多分、先月ごろにこの話題をしていたと思うんですが、なにかというと、ずっと探していた本のことです。何度も図書館に通い、貸し出しになっていないのにあるべき場所にはいつもなく、もう、紛失したのかなあ、と、ほとんどあきらめていたんですが、先日、たまたまいってみると、そこあるではないですか。で、当然早速借りまして、ずっとここ最近読んでいたわけです。家でも研究室でも。
内容はといいますと、はっきりいって物理の本です。相対論からはじまり、量子論、そしてひも理論(M理論)にいたるまで、が書かれています。メインは、最近のひも理論についてなんですが、まあ、確かに、以前に比べて、僕の物理学レベルが向上したのかもしれないですけど、学部生のころに何度かひも理論の(比較的)一般向けの本を読もうと志して、すべて挫折してしまったことを考えると、こんなに読みやすい本は今まで見たことがありません。
たしかに、なにしろ、500ページくらいあるくせに、数式が1つも出てこない。相対論に、量子論に、ひも理論ですよ。もう理論物理ばりばりのこの世界に数式の出てこない本があろうとは・・・
かなりおすすめの本です。物理を嫌いな人も、この宇宙がどうなっているか、という問いに対する最新事情を知るためにはいい本だと思います。こういうのを読むと、やっぱり物理って好きだな、と思いますね。確かに、もう研究からは足を洗うことにしているわけですけども、こういう本はこれからもどんどん読んでいきたいものです。
話は変わって、突然ですが、握力を測定してみました。ベース弾きたるもの、左手の握力はいかほどなものか、と。結果、右44kg。左43kg、一緒やん!でも、これってどうなんでしょうね。利き腕でない方の握力も、利き腕と同様にあるという意味では、すごいのか?まあ、そうというよりは、別に握力で弦を押さえたりしているわけじゃない、という持論の証明でもあった、と思いたいなあ。
これを見ると、去年の夏ごろに、左手がしびれて、という事件の時の握力が20いかないくらいだったことを思い出して、あれは、大変なことだったんだなあ、と思ったり。