アンサンブル 4season’s の演奏会を聴きにいってきました

ちょっと縁がありまして、セントポールは自分とこでも演奏予定ですし、演奏会にいってきました。

曲目 ヴィヴァルディ 四季「春」より第1楽章
ヴィヴァルディ チェロ協奏曲
テレマン ドン・キホーテ組曲
バッハ ヴァイオリン協奏曲第2番
ホルスト セントポール組曲
ピアソラ ブエノスアイレスの四季より「春」(アンコール)
日時 2023年4月30日(日)
場所 豊中市文化芸術センター小ホール

先週自分ところの弦楽アンサンブルが本番だったこともあって、弦楽脳・弦楽耳のまま、コンサート会場へ。

選曲とか、本番の流れとか、会場の雰囲気とか、いろんな視点でも演奏会を楽しませてもらいました。指揮者無しだったし、指揮パートしても興味津々。

小ホールははじめて(というか多分豊中のホールがはじめて?)でしたが、京都から多少アクセス遠目ですが、響きも雰囲気もいいホールで、これは抽選大変なのも納得です。

演奏会のオープニングで拍手をする暇もなくいきなり四季が始まったのにはびっくりしたけど(プログラムには載ってなかったし)つかみとしてはよかったですね。

テレマンは完全に初耳の曲でしたが、元の題材があり、しかも今回曲ごとに解説ナレーションが入ったので、情景も想像しやすくて、選曲候補としてもストックしておくかな、とか。

セントポールは盛り上がりますね。自分とこでも今度やる曲ですけれど、終楽章のグリーンスリーブス重なってくるところは「ホルストさん、ほんまええ仕事やわ〜」と。

終わってみれば休憩込みで2時間弱と結構長い時間でしたが、それぞれの曲がそこまで長いわけではないので、あっという間に終わった感じがありました。

いい演奏会をありがとうございました。

演奏会のお知らせ : 京都市民管弦楽団第107回定期演奏会(2023.5.28)

ちょうど1ヶ月前ですね。先日の弦楽の本番終わってからの告知にしようと思っていたのでちょっといつもより遅めのブログですけれど。

日時 2023年5月28日(日) 13時開場 14時開演
場所 京都コンサートホール
曲目 ドビュッシー(ビュッセル) 小組曲
プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第1番
プロコフィエフ 交響曲第5番
指揮者 坂入 健司郎
Vn独奏 石上 真由子

京都市民管弦楽団

個人的には初挑戦のものばかり、そして今回は全曲トップをさせてもらうことになりましていろいろ奮闘中です。

さて、大好きなドビュッシー、やっと小組曲できますよ。やったね。最初のpizzさえうまくいけばもうこの演奏会は成功です、多分。

プロコフィエフはどちらもやりがいのある曲たち。下からしっかりと支えつつ、たまにはきれいなメロディーも奏でつつ、Vnのソロに聴き惚れつつ、なんか最後は自分もソロがありつつ。忙しいな。

こういっちゃなんですが、Vnソロすごくいいんで、それだけでも聴く価値はあると思うのです。でもオケも聴いて欲しいのはもちろん。

せっかくなので若いお二方のプロフィールリンクでも張っておきます。

坂入健司郎 | 日本コロムビアオフィシャルサイト

石上真由子 | 日本コロムビアオフィシャルサイト

練習は佳境に入ってきましてあと1ヶ月、どこまでのぼっていけるかな。弦も替えたし、あとは毛替えして万全の体制でのぞめるように。

と、そういうわけで、手元にチケット何枚かありますので、Vnソロのついでにいとーけーの演奏姿でもみてやるかっていう人は是非お声がけくださいませ。

大宮リリックアンサンブル 第5回演奏会でした

春の陽気に恵まれて、演奏会も無事に終わりました。

曲目 グリーグ 組曲「ホルベアの時代から」
バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より
               「シャコンヌ」(弦楽合奏版)
ブラームス 弦楽六重奏曲第1番(弦楽合奏版)
場所 ムラマツリサイタルホール 新大阪

チラシのステンドグラス、全体像はこんな感じで。

総演奏時間約75分って、もうフルオケの演奏会とそんなに変わらないし、ブラームスの40分間は正気を保って棒を振り続けるのほんと大変でした。

いい意味での本番ならではの演奏もあってそういうのをちょっと楽しんだり、ちょっと冷や冷やしてみたり、いろいろあったような気もしますけれど、終わってしまうとあっという間です。

