村上春樹気分と指輪物語気分

 昨日と同じような、列挙の題になってますけども、今日のはちゃんと意味ありで。
 村上春樹で読んでなかった長編、最後の1冊。実家で読もうと思っていたけど、実家じゃなくて兄上宅にあったので、取りに行くのが面倒でやめた最後の1冊。図書館にあれどもなかなか返却されなかった最後の1冊。すっかり、意識の中での占める割合も小さくなったころ、ふと、図書館で見てみると、なんとまあ、普通にそこにあるではないですか。欲しいときには見つからず、忘れかけたころに見つかる、なんてまあよくある話ですが。
 とりあえず借りました。借りるときは全然読む気はしてなかったけども、2週間もあれば余裕なんで。というか、その気になれば、1日でも意地で読んでしまうし。しかし、やっぱり、ページをめくってみても、ちっとも読む気分じゃなかったり。なんででしょね。
 今は、なんでか、すっかり指輪物語の世界にはまったか、な。前の活字中毒のさらに前頃に指輪物語はとりあえず全部読んだんですが、その時はそれほどに勢いがあったわけじゃなくて、なんとなし、という感じ。だいたい旧版で、字も小さかったし、文体はちょっと古かったし、というのもあったけど。で、活字中毒になって、あほみたいに読みふけっていたころは、やっぱり、指輪をもう一度ちゃんと読もう、とかそういう気分じゃなかったのに。今はその逆だから。村上春樹を読む気はしないけど、指輪物語を読む気は十分。まだまだ、最初ですけどねえ。やっぱり量が多いから、なかなか進まないし、中毒期のように一日中というわけにもいかないから。
 こういう気分ってほんとに不思議なもんだなあ、と思いつつも、最初の数ページだけ、なんとか目を通した、村上春樹の本を静かに閉じるのでした。やっぱ、指輪の続きを読もっと。(って、この調子では返却期限までには読めそうにないかも・・・)


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