CD屋さんの誘惑

 CD屋さんに行く時って、2種類ある。純粋に目的があってCDを探している時と、単なる暇つぶし。で、前者の場合でも、目的のCD(というか、作曲家、演奏者などの組み合わせ)や、予算などと相談しながらだから実際には結構大変。
 今日は、前者の場合でした。でも、よくあることながら(僕だけかも知れないけど)本命には出会わないことが多い。そんな時でも、だいたいは、「あ、そういえば、こういうの欲しいって、以前思ってたなあ」というような、次点の候補があったりします。ただ、CD屋で一番怖いのは、そういうんじゃなくて、まったく予想もしていなかったような、掘り出し物や、新譜に出会う時。その誘惑には幾度となく立ち向かって、勝ったり負けたり。。。今日もそんな感じ。
 取りあえず、本命はありませんでした。まあ、それはいいとして、次点としては、アーノンクール&W.C.Mのヘンデル。これはこの間、大フィルのヘンデルを聴いた時に、そういえば、って思っていたもの。たしかに、お目当てのものはあったけども、インパクトにかけていたので、いったん保留。
 そして、問題なのが、その後、ぶらぶらしていて見つけてしまった特価コーナーのCD達。・アシュケナージのショパンピアノ全集(輸入盤正規の値段からしても3〜4割引だったけど、そもそも所持金的にも無理。でも欲しい・・・)・ズッカーマン&デュプレ&バレンボイムのベートーヴェン
 ピアノトリオとか、Vn、Vcソナタとか(9枚組でこの値段とは!だったけども、予算的には微妙・・・)・昔の巨匠によるショパン(ホロヴィッツ・ルービンシュタイン・コルトーによるショパン。各人1枚ずつの3枚組なのに、廉価版1枚並のお値段)というわけで、3番目のを買うことにしました。それでも、かなり迷った。特にベートーヴェンは。今度いく時までに、売り切れていなければいいけど・・・
 しかし、それだけでは終わらなかったのです。CDを手に取って、レジにもっていくまでに、最後の難関が待っていました。大好きなベーシスト、メイヤーの新譜が登場していたのです。今までは、カントリーとか、バッハの無伴奏とかだったんですが、今回は、いわばベースの王道、ボッテジーニの協奏曲とかをおりまぜた1枚になっているようで・・・その場に立ち尽くすこと数分。かなり迷いましたよ。(予算的には、微妙なんで)でも、国内盤のCDだったら、生協で注文したほうが安く手に入る、ということだけを何度も自分に言い聞かせて、なんとかその場を立ち去ることができました。(今からでも、早速注文しますか)
 いやあ、ほんと、CD屋さんに行くのは恐ろしい。というか、人間の物欲って怖いですね。いくらでも、買いたくなってしまう。
 買ったCDには満足ですよ。いっつもショパンはアシュケナージ多かったから、新鮮です。


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