指揮者目線的には最高のd-durを本当にありがとうございました。いやあ、一番好きなところってずっと言ってましたし、目から汗が出そうでしたよ。

前回の演奏会がいろいろあって8月開催だったので実質1年半でここにこぎ着けました。大曲難曲過ぎてその道のりは決して平たんでは無く(って言いたいだけですが)。そもそもこれはトリプルメインといっても過言では無いというか、ブラームスがでかすぎて相対的にそう見えていない気がするだけで前2曲も十分大曲なのですよねえ。まあ、曲を最終的に決めたのは自分ですけれど・・・

そんないろいろありましたけれど、なんといってもたくさんのお客さんの前で、しかもいっぱい拍手をもらって(びびってカーテンコール1回しかできなかったけれど、あれはもう1回くらいはいけましたね、そういう機転も今後の課題)、自分たちの音楽ができたよかったです。

ひさしぶりの打ち上げではおいしいビールもたくさん飲めました。

関係者のみなさん、お手伝いいただいたみなさん、聴きに来てくれたみなさん、おつかれさまでした & ありがとうございました。

なにより、普段の練習についてきてくれたり、留守番してくれたり、本番聴きに来てくれたり、打ち上げに付き合ってくれたり、そんな子たちには感謝感謝です。

次はこんな感じ。今回の反動で短めの構成になっているけれど、いろいろ思案中。練習開始が楽しみですね。

「ドビュッシー (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

作曲家の本を読んでいこうシリーズもこれでいったん一段落。

ドビュッシー – 音楽之友社

ピアノ好きなので、好きな作曲家といえばドビュッシー、というわけで、ドビュッシーのピアノ曲ばかり聴いていた頃もありました。たまには弾くほうでチャレンジしてみたのも今は昔。

先駆者はいつも大変そうです。そして天才か。もちろん、作曲家といっても人間だよねえという人間味あふれる話から、同時代の同業者とのやり取りもあってなるほどなるほど。芸術家ってそういうことだと思いますが、職業作曲家というのは大変そう。

終盤は第一次世界大戦とかぶるのでそのあたりが私でも知ってる歴史の1ページとリンク。

上述のようにドビュッシーといえばピアノ、という感じでしたが、もちろんそれだけじゃなくて、歌曲とか舞台芸術的なものも興味出てきますね。早速最後の作品といわれてるヴァイオリンソナタを聴いてみたり、噂の牧神の午後をバレエ付でみてみたり。

(こういうときに、海の向こうでははじまっているクラシック音楽専門のApple Musicがあるとほんとに便利なのだけれど・・・)

バレエはチャイコとかプロコとかの一部しか見たことはないけれど、牧神は当時の人には衝撃的だったのはなんかわかる気がする。バレエ自体はドビュッシーのせいではないけれど。

晩年に6つのソナタを企画していて、その6曲目が「コントラバスと器楽合奏」のためのソナタだったそうですが、結局全く手付かずで、はたしてどんな曲になったんだろうな、と。

と、まあ、時間あきつつ3冊読んでみましたが、また縁のある作曲家のこういう本も読んでいきたいものです。縁、という意味では次は誰だろう。

大宮リリックアンサンブル 第5回演奏会のお知らせ

もうそろそろ1ヶ月前ですね、ということで夫婦でやってる弦楽アンサンブルの演奏会のお知らせです。

日時 2023年4月23日(日) 14:30開場 15:00開演
場所 ムラマツリサイタルホール 新大阪
曲目 グリーグ 組曲「ホルベアの時代から」
バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より
               「シャコンヌ」(弦楽合奏版)
ブラームス 弦楽六重奏曲第1番(弦楽合奏版)

詳しくは以下のチラシをごらんください。相方さんの作るステンドグラスですが、今回はコントラバス + αがテーマ(私のリクエストじゃないですよ)になっています。当日実物が飾られます。

またホームページはこちらを。

大宮リリックアンサンブル

なんか、いつになく大曲そろいになってしまって(決めたのは自分ですけれど・・・)、あとからあたふたしている今日この頃ですが、それでも演奏会に向けてラストスパートまっただ中です。

