「風の歌を聴け」を電子書籍で読みました

ご存知のように村上春樹好きなので、当然このデビュー作は何度となく読んでるわけですけれども、なんとこの度ずーっと待望の電子書籍化されましたので早速入手して久しぶりに読み直してみました。

気がつけば、村上春樹さんの電子書籍も徐々に増えておりますけれども、ノルウェイの森とかねじまきどりとかも早く電子化して欲しいものです。そうそう、世界の終わり〜もね。

ふと読みたくなった時にどこでも読めるのはファンにはうれしい。

とりあえず、この勢いで羊4部作を再読することにしましょう。もちろんkindleでね。

・・・と思ったら、ダンス・ダンス・ダンスはまだなのか。。。残念。

全く余談ですが、手元にある2冊の文庫本。1990年のが220円(税別)、1999年のが352円(税別)、そして今回のkindle版が421円(税込)でした。四半世紀!の間に価格がほぼ倍になってる。

「手のひらの露」を読みました

そういえば紙の小説を読んだのはかなり久しぶりな気がしますね。

というわけで、最終巻が発売されて無事に完結したのでメモメモ。

えーと、京都の話です。兄弟の青春ドラマ。料理おいしそう。あと株の話もあります(すいません、多分、株の話がメインです)

著者のshachiさんは私が知るかぎりではiOSのプログラマだったんですけれども、多才は人はほんとにすごいなあと。

京都の話ということもあるのですが、ちょうど1巻が発売されたのが、私が会社設立に向けて動き回っていた時期と重なって、それこそ、四条、烏丸、御池、河原町辺りを歩き回っていた時に、役所の待ち時間なんかに読んでいたので「あ、これこのあたりやん」みたいな感じですごく親近感持ちながら読めました。

思えば京都で学生していた頃はほとんど街中を歩き回っていなかった(研究室とオケの練習場を往復してた)ので、京都に延べ10数年住んで初めて街中を歩きはじめた時にこの本を手に取ったといいますか、なにか不思議な感情の元に読ませてもらいました。(偶然ながら3巻を読んだのも京都-東京の新幹線の中でしたし)

これで完結ということなので、この後あの子達はどうなったんだろうとかいろいろ気になるところはありますけれども、それはそれとして楽しませてもらいました。

あたりまえながらに各巻数ヶ月空いてでているので、また最初から読み直そうと思います。あと、気になるお店にはいってみないと。

ちなみに豚バラの肉じゃが気になるなあ

「iPhoneアプリ開発エキスパートガイド iOS 6対応」を読みました

またまた必読の本がキターと思って Amazon で注文したところで @hkato193 親方より献本いただきました。感謝感謝。

もうすでにいろんなブログでも書かれていますけれど、まあほんとに必読の本です。

初心者向けの本やWebサイトはいっぱいあるのでそこからもう一歩ふむ出すにはちょうどいいというか。

なにより英語の公式ドキュメントだけじゃいまいちニュアンスがわからないところとか、あるいはそもそも公式がちゃんとカバーできていないところもしっかり検証していただいているのでそれが助かります。

個人的なおすすめは Collection View とか Auto Layout とか Core Bluetooth とか。Core Bluetooth はこれ読んでればヘッダと格闘しなくてもよかったのになあ、とか思ったわけで(それじゃアプリとしては出遅れてしまうから仕方ないというかそういうものなんですが)。

Auto Layout はちょっと敬遠気味だったのでこれを片手にもう一度がんばってみます。あと Storyboard もそろそろちゃんと使ってみないと・・・

来月には WWDC で iOS 7 の話もぼちぼち出てくるんじゃないかと思うわけですが、その前に今の 6 についてもしっかり足固めしておくのにはいいんじゃないでしょうか。

そろそろ iOS 6 ネイティブなアプリもっとでてきてもいいんじゃないかな〜

「1Q84」を読みました

今さら感はもちろんあるわけですけれど、やっと文庫版がでたわけですよ。なのでやっと読むことができました。

1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫) 1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)
村上 春樹

1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編 (新潮文庫) 1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫) 1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編 (新潮文庫) 1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫) 1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編 (新潮文庫)
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いつも言っていることですが村上春樹大好きです。でも別にそんなにコアなファンっていうわけじゃないですんで、ほとんど全ての作品は読んでいるけれど、細部までをしっかり記憶しているわけでもありませんし、まあほんとにただ好きなだけです。んで、以下はそんな僕の書く他愛もない読書感想文と思っていただければ、と。

