世の中、というか特に研究者、というかほんとに限定すればうちの研究室の人々、はだいたい2種類の時間感覚をもつぐループに分類されると思います。つまりこういうこと。
ある時刻にあるイベントが実行される、という予定が存在したときに、その時刻になる瞬間にはもうすでに実行されるべきイベントについての準備が整っている状態と、その時刻になった瞬間あるいはその時刻以降にそのイベントについての準備をはじめる状態。わかります?簡単にいいますと、1時からゼミがあるとしたときに、1時にはすでにゼミ室の中の自分の席についてノートやらの準備も完全に整っている状態と、1時になったときにゼミ室に向かう準備をはじめる状態、という感じで。おそらく、社会的に見ても、っていうかそんな大がかりじゃなくても、前者が本来あるべき状態ですよね。会社とかだったら絶対そうでしょうし、普通、なにかしらの共同体においてはそうあるべきはずだと思ったりするわけなんですが・・・で、ちなみに僕は前者です。いつでも、どんな場合でも。予定時刻より前にそこにいて、予定時刻に起こるべきイベントには必ず前もってそなえておく、というのがいわば信条みたいなもんで。なんですが、おおよそ、うちの研究室の他の人々は後者です。ここに認識の差が・・・
そうはいっても、はっきりいって僕のほうが圧倒的に少数派(ざっと1:10くらい?)なんで、かなりの割合でいつも時間的には損をしている気分です。時間通りに行ったのに誰もいない、というのはいつものことだったりするわけです。2年目にして、ようやくそういう状況にも慣れてきたのか、意識的に、時間通りには行動しないように勤めたりという涙ぐましい努力があったりもするわけですが、やっぱり頭の奥では、おかしいよなあ。という気持ちもぬぐい去ることはできませんで。。。いやいや、じゃあ、みんなに言ったらいいじゃないの?というご意見もあろうことかと思いますけどね、実際のところ、今のような状況で、たまに損な気分を味わっているのって、僕だけだと思うんですよね。なんで、まあ、しゃーないかな、と。
一言で言ってしまえば、研究者だからなんだろうな、と偏見的には思います。しかも、理系で、理論系。そもそもが自由な雰囲気で、時間の束縛なんかどこにもなさそうだし、やっぱり、しゃーないんでしょうね。とはいえ、僕にはそういう人々の感覚はほぼまったく理解できませんが・・・それもまた気にしない気にしない。