恒例になってますけれど、ここではもっぱら指揮パートなので、楽器を弾くわけでもなく、スコアとにらめっこしながらなんとか目指す音楽を探そうと翻弄する日々です。

コードも書いてない、ベースも弾いてない、というかなりレアないとーけーがみられるチャンス、ですね。社会情勢的にコンサートも普通に開催できるようになってきましたね、って感じで、未就学児童入場可能な演奏会ですしぜひぜひお越しくださいませ。

*なお、整理券が必要なので、お声掛けくださいな

第二種電気工事士合格しました

試験自体は去年末に終わっていたのですけれど、免状がようやくとどいたのでこれで一段落ということで。まとめてご報告。

免状の人相が怪しすぎるので(おそらく自分が送った証明写真より明度が落ちている気がする)、ここではぼかすとして、遅ればせながら振り返ってみますか。

なぜ

前回簿記3級受けてからなんやかんやで1年経ってますが、まあなんか継続的になにかしら勉強を続けていく一つの方法として試験を受け続けるのも自分的にはあってるスタイルなので、なにか受けるとしたらなにがいいかなって思った時に、なにかと便利な気がする電気工事士を、と。

別に家の工事を自前でとかそういう計画があるわけじゃないですが、知識と資格があればきっと役に立つこともあるはず、と。もちろん、結局役に立たなくても、ね、気にしない。

一般財団法人 電気技術者試験センター

筆記試験に向けて

勉強しはじめたのは2022年の夏ごろ(参考書をAmazonで買ってないから履歴がない・・・けど多分6月後半くらい)。使ったのはこの本。

もちろん今は、2023年度版がでているのでそちらをどうぞ。

最初ざーっと読んでも当然頭に入ってくるわけもなくて、2周目くらいから本腰入れます。このあたりからアプリも使って、過去問をぽちぽちと。

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さすがに過去問も最初は全然ダメだけれど、何度も解きながら覚えていくスタイル。

アプリについてですが、前者は問題量が少ないし課金しないと全部はみられないけれどそれでも各問題ごとに解説がついているのでそれがすごくよかったです(つまり課金した)。後者は問題数がとにかく多くて、こっちはこっちで量をこなすのにはよかった。

通勤時間に前者を2周くらいして、後者をとにかくやり込む、本番直前は前者に戻って解説を見ながら最終確認、って感じで。

もちろんこれだけじゃなくて、本家のサイトから取得できる過去問を本番形式で解いていきます。サイトにのってるのは全部解きました。平成21年のからだから・・・何年分?かはさておき、PDFをiPadに取り込んでいつものように。

試験の問題と解答 | 一般財団法人電気技術者試験センター

iPad miniだとちょっと画面が狭いので、配線図とかが小さく見にくかったり、複線図が書きにくかったりしたけれど、それはそれとして。

2時間の試験時間に対して、ざーっと解いて見直しなしでだいたい30分。50問中45問以上くらいは正解するようになってました。最後は上述のようにアプリで最近の過去問を復習しつつ、苦手な部分の複線図を何度も書いてみたり、参考書をもう一度全部読んでみたり。

筆記試験

ネットで受験申込をするんですが、受験票が届くのは気持ち的に試験ぎりぎり。10月30日の試験にたいして、10月14日に発送されたはずの受験票が10月18日に届きました。なんか届かないとドキドキしますよね。

当日の話はここにも書いてた。

第二種電気工事士筆記試験 – itokの日記(2022.10.30)

1時間経ったら途中退席ができたので、30分くらいで解いて、何度も見直して、退出可能になったら退出っていう感じで。

とにかく問題用紙が思ったよりでかかった(普段の作業領域と大違い)ので、なるほどこれなら書き込みもたくさんできるし、図も見やすいですね、って。(技能試験のは普通にA4サイズだけど、筆記のはB4サイズ)

解答は翌日に公表。9〜10時くらいには公表されていたかな。早速自己採点したら50問中48問正解っぽかったので多分大丈夫!(6割正解が合格ラインだそうで)

技能試験に向けて

技能試験には工具がいるし、練習のためには部材も必要。

筆記が受かってないとなんか買いそろえる気にならなくて、そのへんはちょっと様子見をしてたんですが、結局購入。まずは、工具の使い方とかを動画で確認。

一式を販売してるHOZANさんの動画が見やすくてよかったです。主に単位作業の動画を見てましたが、たんたんと手元で組み立ててくれるんで、時間のある時に1.x倍速再生とかして何度も確認したり。

