。いやあ、さすがに、作った当初、「弾けるわけがない」といわれただけあって、これは難しい曲ですね。(いや、もちろん弾いたことはないけれど)しかしながら、この曲については、自分の中に、すでに名演という部類に入る演奏を生で聴いたことがあるので、どうしてもそれと比較してしまいます。
 ついでにいうと、べつに差別とかじゃなくて、ピアノ弾きは男がいい。だって、音量の豊かさ違いすぎますよ。特に編成の大きなコンチェルトになるとますますわかります。ベートーヴェンとかモーツァルトならいいんですが、チャイコやラフマニになると、オケに負けないようにと、力尽くで音を出しているような感じがしてならない。もっと腕に重みがあったらいいんでしょうけど、女の人にはこれは酷だしな、と。
 今日の演奏は、というと、まあそれはいいじゃないですか。楽しかったし。意外に「運命」も短いもんです。
 あ、結局感想みたいになってしまった。そうそう、実は京都コンサーホールで演奏会を聴いたのはこれが初めてでした。まだ聴衆としても慣れてないですね。奏者としてももちろんそうだけど。