WWDC ‘09行ってきました

無事に1週間のアメリカ滞在を終えて、昨日帰ってきました。今日は代休で一休み。

当然のことながらWWDCの充実した中身そのものはお伝えすることが出来ませんけれど、それ以外のことをちょこちょこと書いてみましょう。

日本 → サンフランシスコ

今回は初めてということで勝手が全然わからないっていうこともありまして、多少遠回りとわかっていたものの、近畿日本ツーリストのツアー(このリンクはいつまで有効だろう・・・)に参加しました。そのため、成田経由でサンフランシスコへ。(来年は関空から行きましょう)

飛行時間は9時間ちょっと。ビールを飲んで、寝て、本を読んで、映画を観て、そんなうちに着きました。

現地のホテルまではツアーのバスですんなりと行けましたが、まだチェックイン時間にはほど遠い朝の10時頃でしたので、荷物を預けてregistrationへ。

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会場の中には Snow Leopard や iPhone 3.0 のバナーがでかでかとでていて、翌日からの期待が膨らみます。

初日は特にすることもないので、同行していたみなさんとぶらりと観光をしておしまい。

基調講演

やはりWWDCにおいてこれははずせません。個人的には残念ながら生ジョブズを見ることは出来なかったわけですが、それも来年の楽しみってことで。

10時からの基調講演に毎年長蛇の列が出来ます。講演会場も結構広いのですが、5000人を超える開発者+メディアを収納することはさすがに無理で、もちろん入れなくても別室(overflow room)でモニタ越しの参加は出来るものの、せっかくなので現場の臨場感を楽しまないと、ということで長蛇の列です。

いろんな情報を総合すると、並ぶならとにかくものすごく早く並ぶか、あるいはある程度ゆっくり並ぶかのどちらかがよいと思われました。会場の前のほうはメディアやVIP席なのでどんなに早く並んでも限度というものがあります。で、真ん中くらいに別モニタが設置してあるので、そのちょっとうしろくらいがプレゼンの様子もよく見えて良い感じかと。狙い目は、一般席の一番前か、あるいはモニタのちょっと後くらい、かなあ、と。半端にモニタの横くらいというのは避けたいところでしょうね。

実際どうだったかというと、7時頃に並びに行ってちょうどよいくらいでした。8時前には建物の中に入れて、パンやコーヒーを片手にゆっくりと並べました。会場に入ってからもそれこそモニタのちょっと後で、モニタも見えるし、ステージも見えるし、いい感じの場所でした。

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講演内容については今さらここで書くこともないでしょう。感想としては「3.0出るの早過ぎ!」「SnowLeopard早く出て!(あ、でもそれまでにIntelマシンに買い替えないと・・・)」というところで。

期間中の小ネタ

その1

会場にはこういうものすごいものがあって、いつも人だかりが出来てました。20台のMacProに20台の30inchですからねえ。かなり圧巻です。

ちなみに、公私で7本もアプリをだしているのに、全然見つけられませんでした。確率的にも1本くらいはあっても良いんですけれど・・・

で、そんなすごいシステムが一瞬おかしくなった瞬間です。

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1台が突然フリーズして、再起動をしているところ・・・この瞬間、普段以上のカメラが向けられたことはいうまでもないというか。。。

その2

期間中の夜っていろんなイベントがあって(特に、AwardもBashもない日に集中しているみたい)そのうちのひとつにぶらりといってみました。もちろんまともに英語でやり合えるわけでもないので、そんなに話は出来ませんでしたけれど、何人かの外国人と自作のアプリを見せあったり。

で、そこにとあるVIPがきていました。

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ちょっと暗いので分かりにくいですが。Wozですね。生ジョブズはなかったけれど、もう一人の生スティーブはありました、と。いろいろ行ってみるもんです。

その3

4日目の夜はBash(名詞:お祭り騒ぎ)です。

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とにかく人人人で。食べて飲んで。

聖地巡礼

さて、本題(笑)。いざアップル本社へ。

車があればもちろんそれが一番便利ですが、そういう環境でもないので、電車とバスでクパチーノを目指します。Caltrainとバスを使って、うまく乗り継げれば、まあ片道2時間ってところでしたかね。

同行したみんなが初めてでしたけれど、時刻表など事前にチェックしていたこともあってすんなりと行けました。さて、写真をいくつか。

途中のパロアルト駅

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入り口付近

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カンパニーストア

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アップル国の国旗

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Infinite Loop をぐるりと

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カンパニーストアには、たくさんのTシャツや文具、カップなどがありました。うかれて子供服とか含めて結構買い物したかな。まあ、でも来年も来るって思うとそこまで買いあさったという感じではないですが。

サンフランシスコ → 日本

飛行機のセキュリティチェックがかなり厳しくなっているんですね。でも世界中でこのレベルにしないと本当は意味がないのでは、と思ったり。

あと、サンフランシスコの空港は意外に小さかったです。ここでお土産をと思っても、ほとんど選択肢はありませんでした。やはり、それまでの時間に市内をぶらぶらしたほうが賢明ですね。金額的にも。

