踏み切り体験

 生まれてから22年間というもの、ほとんど踏み切りに縁のない人生を送ってきました。なにしろ、家の近くには電車なんて通ってなかったので。で、踏み切りに初めてちゃんと直面したのは、多分、自動車の教習中。しかも、教習場の疑似踏み切り。教習の路上コースの中にももちろん踏み切りのあるような場所はなかったので、結局その疑似踏み切りだけが、僕の踏み切り体験のほぼ全てだったとか。
 とはいえ、車に乗るようになってからは、たまーに、ほんとにたまーに踏み切りを通過することもあったりして、結構どきどきしながら(なにしろ、ほんとに普段接することのない場所だったから。ある意味では高速にのるより稀)渡っていたような。
 そんなことをしながらも、でも踏み切りを渡るのは自動車に乗っている時だけだったわけです。そして、そういう訓練をもちろん免許を取る際に受けているので、まあ、その通りにやっていれば特に問題はないわけなのですが、じゃあ、生身の体で踏み切りに直面したらどうするの?という問題が浮上してきたり。
 というのも、こっちにきてから、まあ、近くに電車も普通に走ってるし、なんで普通に住宅街の中に踏み切りがあったりします。もちろんちゃんと、一般的なマナーに従っていれば問題はないのですが、そうはいっても、こっちに来るまでの間といえば徒歩あるいは自転車なんかで踏み切りを渡るような体験なんて皆無だったから、なんとなく変な感じ。そう、今となっては確かに慣れてはいるんだけども、日常的なものにまではなっていないというか、そういう感じでしょうか。
 なんか書いてると、それはおまえが変なだけ、みたいな気がしなくもなくなってきたんですが、そこら辺は気にしないことにしましょう。とにかく、今日もなんとなしの違和感を感じてしまったから。

 にしても、この昼夜の温度差はなんとかならんかなあ・・・昼間は汗ばむこともあるけど、夜は純粋に肌寒い。体調管理には厳しい季節です。いや、元気ですけどね。