12月に読んだ本-2「ウェブ人間論」

前作「ウェブ進化論」に続く第2段?。今回は対談です。



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ウェブ人間論

梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社 2006-12-14


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梅田さんのいうところの「ゴールデンエイジ」にニアミスな僕ですけれど、その「ニアミス」っぷりをなんとなしには感じていた今日この頃です。

それはさておき、「ネットにすむ」感覚っていうのはどうなんでしょうね。僕は結構、まあ一日の半分近くを「ネットで生活している」感を持っていますけれど、周囲の人(職場の人も含む)では、あまり共感できるようには思えないような。どっちかっていうと「ネットにすむ」=「オタク?」みたいなイメージ・偏見(決して「オタク」がマイナスイメージではないですけれども、ここではとりあえず「ネットにすむ」=マイナスイメージ、ってことで)が、自分自身にも多少なりともあるからかなあ、って。これだけ、パソコンが普及して、インターネットが普及して、誰もが「パソコンが使える」=「ウェブが見られる・メールが送れる」という風に思ってしまうほど、それなりの部分をインターネットに依存しているにも関わらず、この裏で動いているものすごい変化の流れには気付いていないのか、気付こうとしていないのか。

それこそ19世紀に鉄道ができた時に「便利だけれど、それほど自分には深くは関係ないや」というのと同じ程度のものなのかもしれませんね。今のところは。まだ、危機管理をみんなが自分でできるところまではきていない。だから、深くは入り込めない。目に飛び込んでくるのはネットの「闇」の部分の暗いニュースばかり。自分で、生き抜いていくための力を手に入れようというほどのやる気にもならない。そんなところでしょうか。

でも、やっぱり、これは便利だし。もう動いちゃってるんですよね。ものすごいスピードで。僕の子供の世代なら簡単にその流れに乗れるかもしれない。その頃までに流れが安定していれば、ですけれど。じゃ、今、僕はどうするかって。がんばるしかないのかな。流れに乗って、ね。

なんにしても、もう一度「進化論」の方を読み直してみようかな、と。んで、平野さんの本も読んでみたくなりました。文庫化もしているみたいだし。