近畿フィルハーモニー管弦楽団第37回定期演奏会でした

日曜はひさしぶりに大阪でオケの本番でした。

曲目 リスト 交響詩「レ・プレリュード」
ドリーブ バレエ「シルヴィア」組曲
ベートーヴェン 交響曲第3番
ベートーヴェン バレエ音楽「プロメテウスの創造物」より終曲(アンコール)
指揮者 岡田 良機
場所 いずみホール
備考 賛助

近フィル、ブログに記録残ってないけれど、あらためてさかのぼると2003年以来の出演です。10何年ぶり、とか言ってたけれど20年以上ぶりだった。

大阪でオケに所属していたころの知人の方々ともひさしぶりに同じステージに乗れてよかったです。いずみホールもひさしぶり。

ベートーヴェンは先日5番を弾いたところからの3番。これも20年以上ぶりだったなあ、あいかわらずめちゃむずい。リストも先日弾きましたね、そしてシルヴィアは初でしたけど楽しかったです。

ベース8人の後列で、いつもと違う雰囲気で、ある意味心に余裕を持ちながら(自分がパートを引っ張っていかなくちゃ、とかないので)地響きのお手伝いができたかなあ、と。

大阪での練習には車で通っていましたし、本番も車移動だったので、打ち上げはちょっと遠慮して自宅でおいしいビールをいただきました。

そういえば、買ったばかりの新松脂の本番デビューでしたが、まだなじめてはないかなあ(自分が)。弓の毛も古いしね。前使っていた6よりは粉が飛び散らなくなった感じ。

暑い中、客席はほぼ埋まってる感じで、関係者のみなさまお疲れさまでした。また機会があれば、ということで。

「ドヴォルジャーク (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

オケで演奏する作曲家シリーズ。今期はこれだけかなあ。

スメタナの指揮でビオラ奏者だったところにはじまり、リストとここでつながってくるのかそういや後進の指導に熱心でしたもんね>リスト、とか、ブラームスとはわりと仲良しさんでブラ3とドヴォ7が縁があるのはなんかオケ的にも縁があるなあ、とか、そういうここでその話が出てくるか!なんか張り巡らされた伏線が回収されてるみたい!、とまあもちろん史実なのでそういうこともあるわけなんですけれど、勝手にそういう盛り上がりをしてしまったり。

そういやピアノとかあまり聴いたことなかったけれど、ピアノ協奏曲は結構好みだった記憶があるけれど、そういうのも聴いておきたいですね、って思ってBGM的にそれどころじゃないから後回しになったりしてますが、ピアノくらいなら普通に作業BGMにできそうだった。

なんかこう、音楽の才能があるけど、他の勉強を強いられて、でも音楽の道をあきらめられなくて、みたいな話は今も昔もありそうだけれど、ここは完全に成功者バイアスなのでこの影にたくさんの音楽家を目指した人たちが・・・とふと思った今日この頃。

オケ的にはチェコシリーズなのでスメタナの本も探しているんですが、あるにはあるんだけれど、もはや絶版で普通には手に入らない(ネット上ではプレミアついてる)のでどうしたものかなあ、というところです。近くの図書館とかにも置いてなさそうだったしね。

じゃ、次なに読もうかな。

京都市民管弦楽団第109回定期演奏会でした

もう3日も経ってしまって完全に遅れてますが、先週末に本番でした、と。

曲目 シベリウス 交響詩「フィンランディア」
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ベートーヴェン 交響曲第5番
指揮者 小田野 宏之
場所 京都コンサートホール
備考 全曲トップ

名曲コンサートっぽさがあるけれど、演奏経験的には初対面の曲が多め。そのせいもあるのか、新鮮な気持ち(初対面なので新鮮なのは当たり前だけど)で、そしてわりと真摯に向き合えたんじゃないかと思うのです。多分。

和音を調べたりも今まで以上にしたので、いろいろと音楽作りの勉強にもなりました。

シベリウスは平和への祈りが届けられたでしょうか、というかいきなり体力勝負なのでペース配分慎重に、冷静に冷静に。

チャイコの冒頭、ゲネではよかったけれど、、、と思ったら本番はもっとよかった。1ページ目をなんとか切り抜けられたのでそれだけで大満足です。あ、もちろん、葬送行進曲のpizzもばっちりでした。パートのみなさんしっかりと合わせていただき感謝です。

