有名なフレーズ、「シ〜ソ〜、ミ〜ド〜、ラ〜ファ〜、レ〜シ〜」の部分。気持ちよく演奏してたら、5小節目に入って、急に雰囲気が変わる。なにごとかと思って確認。。。この冒頭、おおまかにいって小節ごとに次のような和音進行をしてます。(主に弦楽器の進行です。管楽器はちょっとずれて同じように動いてますけど)
Em → Am → D#dim(+e) → Em → C → G → Dm → Am → D#dim → Am → Dm7 → D#dim → Em
そう、1-4小節間のe-moll
のカデンツ進行モドキが起こった次の瞬間にいきなりC
に移っているのね。だからそこのc
は大事かも。なにより弾いていても結構気持ちいい。
ちなみに、3小節目はこの曲では非常に良く出てくるD#dim
ですが、ベースラインはそこ4小節間ずっとe
を弾いているから、e
とdis
が思いっきり衝突してます。ここはどうしても濁っちゃうけれど、それだけ主音であるe
を聞かせたかったのかなあ、と。ともかくぶつかっているのでe
はあまりでしゃばらないように。
曲がちょっと動き出す9小節目からも結構面白くて、メロディーはずっとc
からはじまっているのに、ベースラインは半音進行(dis → e → f → fis → g
)で、奇麗に和音が動いてます。で、結局D#dim → Em
という具合に冒頭4小節と同じ終わりかたして一段落。やっぱ、すごいわ。
・・・とまあ、冒頭の数小節間だけでも、和声進行把握ゾーンとしては結構面白いところです。ベース弾きなんでどうしてもベースラインがメインになっちゃいますけれど。
ちなみに、続くかどうかわからないこのシリーズ共通の表記についてはおおよそ下記の通り。
- 大文字 : 英語音名、主に和音コードをさす(
Em
は「イーマイナー」) - 小文字 : 独語音名、主に単音、調をさす(
e
は「エー」)
うーん、やっぱ、鍵盤があると全然違いますね。和音を調べるのも効率が断然良くなるし。