旅行記18(2005.10.12 ブダペスト)

 18日目、晴。まず、朝の4時頃に、チェコからスロヴァキアに入ったので、パスポートコントロール。で、6時頃に、スロヴァキアからハンガリーに入ったので、もう一度パスポートコントロール。8時過ぎにブダペストに到着。なんか、眠れたような、そうでないような・・・





 駅で早速ホテルを探して、近くのホテルを紹介してもらう。チェックインの手続きはできたものの、まだ朝の10時ぐらいだったし、部屋には11時くらいからしか入れないとのことだったので、荷物だけを預けて、外にでる。朝食は通り道にあったスーパーの中にあるパン屋さんにて。ちょうどそこに椅子とテーブルがあったので、買ったパンをそのままそこで食べる。ヨーロッパのパンは日本のパンとは違って、これはこれで好みの味です。どこの国でもそうだったけれど。
 そのままコンサート情報をチェックに。。。が、残念なことに目当てのリスト音楽院ではたまたまなんの演奏会もやってませんでした。なので、ブダペストでの音楽的出来事といえば、音楽院の中を素通りしただけ。やっぱりシーズンの変わり目なのよねえ、、、と。

 その後、中央市場へ。結局どこの国でも市場に行ってるんじゃなかろうか、と思えるほどですが、そこは全然気にしてはいけません。荷物が増えるのは好きではないけれど、市場なんかの生活感あふれる場所をぶらぶらするのは好きなもので。市場内のスーパーでワインをまとめ買いしたり、お土産購入もかなり佳境へ。
 市場の中のファーストフード屋さんで昼食。たくさんお店があったので、それぞれ好きなところで好きなものを買ってきて、ビールと一緒にいただきました。久しぶりに米を食べた気がするような。





 市場をあとにして、ようやくホテルに戻ってくる。部屋に入ったらまずシャワー。昨晩は夜行列車だったので洗ってなかったし、ちなみにいえば、その前の日もユースホステルのため、洗い損ねていたんですよね。まあ、旅行中ではよくあること?かな、と。すっきりしたところで、夜行疲れをいやすべくお昼寝。

 目が覚めると、夕暮れ時だったので、少しは観光もせねば、と外にでます。時間も時間だったので、とりあえず、イシュトヴァーン大聖堂へ。陽が沈んだあとの教会は初めてでした。なんともいえぬ物々しい空気に包まれていましたけれど、そういう意味では、なにかしら大きな力が存在しているような、そんな錯覚に陥りやすい状態、というところでしたね。
 教会をあとにして、夕食の場所を探しつつも川にでます。向こうの方に、くさり橋を発見。多分、昼間にいっても結構普通の橋なんでしょうけれど、ライトアップされた橋はかなりきれいでした。思わず、川岸にて、カメラをそこにあった棒に固定して(だいたいこの旅行に三脚を持ってくるのを忘れた、というのがちょっとミスでしたねえ)何度か挑戦。まあ、あの程度のカメラで夜に撮ったにしてはよく頑張った、ということにしておきましょう。











 夕食は、ホテルへの帰り道でたまたま見つけたレストランへ。1階ではピアニストがずっと生演奏している、というところでしたが、まあ、それは適当に聞きつつも2階で食事。フォアグラとジャムの組み合わせはびっくりしたけれど、それがまたおいしいことにかなりびっくり。グヤーシュもおいしゅうございました。











 そんなこんなで、あっという間にハンガリーでの一日は終了。翌日はまたまた朝早く6時の電車に乗ってウィーンに向かうので、早寝、と。。。そうそう、ホテルの人に、朝早くでてしまうので、朝食食べられないんですけれど、、、という話をしたら、じゃあお弁当にしてあげるよ、とのこと。なんてすばらしい。どうもありがとうございました。

すべての写真は写真館にて

旅行記17(2005.10.11 プラハ)

 17日目、晴。朝食を探しに街中にでてみるも、結局戻ってきて、駅の中のパン屋さんと果物屋さんで調達。部屋で朝ご飯。ユースホステルでは、荷物を預けられなかったので、駅に預ける。こういう時、駅に近くてほんとよかったですね。なにしろ、駅の隣の建物でしたから。