そんなかんじで前半は好スタートを切ったんですが、やっぱりシンフォニーは別格ですね。ところどころで細かい?事故もいろいろあったような気がしなくもなく、それでもベートーヴェンを堪能できたんじゃないかなあと。まあ、初対面の5番、ベース張り切りゾーンはまだまだ太刀打ちできそうにないですけれど・・・

曲目的にお客さんもたくさん入ったようですし、そんな中で演奏できたのはよかったです。聴きにきていただいたみなさんありがとうございました。

おいしいお酒も飲めましたし、関係者のみなさんおつかれさまでした。

次回はこんな感じ。スメタナは前半3曲、メインはドヴォルザークのほうね。課題図書も読みますか。

ドヴォルザークといえば、そういえば、プラハの記念館に行ったことあるよなあ、と思って写真を探してみたらありました。20年くらい前。

ドヴォルジャーク博物館

像もとってたね、なぜこの構図なのかは不明だけど。

ドヴォルジャークホールの前のドヴォルジャーク像

演奏会のお知らせ : 京都市民管弦楽団第109回定期演奏会(2024.5.26)

先週末に集中練習も終わりまして、気がつけば5週間前とかそんな時期になってしまいましたが所属オケの演奏会のお知らせです。

日時 2024年5月26日(日) 13時開場 14時開演
場所 京都コンサートホール
曲目 シベリウス 交響詩「フィンランディア」
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ベートーヴェン 交響曲第5番
指揮者 小田野 宏之

京都市民管弦楽団

なんか学生オケのプログラムか、名曲コンサートみたいな感じなっておりますけれども、個人的にはついにきた!!!とね。オケ歴四半世紀を超えてようやく対面できたベートーヴェンの5番ですよ。というか、フィンランディアも初体験なので、今回チャイコ以外は初物ということで。

名曲コンサートっぽいということは、今回の作曲家みんながこのシリーズにあるということで、全部読みましたよ、なるほどなるほどと。

「シベリウス (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました – いとーけーのページ(2023.12.8)

フィンランディア。いきなり体力勝負です。短い曲なのに内容盛りだくさん。重厚な和音の土台を築けますように。

「チャイコフスキー (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました – いとーけーのページ(2023.11.13)

「ロミオとジュリエット」を読みました – いとーけーのページ(2023.10.28)

チャイコは何回目?ブラス版も含めたら5回目くらいかな。今回はちゃんとロメジュリの話も読みましたし、この物語をお届けできるとよいですね。

「ベートーヴェン (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました – いとーけーのページ(2023.11.28)

ベートーヴェンの5番は、もちろん有名な名曲ですけれど、単純にクラシックに関わりはじめてからずーっと好きで、ずーっとやりたかった曲なのですよね。なんでか演奏する機会と巡り合わず、何度かすれ違いもあったような気がするんですが、まあ、でも今はこのタイミングで初対面できてちょうどよかったなと思う今日この頃です。

楽器演奏だけじゃない周辺知識もいろいろ取り込んでいるところですし、音楽により近づけるようになってきたのではないかとかそんなことを妄想しております。実際にいい演奏ができるかはまた別の話ですけれど、意気込みとして。

そういうわけで、手元にチケット何枚かありますので、たまにはいとーけーの演奏姿でもみてやるかっていう人は是非お声がけくださいませ。

よく知られた名曲をアマオケが半年以上かけて真摯に取り組んだ成果、どうなりますことやら。

墨染交響楽団第31回定期演奏会でした

今年1回目の本番。

賛助出演なんて何年ぶりだろう・・・今の京都市民管に参加させてもらって以来かもです。というのも2020〜2022ころにいくつかお声掛けいただいたんですけれど、いろいろ社会情勢により演奏会そのものが取りやめになって、というやつで、ちなみに今回の墨染さんもその意味ではその時期に2回ほど機会があったのにどちらも中止になりいわば三度目の正直といった感じで。

