旅行記13(2005.10.7 タラゴナ – サン・サルバドール – バルセロナ)

 13日目、晴。タラゴナ観光。

 まずは、考古学の道へ。。。の前に、郵便局とかによっていたら、そこでも市場があっていたので、ちょっと寄り道。で、ようやく、紀元前3世紀(といっても18世紀頃に補修されたらしいけれど)の壁のところにある遊歩道ヘ到着。見張り台なところで、果物を食べてのんびりしていたらいつの間にか結構時間が経過していたりしたけれど、それはさておき、その悠久の時間を肌に感じながらものんびりと歩く。500mくらいのものだったらしいんですが、かなり満喫した気分。遠くに見えるオリーブ畑もきれいだったし。











 カテドラルの前にも市場があっていて、そこもちょっとぶらっとしてから、カテドラルの中へ。カテドラル自身は結構大きかったけれど、さらっと見て回る(だんだん教会系の建物に見飽きてきたのかも・・・)。明日からの東欧生活にむけて、セーターを購入し、昨晩夕食を食べたお店でランチ。











 15時頃の電車に乗るつもりだったんですが、気がつけば14時を過ぎていて、急いで駅に向かう。。。けれど、途中で、円形競技場が目に入ってしまい、電車を1本断念。ここも1世紀に作られたという古い競技場。しかも、そのあと12世紀に教会が建てられたという、不思議な場所。ここで、たくさんの奴隷戦士たちが、血を流しあったんだろうなあ、と映画の1シーンみたいな光景を思い浮かべながらも、ぶらぶら。(電車は1時間に1本くらいのペースだったので)








 今度こそ電車に乗り、サン・ビセンス・ダ・カルダールス駅で途中下車。ここから歩いていける、サン・サルバドールにカザルス博物館があるというわけで、いってきたのです。ただ、ガイドブックには地図もなく、駅から徒歩20分という情報があるだけ。駅でだいたいの道を聞いて、歩き続けるんですけれど、これがまたなかなかたどり着かない。ほんとにこっちであってるんだろうか、と思いつつ、でもたまに出てくる標識には確かに書いてあるみたいだったので、歩き続けてました。で、結局35分くらい歩いて、やっと到着。18時閉館の入場は17時まで、というところに16時40分くらいに着きました。
 ほっとしつつも、そのあとの予定もある(実はその日のホテルは決まっていなかったため、18時過ぎの電車に乗って、19時にはバルセロナに着くつもりだった)ので、ちょっと急ぎつつ、じっくりと博物館の中を歩き回る。博物館自体は小さかったんですが、至る所で、プロジェクターによる映像があって、カザルス自身の演奏が流れていたので、思わず全部見入ってました。


 博物館をでる時に、そこの人に駅までの時間を聞くと、30-35分くらいはかかる、といわれ、やっぱりガイドブック間違ってるやん!と。まあ、そんなことをいってもはじまらないので、急いで歩く。どんどん歩く。頑張っていったんですが、間に合わず。というか、どうやら、ちょっと時刻表の見方を間違っていたようなところもあって、結局駅で小1時間ほど待機。(ここには他にはなにもなかったので、ただベンチで休憩してました)
 バルセロナに20時半頃戻ってきて、informationでホテルを探し、一昨日まで泊まっていたホテルで荷物を受け取って、新しいホテル(すごくいいホテルでした)にチェックインして、、、で、あっという間に22時頃。それからようやく夕食を食べに。
 ちょうど、ホテルの数件隣にすごい人混みのBARがあったので、そこに行く。30分待ちといわれたけれど、10分くらいで席に案内されました。ちょうど、入れ替わりの時間帯だったんでしょうね。たくさん歩いて疲れ切っていたことと、スペイン最後の夜、ということで、たくさん食べて飲みました。カバもボトルであけたし、ビールも数杯飲んだし。おいしい一時でした。








 あたたかい国々もこれで終わり。明日からは東欧です。

すべての写真は写真館にて

旅行記12(2005.10.6 バルセロナ – フィゲラス – タラゴナ)

 12日目、晴。2日泊まったホテルをチェックアウト。この日はタラゴナに泊まって、また翌日バルセロナに戻ってくる予定だったので、ホテルに1泊荷物だけを置いておいてもらうことに。快く保管してくれたホテルに感謝感謝。

 そんなわけで、1回分の着替えだけを詰めたリュックを背負って、フィゲラスへ。2時間ほど電車に揺られて北へ向かいます。フィゲラスといえば、そう天才ダリの生まれた街。そして、ダリ自身の作ったダリ美術館があるのでした。まあ、いってしまえば、ダリでのみ観光が成り立っている街ともいうんですけれど・・・
 当然ながら、駅で降りた観光客っぽい人はみんな同じ方向に向かいます。適当に地図を見ながらも、その流れに着いていくと向こうのほうから怪しげな建物が見えてきました。それがダリ美術館。
 なんか、学校行事とかぶってしまったのか高校生っぽい集団がやたらとたくさんいて、かなり騒がしかったんですけれど、そこは気にしないことにして、美術館をさまよいます。ピカソ美術館の時と同様、ちゃんと地図を見ながら回らないと、見残しができてしまいそうで大変でした。実際、危うく一部屋見残すところだったし。
 美術館というより、ダリの作った自分専用テーマパークって感じで、そのあまりに多い展示品に、単に見て回るだけでも軽く2時間は超えてしまいました。ダリにはこの世界はどう見えていたんでしょう、、、まわりの人が本当に岩だけで構成されて見えていたのかもしれない、、、と思えてきたり。。。そんな感じで大好きなダリがもっと好きになったかなあ、と。ほんと、満足満足。





 美術館をあとにして、駅に向かう途中で、ピンチョ屋さんによります。ある意味、回転寿司みたいなノリでしたね。回転はしないけれど、適当にピンチョをとって食べて、あとで、そのピンチョに刺さっていた串を数えてお勘定、と。サングリアとか、スペインのスパークリングワイン・カバと一緒においしくいただきました。すごく安かったし。





 再び電車に乗って、バルセロナ経由でタラゴナへ。今度は1時間半くらいかけて南へ。ということは、電車での所要時間だけを考えれば、1日のうちに大阪起点で名古屋と広島へ行った感じになります。よくやったもんだ。
 日か沈む頃に、リゾート地タラゴナへ到着。リゾート地ですけれど、時期が時期なので、全然人は混んでいません。ホテルも前日に予約したにも関わらず、簡単にいいところがとれたし。チェックインしてから、ぶらぶらしつつ、夕食のレストランを探す。メニューを見てみるとスペイン語オンリーだったし、お店のお姉さんも英語がダメだったので、全然どんなものかわからなかったけれども、なんとか見たことがあるような単語を頼りに注文。シーズン中だったら、多分ものすごく混んでいたんじゃなかろうか、という感じのお店でしたが、オフなのですっきりしたもんで。まあ、それはさておき、大変おいしかったです。











 タラゴナ観光はまた翌日、と。

すべての写真は写真館にて

本日の新期開封珈琲

マタリ・アールマッカ(原産地:イエメン)

実に1週間ぶりの珈琲。いつも豆を買っているところが最近かなり商売繁盛しているらしく、注文してから1週間くらいかかってしまいました。数年前は朝注文したら、翌日には届いていたのにねえ。これからは、最後の100g袋に到達する頃には注文せねば、と。

 ちなみに、珈琲の淹れ方も変化しましたが、これはまた後ほど。