電工試験の虎_ホーザン – YouTube

本も1冊買いました。

1回目は、本に載ってる課題を作りながらわからなかったら解説を見る、という感じ。最初の数パターンは40分の試験時間に対して参考書を見ながらぎりぎりくらいの時間がかかっていましたが、徐々になれていきます。同じ作業が多いし、複線図書くのも筆記の時にさんざん練習したので。

2回目は、前期試験の過去問を実際に解いていきます。パターン決まってるんで、上の本に載ってる課題とそんなに違うところはないんですけれど。過去問をプリントアウトして、その余白に書き込みしてっていうなるべく本番に合わせたスタイルで。そうそう、本番の作業スペースがわからなかったですが、ネットで調べてみたら幅100cm / 奥行き50cmくらいが目安っぽいので、それもなんとなくそれくらいに合わせてやってました。

1日1パターン、夕食後に台所でおもむろに配線を組みはじめるおとーさん。そんな光景の広がる日々でした。

参考書や動画では計測方法とか剥く長さについていろいろスタイルがありましたが、それは自分に合ったものをその中から選んできてある意味自己流確立。いろいろ見てると、とにかく素早く急いで作業できるようにっていう感じのモノが多いですが、そんなにあわてなくても、手順をスムーズにこなせば急ぐ必要はなかったかなあ。結局、ケーブルの長さはメジャーで測ったし。

ケーブルといえば、最初に各配線の実際のケーブル長を書き込んで、配布されたケーブルをどのように分割したらいいか目安を作るようにしたら、ケーブルが余ったり足りなくなりそうだったりそういう過不足がなくなってよかったです。

最終的にはほぼ20分で組み立てられるようになったので、落ち着いて丁寧に作っても時間的には余裕があるな、という仕上がり。

全課題を2周して、ちょっと気になるやつだけもう一回やってみて、あとは単位作業を個別に練習して当日に向かいます。

それと、公表されている欠陥の判断基準は試験直前まで何度も目を通しました。ここ大事ですからね。

技能試験

京都府はみやこめっせのだだっ広い会場で行われました。この間イベントあったとこやん、このフロアに全受験者いるんか〜、とかそういうのはさておき。

12月24日の試験だったので、寒さ対策は万全に。会場はもちろん特に寒くはなかったけれど、指がかじかんで動かないとかそういうの困りますからね。

作業はいわゆる普通の長机の両サイドに2人掛け。想定していたくらいの広さですが、ちょっと奥行きが狭かったも。とはいえ、やっぱりある程度狭い作業スペースで効率良く組み立てていく練習も必要ですね。机のどちら側に座るかでも部材の置き位置と変わるからこの辺は完全に運。まあその運で左右されるほどのことはないと思うけれど、自分的にはやりやすい側に座れたのはよかったかなあ。

部材が配られた瞬間にその部材でどのパターンの試験かだいたいわかるから、脳内複線図が事前におおよそ書けるという。

落ち着いて組みはじめて、それでも珍しく圧着に失敗しかけたりしたけれどそこは深呼吸。ゆっくり丁寧に組んだので想定通り30分くらいで組み終わり、残り10分使って最終確認。試験時間終了後は作品が回収されるのをひたすら待ちます。

技能試験も翌日くらいに解答が公表されてたけれど、それを見たところで自分のに欠陥があったかどうかはわからないのでそこはスルー。

合格

ここまでが去年の話。

1月末にWebで合格発表があり、無事に合格しているらしいとのこと。

余談ながらWebの発表は自分の番号が「合格者リスト」に含まれているかどうかを検索して返す仕組みになっていて、結果表示の「合否」の欄が「合格者一覧にあります」っていう記載になってるのがなんとも不思議な気持ちに。そこは「合格」って書いてくれないとなんか不安になるよ〜みたいな。

で、2月8日合格通知書が届きまして、これで完了でもよかったんですが、せっかくなので免状も発行してもらいます。

免状発行の手数料支払いとか証明書の写真とか準備するものはいくつかあるんですが、それをそろえて2月10日発送。

第二種免状交付申請手続きについて|京都府電気工事工業組合(公式ホームページ)