曲目 モーツァルト 劇音楽「劇場支配人」序曲
R.シュトラウス ホルン協奏曲第1番
ブラームス 交響曲第2番
ブラームス ハンガリー舞曲第5番(アンコール)
指揮者 脇坂 英夫
Hr独奏 海塚 威生
場所 呉竹文化センター
備考 賛助

どこかで見たような曲目、というかめずらしく全曲演奏経験という状態でしたが、それはさておき、自オケのように前列でパートを引っ張っていくことはもちろんないものの、後列でしっかりと役目を果たすべくがんばらせてもらいました。

ブラ2はなんやかんやで5回目っぽくて第九の次に本番回数の多いシンフォニーになったなあ。何回弾いてもいい曲です。そして何回弾いても最後の音階は指が滑る・・・

冬の雨の日の演奏会でしたが、お客さんもそこそこ入っていたみたいでしたし、関係者のみなさまお疲れさまでした。また機会があれば、ということで。

今回、衣装を運ぶのに新しいグッズが導入されました。学生のころから使ってるガーメントバッグを買い替えたという感じで。スーツはもちろん、靴も別ポケットとして入れられるし、他の小物も全部一緒にいれてリュックで背負ってその上で楽器を運べる、と。本番でも椅子持参なのでちょっと大きくても荷物が一つにまとまるのは良いですね。

「音楽家の伝記 はじめに読む1冊 メンデルスゾーン」を読みました

ようやく読みましたメンデルスゾーン。

いつも読んでる音友の評伝じゃないのは、音友のいつものシリーズからはメンデルスゾーンの本でてないんですよね、と。んで、それっぽい本とかもあまりなくて、というかメンデルスゾーン関連の本がほぼなくて、そんなわけでここにたどりつきました。今回は伝記で。

子どもでも読めるというスタンスなのでかなり読みやすかったです。おかげで1週間くらいで読んじゃった。

さて、メンデルスゾーン、お金持ちの坊ちゃんで天才音楽家、みたいなイメージでしたけれど、もうなんていうかね、父親は大手私立銀行の設立者で18000坪の邸宅持ち、容姿端麗、教養も知識もあって真面目、絵も上手だし、そして音楽は天才的。という、そんな主人公、ラノベにもいないっすよ。もしかして転生者か?みたいな。

いろんな天才エピソード満載なので、それは実際に読んでいただくとして、他の作曲家みたいなダメ人間っぷりとか生活に困ってとかそういうのがないのでそういう意味ではかなり新鮮。あまりやきもきせずに読めたかなあ。まあ、ただ、38歳の若さでこの世を去ってしまったので、それはつらい話。もうこれは過労でしょ。真面目人間がんばりすぎ。

あと、ユダヤ人的な話があって死後1世紀ほど封印されたかのようになっていたので、そのあたりはちょっと不憫です。

そういや、ここにも出てきましたね、ベルリオーズ。ほんとこの時代のどの作曲家の話にも出てきますね。

今現在、超初期の作品と向き合っているところですけれど、これをちょっとしたスパイスにできたらいいなあ。(ちなみに、スコットランドとか真夏をやった時にこれを読んでいればなあ、とかそういうのはよくある話で)

結構読みやすかったということもありまして、すでに音友の評伝を読んだ作曲家でも、次に出会った時はこちらの伝記に目を通してもいいかもね、と。

Ensemble Amoibe 第60回記念公演を聴いてきました

演奏会聴き初め。ほんとは去年の8月に開催されるはずの演奏会でしたが、台風により延期されてようやく聴きにいくことができました。

以前、所属オケで共演させていただいた石上さん主催のアンサンブル。

vol.60 ベートーヴェン 七重奏曲 (京都・東京 2都市開催) – Ensemble Amoibe

曲目 ベートーヴェン 交響曲第1番 op.21(七重奏版)
松崎国生 Menuettissimo for solo violin from Beethoven’s Op.20(アンコール)
ベートーヴェン 七重奏曲 op.20
モーツァルト 交響曲第41番より第1楽章(七重奏版)(アンコール)
日時 2024年1月5日(金)
場所 京都コンサートホール ムラタホール

