超常的

 今はどうなのかわからないですけども、少なくともちょっと前だったら、「超常現象」なんていう言葉が出てくることも決して少なくはなかったような気がします。で、この「超常」ってなんなんでしょうね?というわけで、手持ちの辞書で調べてみますと、「超常現象:常識では考えられない現象。科学では説明できない現象」とある。ふ~む、案の定やっぱり変。
 僕は別に科学万能主義というわけではないですけども、なんか、この言葉って変ですよね。「超常現象」を解明する、なんていう話があったりするわけですが、これが一番変。いわゆるところの「超常現象」はぶっちゃけた話、偽物か本物かってことになるわけですが、偽物だったら論外なわけでまあそれはおいておいて、偽物である証拠が見つからなかった場合に、それは、とりあえず「科学では説明できない現象」として扱われるわけなんですが、しかしながら、解明された時点で、これは「超常」ではなくなってしまうのと同時に、さらにいってしまえば、未来永劫にわたって、「科学」で解明できないことなどあるのだろうか?という思いもあったり。
 より正確に言うならば、「その時点の科学では解明できない現象」というところなのでしょう。が、ただ、いつも思うのが、こういった現象を前にした時の、人の反応ってだいたい決まってまして、「世の中には科学で説明できないこともあるんだ」か、「科学で説明できないことなんてありはしないから、これはまやかしだ」か、どっちかなんですが、どっちも、今僕がいっている、「その時点の科学では解明できない現象」という感じではないんですよね。つまりちっとも問題の解決にはなってない。
 常識や、科学法則なんて、今までの歴史の中で何回塗り替えられたことでしょう。それはこれからもずっとそうなっていくんだろうし、その塗り替えられる瞬間が今じゃない保証なんてどこにもありはしない。そういう意味では、広く受け入れていく必要っていうのがあるんじゃなかろうか、とか思ってしまったりします。まあ、もちろん、偽物はいけないですけども。
 ちなみに言うと、宇宙人が別にいたっていいし、超能力があったっていいと思いますよ。幽霊は、集団的無意識の説に一票入れさせていただきますけども。
 全国的に一気に梅雨入り。確かにいきなり雨降ってるし。蒸暑い・・・あ、そうそう、今朝の日食はやっぱりみられなかった。見られた人とかいるのかなあ?


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