旅行記16(2005.10.10 ザルツブルク – プラハ)

 16日目、晴。今日は、日中の移動としては、最大の移動日です。ザルツブルクからリンツ経由でプラハに向かいます。所要時間は2回の乗り換えを含めてざっと7時間。

 朝は昨日の予定通り、早起きして、朝食後にそのまま外にでます。昨日通りがかったモーツァルトの生家に行き、そのあと再度ミラベル庭園へ。朝の気持ちいい空気の中のんびりとお散歩。どちらの場所にも、勤勉な観光客がたくさんいましたけれど、まあそれは気にしてはいけません。
 ホテルに帰る道の途中で、スーパーとパン屋さんによって、昼食の食材を購入。チェックアウトして駅に向かいます。珍しく、時間に余裕を持って駅のホームへ。








 さて、長い電車の旅の始まりです。といっても、僕は結構な割合で寝ていた気もしますけれど・・・それぞれの乗換駅までは2時間ずつくらいなので、さほど窮屈な感じもしなかったように思います。それに、最後の電車なんかはコンパートメントだったし。
 リンツでの乗り換え以降にお昼ご飯。ワイン片手に、久しぶりに適量なご飯。スーパー製とはいえ、サラダなんかもあまり食べてなかったので、おいしくいただけました。パン屋さんのパンもいい味でした。
 ご存知のように、チェコはEUの国なんですが、一応パスポートコントロールが必要でした。銃を持った警官さんたちがやってきて、ウィーンからの出国と、チェコへの入国スタンプをガシガシとおしていきます。これからも何度かこういうパスポートコントロールに遭遇しましたけれど、出国と入国の順番が逆だったりして、そこら辺は微妙にいい加減なのね、と。





 そうこうしているうちに、チェコへ到着。プラハ駅は、これが首都の駅?という感じの、暗い駅でした(まあ、もう陽は沈んでいたけれども)。時間も時間なので、急いでホテルを探しにかかります。最初に駅で見つけたinformationに立ち寄ると、どうやらそこは、どこかのホテルかなんかが運営しているところだったと思われる(そういう意味では、中立的には紹介してくれない)んですけれど、駅の隣にあるユースホステルを紹介してくれました。6人部屋を2人で使わしてもらえるとのこと。まあ、安かったし(というか当然この旅行中再安)、さっさとホテルについて一息したかったので、そこにすることに。駅の近く、というのは、翌日以降の移動も楽でしょうからね。
 そうそう、忘れてました。上にもかいたように、チェコはEU加盟国です。なので、旅行にでるまで、当然通貨はユーロだと思ってました。。。が、旅の途中で、チェコの予習をしているうちに、どうやら、まだ現地通貨のコルナを使っているとのこと。ユーロしか持っていなかった、僕らは慌てて、コルナを準備。まあ、ホテルとか、そういうところではユーロでも一応通じますけれどね、多分割高ですが。

 ユースホステルについて、荷物を置いてから、夕食を食べに街に繰り出します。駅のまわりは暗いんですけれど、ちょっとあるくとにぎやかな大通りにでて、旧市街の方まで歩いていきました。で、ちょうど、ドヴォルジャークホールの近くに地元の人でにぎわうレストランへ。入り口はなんだか怪しげな感じでしたが、地下にたくさんテーブルがあって、そこで食べました。特にメニューも提示されなかったのですけれど、ビールと、ガイドブックの中にあるプラハ料理のページを開いて、なにがあるのかを聞き、豚のカツレツとチーズフライをいただきました。
 おなかがすいていたこともあったんですけれど、ほとんどの料理を食べ尽くすまで、写真を撮っていないことに気付かず、、、なんという大失態!食べ尽くすといっても、これまた結構な量だったので、かなり悪戦苦闘していたんですけれどねえ。。。もちろん、毎度のことならが、料理自体は大変おいしかったです。ビールも。そしてお店の人も親切だったし。
 こちらの方は比較的クレジットカードの使える店は少ないようで、現金払い。それも、さっき駅で用意したコルナでほぼぎりぎり。余裕だろうと思っていたら、よくあることで、ガイドブックに載っている予算よりは値上がりしているらしかったです。どこの国でもそうでしたが、たいがい、メトロの運賃とかでも、微妙に値上がりしてますよね。情報が古いのか?最新の本でも。

 そのままユースホステルに帰って、移動疲れをいやすのでした。

すべての写真は写真館にて

PHP5を本格的に勉強する

 というわけで、本格的に勉強しているところです。といっても、手元にある本が、



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PHP5逆引き大全 500の極意

高島 優作


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しかなかったので、リファレンス本だけあっても仕方ないなあ、とちゃんとした入門書を購入。