1800年にベートーヴェン主催で開催されたアカデミーに思いを寄せた選曲、パンフを読んでいたらその熱い思いがあふれてた。

交響曲第1番はわりと最近オケで弾きましたし、こんな編曲になるのか〜とか、あの部分はベースに回ってくるのか・・・とか、そういう楽しみ方もできました。というか、編曲は違和感ないし、演奏も全く違和感ないし、ハ長調最高!って思ってたらあっという間に時間は過ぎていきました。

カーテンコールが続いていたら、ここで前半のアンコール登場。1800年の演奏会になぞらえて、石上さんによる即興演奏風のVnソロ。めちゃかっこよかった〜

そんなわけで前半だけで楽しさでお腹いっぱいですよ、でもね、まだ食べられるんだよなあ、と思いつつの後半戦。

七重奏は演奏経験なしですし、あまり聴いたこともなかったので、付け焼き刃ですけれど演奏会前にいろんな演奏を4〜5個くらいBGMにしてから行くことにしました。こっちはオリジナルなのでベートーヴェンさんの思いをそのままに。どの楽章もほんとに至福で、特に終楽章のprestoはそのテンポ感にもうわくわくが止まらないって感じ。

メインディッシュもおいしすぎた〜と思ってからのまさかの山盛りデザート。いやいや、別腹なので大丈夫。前半の流れ的にモーツァルトかなとは思っていたけれど、ジュピターの1楽章とは!べーとーゔぇんTシャツを着てモーツァルトを演奏するのはなんかちょっと見た目にもおもしろかった。

別に色物があるわけでもない普通のクラシックの演奏会(曲目だけみるとわりとスタンダード)なのに、こんなに「楽しかった」って思うことはそんなにないよね、と。

といいつつ最近の演奏会感想ブログを見てたら、わりと「楽しかった」って書いてた。ここのところ聴くのはもっぱら室内楽ばかりですが、室内楽だと奏者との距離感が近いからとかそういうのもあるかもね。こういう体験を求めて今後もいろいろと聴いていきたいものです。

ちなみに今年の年末に今度はブルックナーの五重奏をするそうなので、そしてメンツがまた豪華すぎるので、予定をメモっておこうっと。

「シベリウス (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

作曲家シリーズもこれでひと段落。自オケの今シーズンで弾く作曲家は全部読んだことになりますね。

今まで読んできた中では比較的最近の作曲家シベリウスさん。「フィンランディア」作ったしフィンランドの人よね?くらいの認識でしたが、あのあたりはほんとに歴史的にいろいろと複雑な事情があるようで。

まあ、どの作曲家も18〜20世紀くらいなので社会的には激しく動いているタイミングもありますし、世界史で習うような出来事が普通に作曲の横で起きてるみたいなこともありますよね。

さて、シベリウスさん、お酒あり、タバコあり、作曲するために家族と別居してみたり、そんな感じのわりとありがちなパターンだよねえ、と。奥さん一筋だったのがまだましか、とか。やっぱりお金がなくて困ってるっていうところですが、このくらいの時代になってくると著作権の概念も生まれてきたようで、演奏されることで得られる収入もあったっぽいですね。

交響曲、そういえば2番3番は弾いたことある(1番もよく演奏される)けれど、3番もすぐには口ずさめないなあ、と思って3番以降をもう一度聞き直してみました。

3番、こんな曲だった。今思えばまだ普通にわかりやすい部類だし、かっこいい
4番、確かに難解・・・当時これは大変そう
5番、かっこいい〜いつかやりたい
6番、きれいですね
7番、こっちもきれい、これもいつかやりたい

もちろん個人の感想ですが、4番を聴くと他のはまだなんとなくすんなり入ってきそうな気がしました。気のせいかもだけど。

流行に流されることなくとにかく自分の音楽を追求したシベリウスさん。8番が有耶無耶に無くなってしまった(全部燃やしたのでは、という話)のはほんとに残念ですね。でも本人が納得いかなかったら仕方ないかあ。

さてこれでひと段落なので次はどのジャンルを読もうかな。

「ベートーヴェン (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

先日のチャイコフスキーに続いて、今度はベートーヴェンを。

ベートーヴェン – 音楽之友社

思えば、ベートーヴェンだけは子どものころになんか伝記とか読んだ記憶ありますよね。あと、マンガでかかれた世界の偉人みたいなのも何度も読んだ気がする。なので、いくつかのエピソードはなんとなく頭に残ってるし、そんな感じでこの本を手に取りました。

