所属する大阪市民管弦楽団の本番もあと1週間となり、今日の日中はずっと練習でした。いつもは1-2時間くらいしか弾かないから、たまに5時間とか6時間とか練習するとかなりしんどいです。
で、楽器を弾きながら思ったこと。オーケストラみたいな大きな集団で、一つの曲を弾くのって、実はかなりすごいことなんじゃないだろうか。。。って、今更なにを?と思うかもしれませんが、でも冷静に考えるとすごいことなんですよ。だって、100人近い人がそれぞれ自分の楽器を持って、自分の音を出しているんです。でも、それは聴衆にとっては、一つの音楽。
僕らはみんな年齢や職業はみんなばらばらだし、音楽をやってきたその経歴も人それぞれなのに、別に誰に強制されるわけでもなく、一つの音楽を作ろうとしている。なんだかんだいってもそれぞれが自分の音を出しているし、その自分の音を誰かに聞かせたいと思っているし。。。もちろん、デジタルな音楽ではなく、あくまでもアナログな音楽。で、やっぱり、それは聴衆にとっては、一つの音楽。
まあ、ようするに、デジタルな世界では再現不可能なんじゃないだろうかと思うんです。普段はデジタルな世界にどっぷり浸かっている自分がいうのもなんですが。どんな高性能なコンピュータができても演奏は再現できない。機械はこの領域に達することはできない。。。(達してはいけない、とか、達する必要もない、とか、そういう意見もあるでしょうけれど)
だから僕はこうやって楽器を持って、ここで演奏しているわけだし。。。(そして多分、デジタルな生活とこういうアナログな生活があって、ちょうどバランスがとれているんじゃないかという気もする。。。)
音譜を追いながらふと思ったことでした・・・って、そんなこと考えてるから落ちるんだ>自分