だいたい3週間くらいかかるってことで、合格直後はもっと混むってことで、そんなイメージで待っていましたが、3月14日に不在票が入っていて(簡易書留)最終的に受け取れたのが3月16日でした。受け取った免状が冒頭のやつです。これで任務完了。長い道のりだった〜

雑感

前回の簿記の試験ほどには緊張しなかったかも。試験の雰囲気を思い出してきたからかな。

いつもながら、ある程度問題が解けるようになるまでがつらい。今回は覚えることが多かったですからね。パーツの名前とか用途とか、そういうのはなかなか難しい。

個人的には筆記試験の前にちょっとくらい技能の知識を入れていたら、もっと解きやすかったかもっていうのはありました。コンセントの配線とかね。余裕があれば、だけど。技能の勉強はじめて「あー、ここまで勉強していれば、筆記で悩まなかったのに〜」とはなったので。複線図にしても実物と連動させると頭に入りやすかっただろうなあ。(6割で合格なので、そこまで突き詰めなくてもいいんですけれど)

そしてそういったもろもろはもう忘れてきているけれど、、、いくつかは記憶の片隅に残っていて、普段の生活でも役に立つことでしょう。

というのも、家のメンテの話をしたりする時にちょっとだけ話がわかるようになった気がするのです。多分。

一応次の目標もあるような雰囲気で、なんとなくぼちぼち動き出してはいるんですが、どこまでいけますかねえ、あきらめずに走りきれるかな、どうかなあ。

献血日記(138)

前回から1月半くらいあいてしまった。2月短いからなー

献血ルーム四条|京都府赤十字血液センター|日本赤十字社

検査採血後のベッド準備待ちがフードコート的な感じになってた。呼び出し装置を渡されて、それが鳴ったら採血ルームに向かう、みたいな。

献血ルームでは基本受付番号で呼ばれて、その場その場で毎回本人確認(名前と血液型)って感じなのですが、番号で呼ばれるのって、自分の名前じゃないぶん聞き逃すこともあるし、トイレにいってる場合(採血前はトイレ推奨)もあるから、これは便利。

しかもちょっと高機能で、ちゃんと液晶にメッセージでるのよね。(そして、呼び出し音もそんなに大きくないから、他人のはほとんど気にならない)

前回の続きで呪術読んでたらやっぱり1時間の採血はあっという間で、しかし、渋谷事変長いな。次の献血で終わるかな〜どうかな〜

今日のお土産は、絆創膏セット(以前ついてた綿棒がなくなってるな)とお茶漬け(オフィスのお昼で使ってるので助かる)と、ポイントたまったので献血パック風保冷剤。

今度はB型にしましたよ(前回もらったA型のは冷えてる状態)。全部コンプする勢いで。って、ラベルの色が違うんですね。ぱっと見わかりやすいようにかな。こういうものなのかな、っていうのも集めればわかるか。

血はいつも足りていないので、可能なら予約した上で、みなさんも是非どうぞ。

京都府赤十字血液センター|日本赤十字社

「ブラームス (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

作曲家関係の本を読んでいこう企画。

ブラームス – 音楽之友社

作曲家にフォーカスした本といえば、たとえば伝記とかになると思うんですが、伝記という意味ではそれこそ子どものころに読んだような世界の偉人シリーズ的なもの以来ではなかろうか、と。

といいつつ伝記というよりは、ブラームスを取り巻く世界とともに、当時の手紙とか関係者の話も織り交ぜながら、ブラームスとその曲を深掘りしていこうという感じ。

いつも話題にしているシューマンとクララの話はもちろんですが、ワーグナーとの関係(というほど関係はないけれど)とか、同時代の作曲家とのつながりとかいろいろあって「あーこの人も同じ時代だったのか、っていうか直接会ったこともあるのか」などと新しい発見。

もともとピアノ好きなので、ブラームスのピアノ曲もたくさん聴いてたし、挑戦しようと思ったこともあったので、その辺の話もよかったなあ。なにより、今どき気になる曲はそのまま配信で確認できたりしてよいですねえ。気になるという意味では、最後の管弦楽曲としてのVn&Vc協奏曲は自分自身あまり触れてこなかったですが、ちょっと聴いてみるかあ、と。