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PHP5徹底攻略

堀田 倫英 桑村 潤


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 他にも3冊ほど欲しい本があったんですけれど、今日は、本屋さんでそれら全部を実際に手に取ってみて、これだけを買ってきました。で、あとの本はamazonで注文。持ってかえるの重いし。
 さあて、がんばるぞ。

旅行記15(2005.10.9 ミュンヘン – ザルツブルク)

 15日目、晴。もう旅行も3分の2が終わってしまいました(って、まだ3分の1も残ってる、ともいう)。これからは、毎日移動日です。今日は、オーストリアへ。

 朝起きて、ようやく空腹感を感じてきたので、昨日の昼食時のレストランで失敬してきたパンを朝食代わりに(ホテルは朝食付きではなかったため)。それから、日本のガイドブックではほとんどふれられることのない、世界最大の博物館、ドイツ博物館へと向かう。なにがお目当て、っていうわけでもなかったんですが、いやあ、世界最大っていうし、ホールの近くにホテルをとったら、その近くに博物館もあったので、いってみました。
 いってみれば、意外に人は結構いて、地元の人とかは結構来てるんでしょうね。日曜日だったし。
 その世界最大っぷりはほんとすごかったです。だいたい、展示品がでかすぎるんですよね。実物大、というか本物の船(といっても中型くらいの帆船)や、小型飛行機が展示してあったり、そうそうユーボート(これも実物大だった)もありましたよ。もちろん、博物館というだけあって、それだけではなく、化学や生物の話から、技術系の話(印刷とか、焼き物、ガラス、、、)、はては楽器までありました。コンピュータのコーナーでは、Z3、Z4にはじまってIBM360とかっていう、それこそご先祖様がたくさんいましたし。ただ、館内を適当に歩いて回るだけでも、軽く2時間を超えてしまい、確かに、チケット売り場で、フリーパス(何日でも来ていいパス)みたいなものが売られているのもわかるような。
 ちょっと、少年時代に戻ったようで、楽しかったです。


 お昼は、懲りずに昨日の店へ。というのも、ミュンヘン名物白ソーセージが12時までの限定販売だったため。今回は、前回の反省を生かして、その白ソーセージとおつまみ盛り合わせだけに。。。といっても、これでもたいがいな量だった気がするんですけれど・・・昨日ほど苦しいことはなく(胃が大きくなってしまったせいもあるんでしょうけれど)おいしくいただきました。さすがに最後はきつかったけれども。








 ホテルに荷物をとりに戻る前に、もう一度、昨日のホールへ。昨日、写真を撮る暇がなかったので。せっかくなので、ホールの前にて記念撮影。
 で、電車に乗ってザルツブルクへ。ざっと1時間半ほど。ついてからホテルを探し、無事にチェックイン。もう夕方でしたが、ぶらぶらと軽く市内観光。ザルツブルク自体はほんとに経由地でして、翌日は昼前にプラハにむけて発つ予定だったので。
 ザルツブルクといえば、モーツァルト(と、「サウンド・オブ・ミュージック」)ですが、その肝心のモーツァルト像は工事中で、全然見られず。なので、その「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となった、ミラベル庭園をぶらぶらと歩いてました。結構日が沈んできていたこともあって、翌朝もここを散歩しよう、ということで、夕食場所を探します。そうそう、久しぶりに月を見ました。やっと三日月程度になったところでしたからねえ。








 夕食は、結局ホテルの下の階がレストランになっていたので、そこで食べることに。あいかわらず量が多めだったんですけれど、おいしくいただきました。量さえ問題なければ、ほんとおいしいところばかりなのになあ、、、と。ぶっちゃけ、「お金余分に払ってもいいんで、減らしてください」という感じでした。まあ、これは、今後ずっと続くことになるんですけれど。








 ザルツブルクでは、特に音楽に触れることもなく、軽く観光をしただけ、ですかねえ。翌朝もちょっとはぶらぶらする予定ですけれど。

すべての写真は写真館にて

旅行記14(2005.10.8 バルセロナ – ミュンヘン)

 14日目、曇り、で、霧。僕にとってのこの度の目的の1つ、ミュンヘンへ。そう、大好きなミュンヘンフィルを生で聴く大事な日。

 カタルーニャ広場からバスに乗って、バルセロナ空港へ。10:05の飛行機のはずが、掲示板のどこにもその便は存在せず、とりあえずチェックインしてみたら11:15になってました。なので、空港でゆっくり朝ご飯 & 買い物。