帰りの飛行は11時間くらい。相変わらずビール飲んで、本読んで、寝て、映画を観て、、、で着きました。この1週間はビールたくさん飲んだなあ。

いつの間にやらフェーズ6になっていたものの、入国はあっさりしたものでした。健康状態を申告したくらいですね。まあ、もう国内にもたくさん患者さんがおられるので、空港でどうこうっていうもんじゃないんでね。

まとめ

サンフランシスコはいい気候なんですが、ちょっと肌寒いくらいでジャケットだけでは夜はきついこともありました。次回はフリースくらいもっていったほうがよいかも。あと、ほとんど表を出歩くことないのに、ドル両替し過ぎでした。たくさん余ったのでこれも次回へ。

本文中何度も「次回」とか「来年」と書いてますが、まあそれは自分のがんばり次第です。iPhoneはなくならないと思うので、iPhone開発者としての自分が生き残れていればきっと来年も参加することでしょう。さて、この1週間で得たこともたくさんありますし、課題も山積みです。明日から(いや、個人としては今日からか)がんばっていきましょう。

twitter 連動写真投稿サービス twitpic 専用 iPhoneクライアント TwitPict を公開しました

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と並べて書くととなんだかよくわからない表題になってしまいましたが、順番にいくと要するにこうです。

  1. ご存知 twitter というサービスがある
  2. twitter ヘのつぶやきに連動して写真を投稿できる twitpic というサービスがある
  3. この twitpic に iPhone から簡単に写真を投稿できるアプリ TwitPict が公開されました、と

なんていうか、いつものごとく「欲しいモノは作ってしまえ」症候群の結果です。自分で言うのもなんですが、結構重症だと思う。

twitpicやそれに類するサービスに対応したクライアントっていうのはすでにいくつも存在しています。でもそれらは高機能クライアントの一部機能として搭載されていて、主に

  1. アプリを立ち上げる
  2. つぶやき投稿画面に切替
  3. カメラモードにする
  4. 撮影
  5. つぶやき入力
  6. 投稿

っていう感じの操作が必要になります。

で、僕としては

  1. アプリを立ち上げる
  2. 撮影
  3. つぶやき入力
  4. 投稿

としたかった、本当にただそれだけのことです。(そういう意味で Hummings と同じ感じで)

個人的に iPhone アプリのあり方としては2つあると思っていて、

  1. 高機能アプリがひとつ
  2. 単機能アプリがたくさん

もちろんどれを選ぶかは、そのアプリの使い方によって、ひとそれぞれです。で、今回のは思いっきり後者に属するかと。なにしろ、本当に投稿専用クライアントです。当然タイムラインも確認できませんから。

そんなこんなで、いつものごとく無料アプリですし、同じようなことを考えている人がいましたら、是非使ってみてくださいませ。

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追記:今回は、3.0対応で一回リジェクトされたため、公開まで2週間ちょっとかかりました。

  • 5/16 : 初回提出
  • 5/22 : リジェクト(3.0で正常動作しない)
  • 5/22 : 2度目の提出
  • 6/2 : ready for sale

WWDC ‘09に参加します

そういえばブログ上では報告するのをすっかり忘れていた(つぶやいてはいたけれど)ので一応。

表題の通りですが、6月にサンフランシスコで行われるWWDC(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)に参加してきます。

えー、もう、そりゃ、アップルの開発関連では最大のイベントです。話題のiPhone3.0のこととか、Snow Leopardのこととか、しっかり勉強してきたいと思います。もちろん、勉強だけじゃなく、開発者同士のつながりも新しくできれば良いな、と。そこら辺は受け身ではなくがんばっていきましょう。(そうそう、アップル本社にも行くぞ!>誰か連れっていって・・・)

アメリカに行くのははじめてです。というか、太平洋を渡るのもはじめてですね。英語は・・・しゃべれないけれど、なんとかなるといいな。なにごとも現場で鍛えよう。

そんなこんなで気がつけばもう1月を切りました。そろそろ準備することも考えないとなあ・・・まずは、物置のスーツケースを出すところからはじめましょうか。

twitterクライアント:Hummings v1.0b2 公開しました

若干開発ペースが落ちてきたのは、自分の思う最終型に近づいてきたから、という感じで。(実際、他のアプリの開発もはじまってしまったし)

例によって機能追加について詳しくは↑参照ですが、今回の変更点は以下の通りです。

変更点

  • 選択中のタイムラインに含まれるハッシュタグによる検索追加(”#”)
  • 自分宛の@replyをGrowlでsticky表示させる設定追加
  • Growl通知数を制限(Growl BOMの抑制)
  • ほか、GUIの細かな改善と、細かなバグ修正

新機能の「ハッシュタグ検索」ですが、タイムライン上で気になるタグが使われている時に、フォローしていない人のつぶやきも一緒に見てしまおう、という目論見です。どの程度有用なのかはよくわかりませんけれど、個人的に欲しかったので。