といっても300ページほどの本のうち評伝的なのは200ページであとは曲解説なので、200ページではエピソードは全部は語れない、というか、そういえばこの話はなかったな、ということもあったり(ということに読んだ後に気付いた)

作曲家の話はほんと最終的にはお金の話になっていくところもあって、やっぱり大変だなあという身もふたもない感想を持ってしまうわけですけれど、パトロン何人も抱えていい感じにスタートしたと思いきや、だんだんそれもうまくいかなくて出版社に前借りするみたいな話になるんですよね。自分で演奏会企画してももうからない、とかね。場所代と演奏家への支払いをしてしまうと、作曲者にはあまり残らないというつらい話。

色恋沙汰的あものはあまり触れられていなかったけれど、その一方で甥っ子に対しては一悶着どころかいろいろあったみたいでそのへん子育てって難しい。

ちなみに、今度交響曲5番をやるんですが(「運命」と名のついたそもそものエピソードが眉唾扱いなので、できれば番号表記で会話したいけれど「うんめい」の略称が便利すぎて・・・)5〜6番を作曲した頃のエピソードはそんなに書かれてなくて、、、ほかの曲に比べたらそれほどのことはなにもなかったのか紙面の都合なのか、どっちなんだろな。

後半の曲解説に交響曲にたいしてはハイドンやモーツァルトと違ってもっと慎重に作ってたみたいな話があったけれど、その後のブラームスさんはさらに慎重だったよねえ、とかそんな時代の移り変わりを感じながら。

よーし、これで初めての5番にもう一度向かい合っていきましょうか。5番はなんやかんやで初物尽くし(チェロバスが分離したり、トロンボーン・ピッコロ・コンファゴが入ったり)ですからね、楽しみですね。

「チャイコフスキー (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

今シーズンは偶然にも全部評伝がでているので、順番に読んでいかねばと。で、最初は先日読んだロメジュリつながりでチャイコフスキーさんから。

チャイコフスキー – 音楽之友社

管弦楽曲にはそれなりになじみもあるので、そのせいで多少は知っていることもちらほらと。「男友達」の話は有名ですしね。

作曲家はいつもお金に困ってそうで、作った音楽は出版社に売りきりですし、職業作曲家ともなると確かに大変。(このへん、著作権の概念が生まれて管理されるようになって改善したのでしょう、きっと)

時代背景もあってロシア帝政まっただ中ではありますが、そのおかげでかなり自由に作曲できたのかなとか。宗教曲は一悶着あったようですが、それでもその後のロシアの作曲家に比べれば、ですね。

この時代といえば、いわゆる五人組もいたんですけれど、あまり仲は良くなかったみたい。ブラームスとの絡みもちょっとだけ、これはブラームス側の評伝にもあったなあ。

女性関係もそんなに大変な感じじゃなかった(男性関係には悩んでいたようですが)し、ある意味全うな人生を送ってるほうではないかと思った次第です。それはどうなの?っていう作曲家多いから・・・

筆まめな人だったようで大量の手紙が残ってるわけですが、本人が危惧していたように後世の人に全部読まれてしまって、こうやって本になったりしていて、有名になるのもほんとに大変だわ。

私自身が演奏した当時はあまり考えてなかったけれど悲愴はほんとに死ぬ間際だったのですね。死も突然ですけれど。そして突然すぎていろんな疑惑が生まれたようですけれど。

なんと肉声残ってるんですよね。Wikipediaから聞けます↓
ピョートル・チャイコフスキー – Wikipedia


いろんな作曲家の評伝を読んでいると、時代的な横のつながりが結構面白くなってきて、じゃあみんなどのくらい同じ時代を生きてるんだろうって、思わず自分で表を作ってしまった。

ここ最近の自分の音楽活動に関係しそうな作曲家が主ですが。で、ここに弾いた曲をプロットしていくと、また違った視点で面白いかもねと思ったり。

それはさておき、少しはチャイコフスキーの音楽に近づけたかな、どうかな。近づけていたらいいな。練習もしなくちゃですが、ね。