セマンティックWebの基礎知識

 EnsembleというRSSリーダーを開発し始めてからもう1年が過ぎていったんですけれど、RSSといったキーワードが一般的になっていく中、ちょうど所属している情報処理学会の方から表題のチュートリアル「セマンティックWebの基礎知識」の案内がありました(といっても、主催はソフトウェア科学会)ので、会社を休んで聴講してきました。

 セマンティックWebという言葉自身はまだまだ全然一般的ではないですし、僕のような普通の技術者の耳に届くようなものではない感じなんですが、会場となった教室はそれなりににぎわっていて、研究分野においては関心を集めているんだなあ、と。もちろん、企業関係者っぽい人は皆無でしたが。

 ちょうど1年前ほど前に買った神崎氏の「セマンティック・ウェブのためのRDF/OWL入門」はあったものの、志し半ばにして読破を挫折してそのままでしたが、今日の話を聞いていて、もう一度読んでみようかな、という気になりました。あの頃とは違ってXMLそのものにも慣れてますし、ほんとに基礎的な部分はもう少し理解してるんじゃないかなあとは思われますし。

 なんにしても、本当にこういうセマンティックWebが実用的になるにはあと何年もかかる(多分2010年とかでも無理かと)でしょうし、ひょっとしたら単なる夢物語かもしれません。まあ、長い目で、注目しておくことにしましょう。

 あ、ちなみに、Pyxis共同開発者のhirokazuさんも出席で、終わったあとには定例ミーティングと称した忘年会もどきを行い、ただ普通に飲んだくれてました。