本棚企画。最近なんだかおなじみのアメリカ文学。
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夜の樹 トルーマン カポーティ Truman Capote 川本 三郎 新潮社 1994-03 by G-Tools |
本を手に取るまで知らなかったことですが、カポーティといえば「ティファニーで朝食を」の作者なんですよね。で、その原作を読んだことはないけれど、映画を観たことはあったはずだし、そのうろ覚えの記憶とともにページをめくっていくと・・・そのギャップにいきなり戸惑いました。全然雰囲気違うし。最初の数編は(語彙が少ないというのはこういう時に困るけれど)ホラーものか?と思ったほど。
これまた、しばらく読んでいくと慣れてはくるんですが、全体としては暗い感じのものが多い。孤独感、人に潜む闇、文章とともにそういうイメージが頭の中をぐるぐる回っておりました。これらの大部分を20代の時に書いたっていうんですからほんとにすごいもんです。で、最後までくるとやっぱり他のも読んでみたいって思うんですよね。
どれがよかったかときかれれば、、、うーん、やっぱり、そのものすごいインパクトだった最初の「ミリアム」かなあ。
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ティファニーで朝食を トルーマン・カポーティ ジョージ・アクセルロッド ブレイク・エドワーズ |
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ティファニーで朝食を カポーティ 竜口 直太郎 |