旅行記12(2005.10.6 バルセロナ – フィゲラス – タラゴナ)

 12日目、晴。2日泊まったホテルをチェックアウト。この日はタラゴナに泊まって、また翌日バルセロナに戻ってくる予定だったので、ホテルに1泊荷物だけを置いておいてもらうことに。快く保管してくれたホテルに感謝感謝。

 そんなわけで、1回分の着替えだけを詰めたリュックを背負って、フィゲラスへ。2時間ほど電車に揺られて北へ向かいます。フィゲラスといえば、そう天才ダリの生まれた街。そして、ダリ自身の作ったダリ美術館があるのでした。まあ、いってしまえば、ダリでのみ観光が成り立っている街ともいうんですけれど・・・
 当然ながら、駅で降りた観光客っぽい人はみんな同じ方向に向かいます。適当に地図を見ながらも、その流れに着いていくと向こうのほうから怪しげな建物が見えてきました。それがダリ美術館。
 なんか、学校行事とかぶってしまったのか高校生っぽい集団がやたらとたくさんいて、かなり騒がしかったんですけれど、そこは気にしないことにして、美術館をさまよいます。ピカソ美術館の時と同様、ちゃんと地図を見ながら回らないと、見残しができてしまいそうで大変でした。実際、危うく一部屋見残すところだったし。
 美術館というより、ダリの作った自分専用テーマパークって感じで、そのあまりに多い展示品に、単に見て回るだけでも軽く2時間は超えてしまいました。ダリにはこの世界はどう見えていたんでしょう、、、まわりの人が本当に岩だけで構成されて見えていたのかもしれない、、、と思えてきたり。。。そんな感じで大好きなダリがもっと好きになったかなあ、と。ほんと、満足満足。





 美術館をあとにして、駅に向かう途中で、ピンチョ屋さんによります。ある意味、回転寿司みたいなノリでしたね。回転はしないけれど、適当にピンチョをとって食べて、あとで、そのピンチョに刺さっていた串を数えてお勘定、と。サングリアとか、スペインのスパークリングワイン・カバと一緒においしくいただきました。すごく安かったし。





 再び電車に乗って、バルセロナ経由でタラゴナへ。今度は1時間半くらいかけて南へ。ということは、電車での所要時間だけを考えれば、1日のうちに大阪起点で名古屋と広島へ行った感じになります。よくやったもんだ。
 日か沈む頃に、リゾート地タラゴナへ到着。リゾート地ですけれど、時期が時期なので、全然人は混んでいません。ホテルも前日に予約したにも関わらず、簡単にいいところがとれたし。チェックインしてから、ぶらぶらしつつ、夕食のレストランを探す。メニューを見てみるとスペイン語オンリーだったし、お店のお姉さんも英語がダメだったので、全然どんなものかわからなかったけれども、なんとか見たことがあるような単語を頼りに注文。シーズン中だったら、多分ものすごく混んでいたんじゃなかろうか、という感じのお店でしたが、オフなのですっきりしたもんで。まあ、それはさておき、大変おいしかったです。











 タラゴナ観光はまた翌日、と。

すべての写真は写真館にて


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