やっと、読み終えたので感想を。(やっと、とはいっても、本来なら一晩で読んでしまいそうだったのを、なんとか抑えて、わざとのんびり読んでましたけれど)
Mac OS進化の軌跡―パーソナルコンピュータを創ったOSの実像
柴田 文彦
最初に感じたのは、あと5年早く生まれていてMacに出会っていたら、、、という思い。。。まあ、”if” はなにも生み出さないので、先に進むことにしましょう。
先日は「古くからのユーザなら必読」と書きましたが、すべてのMacユーザ(あるいは、パソコンユーザ)にも読んで欲しいなあ、と思ったりする今日この頃です。とはいっても、別にMacの素晴らしさを伝えたいとかそういうことではなくて、AppleやMacの歴史っていうのはある意味パソコンの歴史の中でも大きな一筋の流れだから、それを知っておいても損はしないだろうなあ、と。
Old Macが使いたくなってしまって、思わずBasilisk IIを再セットアップしていたけれど、自分のページでも解説かいてるくせに、何で動かない???まあ、押し入れの上からPowerBook150なんかを引っ張り出してくればいいだけの話ではあるんですけどね。
以下、感想といいながら、なんか「Macに対する想い」になってる気がしますが。。。
ふと思ったこと。そういや、僕が自作のプログラムをネットに公開するのって、OSXになってから、じゃなかった。。。HyperCardで作ったスタックをパソコン通信時代に公開していたことを再認識しました。そういう意味ではほんとどっぷりなんだなあ、と。
別にMacユーザが増えて欲しいとか、Windowsには負けていられないとか、そんな些細なことはほんとはどうでもよくて(だいたい、何が勝ち負けなのか?っていう根本的で無意味な問題もあるし)今Macを使っている人が、これからもMacを使い続けてくれればいいなあ、という程度。じゃあ、僕が、ある意味僕をここまで育ててくれた(といっても過言ではない)MacやAppleのコミュニティに対していったい何ができるだろう、と思ったときに、じゃあ、自分が欲しいものを作ってみんなにも使ってもらおう、という結論に至ったわけです。(「なにができる」というのもかなり大げさな発想ではありますが、それってたとえば「世の中のために」というのとほとんど変わらない)
まあ、そういうわけで、今があるんだなあ、と、本を読みながら再確認しました。