 せっかくプラハに来たのだからと、まずはコンサート情報を探す。informationでは有益な情報を得ることができず、結局、ドヴォルジャークホールとスメタナホールに直接出向く。両ホール間を往復し、ドヴォルジャークホールでの演奏会のチケットを入手。この時期って、ちょうどシーズンの変わり目なので、ミュンヘンではシーズン開始の演奏会が行われていたけれど、チェコフィルはまだオフシーズンだそうで、そのかわりチェコフィルメンバーによる室内合奏団の演奏会があったため、それを聞くことに。曲目は全然知らないものばかり。でも、知らない曲でも、有名なホールで、有名なオケの演奏を生で聴けることに意義がある。


 その両ホール間を行き来している間に、カレル橋なんかのいくつかの観光スポットをめぐる。そういや、天文時計って見てみたかったのに、旧市街広場で探していたら、もろに工事中でしたね。残念残念。
 ドヴォルジャーク博物館に向かう途中で、昼食。たまたまはいったお店でしたが、いつもどおりおいしいご飯でした。あいかわらず多めだったけれど、慣れてきたせいもあってか、ぎりぎり許容範囲だったかな。
 博物館ではあまりのぽかぽか陽気にちょっと睡魔が襲ってきつつも、ぶらぶらと軽くみてまわる。ちなみに、スメタナ博物館はこの日はお休みでした。これもちょっと残念。まあ、1日しかいないので仕方ないですけれど。











 プラハ城に向かう途中で、ちょうどよい公園(と芝生)を見つけたので、そこでごろんとお昼寝。30-40分ほど寝てましたけれど、おかげでかなり元気回復し、お城散策へ。バチカンでの教訓もあってか、しまる1時間ほど前に現地に着いたので、かなりすいてました。城に向かう道では、城から出てくる人があまりに多くて、もうしまってしまったのか、と思えるほどに。。。城内では、王宮とか、聖堂とか、そのあたりをぶらぶら。王宮内のやたらでかいホールとか、聖堂のたくさんのステンドグラスは圧巻でした。
 お城をあとにして、ぶらぶらと徘徊していたら、いつの間にか、プラハ市民憩いの公園にでてしまう。まあ、それはそれでよかったんですけれど。観光スポットを離れてのんびりと歩くのもいいものですからね。








 そんなこんなでぶらぶらしているうちにコンサートの時間。ドヴォルジャークホール内はものすごく豪華で、それだけでもいい気分。プログラムはおそらくチェコ由来の作曲家のものばかりだったんじゃないでしょうか。

  • J.K?.VA?HAL Symphony in F major
  • D.MILHAUD Concerto for harpsichord and chamber orchestra op. 407
  • P.HAAS Study for String Orchestra
  • L.KO?ELUH Symphony in G minor
  • 演奏:Czech Chamber Orchestra
  • 独奏:Monika Knoblochov?
  • 指揮:Ond?ej Kukal

最初のヴァンハルは、ベースコンチェルトのヴァンハル?と思っていたら、帰国して確認したところによれば、おそらく同一人物ですね。1曲目はそんなわけでバロックの作品。で、そのノリで2曲目の開始を待っておりましたら、ハープシコードの協奏曲ですし、バロック系だろうな、と思っていたのにいきなり現代風の出だし。どっと一瞬のけ反ってしまった。これは現代曲でしたか。でも面白い曲でした。ハープシコードは音量的に独奏楽器としては厳しいんですけれど、よく頑張ってるな、という感じもひしひしと。
 3曲目は短い小品。これも現代曲。でもこれはかっこうよかった。二人そろって、「この曲。かっこい〜、一度弾いてみたいねえ」という感想。4曲目は普通にバロックのシンフォニーで、さわやかに(といってもマイナーですけれど)終了。
 どれにしても息の合った演奏でとってもよかったです。満足満足。

 困ったことに、演奏会が終わってみても、全然空腹感はやってこず、本当は昨日のお店に行こうかとも思っていたんですが、そんなわけで、初マクドヘ。まあ、どこの国でもメニューは一緒だし、あのくらいの量なら普通に食べられますからねえ。(ご当地限定メニューっぽいのもあってもよかったんですが、それはみあたらず)

 そして、駅へ。そう、今回初の夜行列車で、ブダペストへ向かいます。23時過ぎの列車に乗って、次の日の8時頃には到着、と。せっかくなので、と、安全のため、2等個室の切符を前日に購入。入ってみれば、洗面台もあったし、飲料水もついていてびっくり。発車したあたりで日記を書こうと試みるも、あまりの揺れに、途中で断念。でもまあよくは眠れましたよ。さすがに。。。(といっても、翌朝4時と6時にパスポートコントロールがあるんですよねえ・・・)


すべての写真は写真館にて