ほんの最後には各曲に対する解説もざーっと載っていて、いろいろと参考にできそうな予感もありつつ。

個人的にチャイコフスキーの5番の本人指揮をブラームスが聴いた時にエピソードがツボで、
ブラームス「フィナーレをのぞくとすべて気に入った」
チャイコフスキー「ブラームスも演奏者もフィナーレは好まなかったが、実は私もかなり嫌なのだ」
だってさ。

作曲された当時の背景から作曲者の曲に対する想いがちょっとだけでものぞければ、自分が演奏する時のわずかな糧になるかもしれない。たぶん。しらんけど。

というわけで、縁がある時は積極的にこういう本も読んでいきたいですね。

「プロコフィエフ短編集」を読みました

ご存知作曲家のプロコフィエフさん、に関する短編集ではなくて、プロコフィエフ本人が書いた短編集です。作曲や演奏だけじゃなくて物語も書くのですか、と。

イメージとしては、欧米作家の近代の短編と雰囲気近いかなあ、という感じ。まあ、そういう時代の人なのでそりゃそうだってことですが。

音楽に関する話はほぼなくて、というか1話だけ楽器が出てくるんですが、この先どうなるか?って思った矢先に「未完」という悲しい結末(ネタバレごめんなさい)

あとは子どもが主人公だったり、ちょっと恋愛モノっぽかったり、ひたすら不思議な世界だったり、おっさんがだべってたり、そんな小説たちがつまってました。

後半には、日本滞在中の日記も載っていてこれも結構面白い。日本滞在中に多くの短編を書いていたようで(作曲はほとんどしていない)それについての記述がちょうど「さっき読んでたやつここで書いたんや」ってなったり、ほかにも日本のクラシック聴衆についての辛辣なコメントがあったり、金策や芸者の話などなど人間味あふれる感じ。

京都奈良方面に来られていたのは何となく知っていたんですが、読んでいるとなにやら京都観光で『トンネルを備えた水路を舟で巡った』らしく「これって琵琶湖疎水やん!」ってなったのがこの本で一番のハイライト。いやあ急に親近感わいてきましたねえ。

最終的にアメリカに渡っていくんですが、タイミングによっては日本で作曲の依頼を受けていたかもしれない瞬間があって、こういうのも縁だなあ、と。

ちなみに、今プロコフィエフの交響曲に挑んでいるわけでして、だからこそこれを手に取ってみたのですが、小説を読むことで演奏になにかいい影響をっていう雰囲気はそんなにないんですけれど、この人は音楽も物語なのかなっていうぼんやり思っていたこと(言われていたこと)を改めて感じたというか、そういう次第です。日記で人柄も何となくわかったし、イメージ大事ですからね。

プロコの音楽に触れたことのある人は(そうでない人も)一度は手に取ってみるといいかもしれません。作曲家の書いた小説ってあまりなさそうだし、日記だけでも面白いけど、小説のほうもぜひどうぞ。

さて次はどちらに行くかな。(そういや、日記にドビュッシーについての言及もありましたね)

「三体0 球状閃電」を読みました

あの三体シリーズの前日譚?ということで早速。

実際のところ、原作の発売順としてはこっちのほうが先だったらしいですが、日本での発売が三体シリーズのあとになったこともあって「三体」というタイトルは日本語版だけのものだそうで、という関係。当時からどこまでシリーズとしての構想があったのかはわかりませんが、登場人物は少しかぶってる。というか、後書きを参考に三体本編のページをめくったら、確かにこの「球状閃電」での話題でてましたわ。なるほど。

SFの想像力はすごい。マクロな量子力学とは。リアル?シュレディンガーですよ。

単に宇宙に行ってドーン、とか、宇宙戦争が、っていうんじゃなくて、今回は完全に地上だけの話。戦争絡みなので、そこはちょっといろいろ思うところはあるけれど(日本ではこういう舞台設定にはならなそうとか)、それはそれとして。

いつもながら登場人物の名前を把握するのに多少手間取ったりしますが、まあでもそんなに主要キャストが多いわけじゃないから、中盤以降になってくるとだいたい大丈夫。

いろんな伏線が絡み合いつつも、理論物理系なSF話。三体を読んだ人にはぜひどうぞ。読んでない人もここから三体に進んでもいいかもですね。