あと、環境によっては、バージョンアップ時に保存されていたタイムラインなどの情報が上書きされる場合がありますが、β版ということでご了承下さい。

twitterクライアント:Hummings v1.0b 公開しました

ちょっと勢いあまり気味ですが、a3がそこそこ認知されてきたみたいですし、いよいよβ版ということで。

まあ、β版といっても、僕自身の開発動機としてはほぼ満たされた感じです。あともうちょっとかな。

機能追加について詳しくは↑参照ですが、今回の変更点は以下の通りです。

変更点

  • タイムラインパネルでの検索追加(”/”)
  • タイムラインパネルで選択中のユーザだけ表示する機能追加(return)
  • タイムラインパネルでのキーヘルプ追加(”?”)
  • twitpicのサムネイル直接表示に対応
  • 更新フレームワークsparkle設定を修正(次期バージョンから自動更新できるはずです)
  • キー操作の挙動を改善
  • friendの画像が表示されない or 小さく表示される問題を修正
  • ほか、GUIの細かな改善と、細かなバグ修正

手前味噌ですが、これのおかげであきらかにつぶやく量が増えましたね。

twitterクライアント:Hummings v1.0a3 公開しました

根本的な不具合をいくつかかかえていたようで、ユーザさんの協力のおかげでなんとか解決できました。ほんとにありがとうございました。

下記、[注意]にもありますように、アプリ更新フレームワークSparkleを最新にしたところ、アップデータの配信をより安全にするために必要な設定項目が増えているようです(ということに今気付きました)。対応にもう少し時間がかかりそうなので、とりあえず、今のところは手動でアップデートしてください。すいません。

変更点

  • 起動しない・タイムラインが取得できない、などの問題を修正
  • タイムライン更新タイミングの修正

注意

  • アプリの自動更新はまだ有効ではありません。β以降で有効になる予定です。

やりだすと、いろいろと野望が出てきますね。ま、あくまで他とはちょっと違うクライアントを目指してがんばっていきましょう。

次はそろそろβかな。

twitterクライアント:Hummings v1.0a2 公開しました

早速ながらアップデートします。取り急ぎ、環境によっては起動しないという問題に対処したつもりです。

変更点

  • 起動しないことがある問題を修正
  • followしていないユーザからのメッセージを表示
  • ダイレクトメッセージを表示
  • アプリ更新フレームワーク Sparkle のアップデート

注意

  • データベースがクリアされます(timline と friend 設定)のでご了承下さい
  • アプリの自動更新は 1.0a2 以降で有効になります

使っているといろいろ気付かなかったこともありますね。僕自身がそこまでコアに使っていないからでしょうけれど・・・

OSX用Twitterクライアントのα版を公開しました

先日予告しておりましたtwitterクライアントのα版をようやく公開しました。

その名も

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です。気軽につぶやけるイメージで。(あとは Ensemble 同様に音楽つながりっていうことで)

目玉としてはホットキー操作とか、ブラウザ内包とか、いろいろありますが、スクリーンショットも多数掲載してますので詳しくは下記ページをご覧下さい。

会員制Webサービスのクライアントという性質上、あまりテストが十分ではありません。なのでα版という扱いなわけですが、そのへんをご理解の上で使っていただければ、と。

で、ついでにフィードバックなんかをいただけたら幸いですが、要望には必ずしもお応えできないかもしれませんのでご了承下さいませ。

twitterクライアント開発中・・・

新年度。通勤途中の雰囲気もちょっと違って「今日から仕事かな?」と思える人々がちらほらと。

それはさておき、最近の趣味開発の経過報告をひとつ。

なにやら世間ではtwitterがまた盛り上がりを見せているようにもみえる今日この頃。まあ、そんな世間とは関係なしに自分の中でもちょっと盛り上がっていまして、ブログを書くほどでもない小言をブツブツとつぶやいている毎日です。

で、そんな中で思うのが「twitterのいいところは気軽に投稿できること、なのに気軽に投稿できるクライアントがない」ということです(いや、もちろん、まじめに世の中のソフトを全部試して回ったわけじゃないですけれど)。

つぶやこうと思って、アプリを切りかえて(あるいはwebページを開いて)、入力フィールドにカーソルをあわせて、、、入力して送信ボタンを押す。

いやいや、そんな手間はいらんでしょ、ってことで、こうなったら自作するのみです。「欲しいソフトは自分で作ってしまえ」ってね。

どんなアプリでどんな作業をしていても、ホットキー一発でで入力ウィンドウがひらき(もちろんカーソルは、入力フィールドにあって)、つぶやいてリターン。するだけ。うんうん、これはいい感じ(と自画自賛)。

コンセプトは「マウスを使わず操作できるtwitterクライアント」。なんか、あまり一般ウケはしそうにないけれど、例えば、ダイレクトメッセージ送信先の自動補完↓なんかは重宝しそうです。

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基本的な機能としてはほとんど実装できていて、すでに普段使いをしているわけですが、公開するとなるとまだ作り込みがいりまして、それでも今月中には最初のリリースができるんじゃないかと。とはいえ、実はまだアプリ名を決めあぐねているんですけどね。

ま、そんなわけで、気になる方はお楽しみに。

そうそう、忘れてましたが、念のため。iPhoneアプリじゃなくてMac OSX Leopard用のアプリです。