中秋

 なんだか数日前からずっと騒いでますが、(実社会ではもっと前からずっと騒いでます)今日は旧暦8月15日、中秋ですね。中秋の名月といえば、月見。団子を食べながら・・・なんですが、まあそれはさておき、そうはいうものの月齢は14.1だったりして、満月は明日だったりするわけで、それでも今日、月がみられるかってことは僕にとってはかなり重大。
 昨日はずっと雨で、今日も朝まで雨でした。日中は雨こそ降らなかったものの曇で、雨が降らなくても曇ってたら意味なしですね。でもなんだかだんだん空が明るくなってきて、分厚い雲のすきまからたまに見える青空が、希望を募らせてくれます。
 そう、年に一度の大イベントですよ。しかも雨天中止。小雨でも中止。なにしろ曇でも中止、なほどに天気に左右されるこのイベント。
 夕飯の準備をしながら、「もし見えるんだったら、そろそろ窓から見える時間だけど・・・」と窓からのぞくと、まさにその時、雲の影から光がもれてくるではありませんか。あぁぁ・・・なんて素晴らしい光景。綺麗ですねえ・・・快晴の空ではみられないこの、月と雲とのコンビネーション。コラボレーションか?とかわけのわからんことを考えながらも、雲の向こうに隠れたり、出てきたりするのをうかがいます。
 8時過ぎにはすっかり雲から出てしまって、空の主役は月ただ一人。1年ぶりに会えましたね。この日をどんなに待ち望んだことでしょう。今年はこの感動を記録させていただきます、と写真を撮るのも忘れない。(是非どうぞ)
 「写真館」にも同じようなこと書いてますけど、もちろん、いつも見る月となんらかわりはないかもしれない。月そのものになんの変化があるわけじゃないし。でもはるか昔からこの日に月を愛でた人々と、なんだか気持ちが通い合ったような気がして、月の記憶というかDNAが刺激してくるんですよ。もうなんだかのんびり眺めていられないほどに、そわそわしてきたりして、結構大変です。
 これを読んで、また今日、月を眺めていない人は、必ず窓から外を見てみましょう。曇っていたって我慢我慢、しばらく待っていれば、出てくるかもしれません。のんびり空を見て、物思いにふけるのもいいでしょうね。
 それで、明日は満月ですね。これもまた楽しみ。


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