パン屋のおやじ

 なんだか、リクエストもあるみたいだったり、そんな話もあるようなので、書いておくことにしましょう。とか、そういう感じですかね。でも、毎回行くたびに書いていたら、それこそ5日おきにこのネタを書くことになるわけだ、と思ったけども、いつもなにかがあるわけじゃないからいいのか。という結論に至ったので、まあ、細かいことは気にせず。この変な前置きも気にせず。
 パン屋に行きました。学校帰り、練習帰りに。練習場が個人練に使えなくなるのが18時頃でパン屋さんで割引サービスが始まるのが18時からなんで、結構ちょうどいいんですよね。なんにしても安くなるのはいいことです。安くておいしいんだから、ほんと問題なし。
 今日は、18時をちょっと回ったくらいだったから、おやじさんは珍しく(笑)普通に店内にいて、パンの並んだ棚を整理してました。で、僕はいつものように、食パンの棚の前に立って、「今日は何にしよう・・・安くなっているからといってちょっと高めのに手を出すか、それとも、やっぱり安いのにしてさらにけちるか・・・」なんてことを考えていたら、うしろからおやじさんひとこと。「おすすめは、その食パンと、カボチャやで」と普通の食パンとカボチャ食パンを指さします。なんでかよくわからないけど、おやじさんの「おすすめ」の言葉に反応してちょっと笑みをもらすと、「いやいや、今切り立てなんやって。さわってみい。やわらかいから」というので、そのパンを指で押してみると、たしかにそう。弾力ありますし。かなり。
 というわけで、カボチャ食パンを手にレジに向かう。「じゃ、これに。カボチャ好きだし」「これなあ、やっぱり値段の設定間違ってるよなあ」とおやじさん。確かにそうなんですよね。カボチャやら、紫イモ、くるみ、にんじん、とかいろいろある(全部で何種類あるのかはよくわからないけど、10数種類以上はある)中で、なぜだからカボチャだけ飛び抜けて低価格。ぶっちゃけ、普通の食パンとそんなにかわらないんですよ。そういう意味もありつつ、僕はよく買いますけどね。好きだし。「人気があるのは嬉しいんやけど、なんか売れるたびに複雑な気分やわ〜。今さら変えられんしなあ」ごもっともで。僕はお金を払いながらうなずき、笑わずにはいられず。で、いつものように「まいどー。おーきに」「ありがとーございましたー」と店をでた。
 パン屋の帰りによく思うこと。ここに通えるのも、あと数ヶ月だけども、そのあとにこんなパン屋さんに出会うことができるんだろうかなあ、と。
 ちなみに、普段は朝しか食べないんですが、特に献立考えてなかったし、せっかく柔らかいうちに買ってきたので、夕食で早速食べてみました。カボチャ食パン。久しぶりに焼かないままで。めっちゃうまかった〜

 9月ももうおしまい。なんか早かったなあ。