回想-入院編-

 たまには昔の話でも。それが多いのか、少ないのか、わからないし、そんなことはまあ別にどうでもいいんですけども、とにかく、今までに1度だけ入院したことがあります。といっても、今考えてみるとほとんど検査入院みたいなものだったんでしょうね。なにしろ一晩泊まっただけだったから。
 と、えーと、事故でした。簡単にいうと、自転車で何十メートルかの坂道を滑り降り、途中でブレーキが利かないことが判明するも、時すでに遅く、そのままT字路に突入して、壁に激突。そういう感じ。当時、たしか小学1年生。夏休みの終わり頃。ブレーキが利かなくても、自転車を止める手段はいくらでもあったろうに、まあ、とっさの時にはそういう判断もできませんから。そういうわけで、頭を壁にぶつけて、そのまま病院へ・・・よくわかんないですけど、ヒビみたいなのが入ってったいう話だったような。そのわりには次の日には退院していたから、ほんとよくわからない。それとも単に記憶が混乱しているだけ?
 もう20年近い昔の話だから、記憶も多様な変化を見せています。なぜって、今僕の記憶にあるその時の風景は、なぜか、前から迫ってくる壁、ではなくて、坂道を滑り降りてくる自分を前から見てるんですよね。なんともなんとも。そういう光景が記憶として残っていること自体にはあまり違和感はなかったけど、よく考えてみると変なもんだ。どっか、まちがってるんかな?
 多様な変化、と、頭をぶつける、といえば、もう一点。背の高さくらいの台から落ちた映像が脳裏に残ってるんですが、時間的に順番をつけると、記憶の中では、上の事故より後の出来事。なんだけど、その時の光景自体は、僕がまだ小学校に入る前、のように見える。これも変な話。というか、この2つの出来事の時間関係については、ほんとずっと前から妙な思いをしております。ふと思い出して、結局あれはどうなってるんだろう?と。これこそ脳のアナログ的な部分のなせるワザか。すっきりはしないんですけどねえ。
 「~編」となってますが、ま、気が向いたら、昔話でも書きましょう、という心積もり。

今日のBGM:ドビュッシー室内楽全般とかとか


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