ブラームス交響曲第4番 第1楽章 より

先日の指揮者練習にて、冒頭のcをもっとしっかり弾くようにいわれて、前回書いていたことがあながちはずれていなくて一安心している今日この頃。

さて、今日は半音階スラーに注目。これもベースラインの動きなんですけれど、伸ばしが半音階でゆっくり動く時はちょっと注意してみます。例えば、117小節目からの4小節間。弦楽器のみなさんはなにやらややこしい展開和音に四苦八苦しているわけですが、ベースは簡単gisgです。ここのコードは忙しい人たちをのぞけばベースの動きと一緒でG#dim7G7となっています。なので119小節目の2拍目でベースがgに移った瞬間にちょっと救われた気分になる。忙しい人たちは最初からgisではなくgを弾いていてその中ではG7の和音なんですが、ベースラインのgisやそのほか管楽器の伸ばしのせいで、どうも気持ちの良いgを弾くことができないんじゃないかと思われます。でも大丈夫。ベースがgに移る瞬間を狙っていれば、一緒に救われた気分になれますからね。

ちなみに同じパターンの114小節目からも一緒です。こちらはE#dim7E7ですけれど。


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