 ミュンヘンへは2時間半ほど。空港から、電車に乗って、ホテルに向かう。ホテルは街の中心部からちょっと離れたところでしたけれど、ホールもすぐそこ(徒歩5分圏内)で、便利便利。
 市街地までぶらぶら歩いて、15時頃にようやく昼ご飯。地元のビアホールみたいなところに入る。勝手がわからずに戸惑いつつも、席につき、ドイツ語メニューと格闘していたら、それに気付いたおばちゃんが英語メニューを持ってきてくれました。それぞれ1品ずつ頼んで、ビールは適当にリストの上から順番に頼んでいく。。。が、しかし、出てきた料理がものすごいことになってました。こっちの人はほんとにあれを一人で食うのか?
 僕が頼んだのは、単なるソーセージの盛り合わせ、だったんですよ。確かに、出てきたのもソーセージの盛り合わせでしたけれど、規模が違った。太くて長いソーセージが6本、丸ごとじゃがいもが4個。。。うーん、1週間分のソーセージとじゃがいもを1食で食べきる気分(写真では比較対象がないので、その大きさが伝わりにくいかもしれませんが、ほんと、しゃれにならん量でした。相方さんのオムレツみたいなのも同様)。。。そんなことをいっていてもはじまらないので、ビール片手に、とにかく食べ続けます。ビールでも飲んで、少しでも食欲を絞り出さないと、食べられない、という感じ。
 なんとか完食したものの、夕飯はいらんな、と。胃薬欲しかったですねえ。かなり胃にもたれていたし。でも、おいしかったですよ。そして安かった。





 一旦ホテルに戻って休憩し、いよいよミュンヘンフィルの本拠地、ガスタイクホールへ。ミュンヘンフィルといえば、大好きな指揮者、チェリビダッケが世界的なレベルに育て上げたオケ。だからオケ自体もすきなんですけれど、その本拠地での演奏会、ということで、ほんと、待ちに待った時間でした。
 事前にネットで予約していたチケットを無事に受け取り、席に着くと、一応予約時にも場所はわかっていたとはいえ、指揮者正面のすごくいい席。

  • シベリウス 「鳥」
  • ドヴォルジャーク チェロ協奏曲
  • (チェロソロアンコール)
  • エルガー 「エニグマ」変奏曲
  • (アンコール)
  • 指揮:Paavo J?rvi
  • チェロ独奏:Gautier Capucon

もう、ただ感動するのみ。
 ちょうど、この日がシーズン始まりの演奏会。ソリストは若手の人で、初日ということもあってか、たまに乱れかけるところもあったけれど、それでもオケがすごいから、問題なし(もちろん、ソロ自体も全然問題なし、っていうかうまかったし)。たぶん、翌日とか翌々日の演奏会だともっと息もぴったりなんだろうな、と思いつつ。
 エニグマはほんとに感動。泣きそうでした。この曲って、アマチュアで演奏しようとすると(って、今度演奏するんですけれど)、なぜか「メインの曲に向かない」っていう話になるんですが、そんなことは全然ありません。あんなに迫力のある曲がどうしてそういう言われ方をするのか、と思ってしまうほどの演奏でした。ちなみに、泣き所は、第9変奏のNimrodに入る瞬間。あそこのアタッカでの1st Vnの音は絶対忘れない気がする。あとは、最終変奏ですかね、やっぱり。だって、オルガン聴こえてたし。もうその響きの中で、何度鳥肌が立ち、泣きそうになったことでしょう。(と、書いているだけで、あの時の感動がよみがえってきたような・・・)

 実際、プロオケの演奏を聴いたのは結構久しぶりだったりします。で、演奏があっという間に過ぎ去っていく、という感触を久しぶりに味わいました。この感触自体は、プロとかアマとか関係ないんですけれど、でも忘れかけてた感覚でしたね。やっぱり、定期的に演奏を聴く、というのは大切なことだな、と再確認。最近、弾いてるばかりで、聴いてないしなあ、、、と。

 ちなみに、こっちの演奏会では、ホールの入り口でチケットもぎりがあったりはしない。客席に入る時に、チケットの提示を求められはするけれど。
 そうそう、当然休憩時間は、ホワイエで、、、だけどさすがにさっきのご飯のインパクトが強すぎて、アルコールを入れる気にはならず、トニックウォーターを飲んでましたけれど。

 感動のままコンサートが終わり、ホールをあとにして、そのままホテルへ。ちょっと胃は落ち着いてきたけれど、食欲は全然なかったので、風呂に入って、ミニバーのビールを1本あけて、演奏会の余韻に浸りながらお休みなさい。

すべての写真は写真館にて