まず最初のうちを読んでいた思ったのは「これは最高傑作だ!」と。いやいや、上から目線ですいません。でもほんとにそう思ったんです。そして、全部読み終わってもなおその思いは変わらなかったですね。

自分イメージとしては「世界の終わりと・・・」と「ねじまき鳥・・・」をたした感じ、だったんですが、やっぱり「羊」的な雰囲気もありますよね。まあ、だから「最高」って思うんですけれど。

もちろん多くの伏線(分岐)は回収されない感じ。だけど、最後のページまできて結構「腑に落ちた」のは結構意外。せっかく会えたのに、朝起きたら彼女がいなくなったとか、そういうのざらですから。

読書は主に帰りの電車の中。だから毎日30分程度。BGMはもちろんシンフォニエッタ(このために買ったし、初めて聴いた)。文庫版を待っていたのは、電車の中で気軽に読めるから。ハードカバーだと電車はしんどいです。で、家で読んだらのめり込んで他の作業が手に付かないのわかっていますからね。

文庫版は3ヶ月にわたって発売されたので、だいたい3週間の隙間があって、その間に他の本(勢いで他の村上作品)を読んだりしていました。そのせいもあって、若干話のつながりが曖昧なところもあったかな、と。まあ、なんにしても、来週のWWDC道中で全巻もっていって、もう一度読み直すつもりなので大丈夫です。

いつも思うんですが、それこそ村上作品が電子化されたらいいのになあ、と。そしたら、手持ちの文庫を全部処分して、全部ハードカバーで買い直すのにね。(電子化ってこういうところにも貢献すると思う、個人的には)

あれ?感想文にすらなってない?まあ、いいか

何度でも読み返したくなる漫画を5つ挙げてみた #5manga

こんなエントリがありまして、まあ思わずのってしまったってことで。

なんでも読み返したくなるっていうことは、やっぱり手元にある漫画じゃないと話になりません。という縛りがあることにしましょう。あと、完結済みっていうのも一応条件として。

ちなみに、うちの漫画棚はこんな感じ。もともと持っていたもの半分近くはいまだに実家にあったり自炊しちゃったりなので、これでもそこそこ絞られている、はず。

単行本・文庫本サイズの漫画は全部前後2列になってるわけですが、さすがにそろそろあふれそう。どうしようかなあ。

それはさておき。

AKIRA

4061037110 AKIRA(1) (KCデラックス 11)
大友 克洋
講談社 1984-09-14

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説明要らずの定番、だと思う。

読み返したくなるというか、少なくとも2-3回は読まないと筋を把握できない気もする。まあ、それ以上に読み返しているけれど。

寄生獣

4063346641 寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664))
岩明 均
講談社 2003-01-21

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これも定番ですな。

高校の部室においてあったのを何度も読んだのが懐かしい。その後、完全版が出てから全部そろえたわけですが。

アタゴオル物語

4889919635 アタゴオル (1) (MF文庫)
ますむら ひろし
メディアファクトリー 1999-11

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直近では続々編の「アタゴオルは猫の森」だけれど、やっぱり初期のシリーズが一番新鮮で面白い。まあ、当然全シリーズ持ってますけれど。

七色いんこ

4253173373 七色いんこ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
手塚 治虫
秋田書店 1997-03

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手塚作品の中では一番好きかな(あー、鳥人大系も名作だ!)。演劇がテーマの泥棒の話。って書くとなんのことやらですが、本当にそういう話。

なつのロケット

4592132793 なつのロケット (Jets comics)
あさり よしとお
白泉社 2001-07

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小学生が夏休みの宿題に人工衛星を作る話。もう、読むたびに最後の1コマで何度も泣いたよ。宇宙好きにはたまらんよ。

番外

冒頭の条件をはずすと、今一番のはやりは当然これ。

4088725093 ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)
尾田 栄一郎
集英社 1997-12-24

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ええ、もう、今や毎回発売日に買い続けてますからね。(上の本棚写真の一番下の段は全部これ。で、あふれてきたので下から2段目にも・・・)

まあ、そんな感じですかね、と。

で、書いていて思ったけれど、これらって自分が好きな漫画であると同時にみんなに読んで欲しい漫画になりますね。あーまた全部読みたくなってきた。

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」を読みました

村上春樹好きのクラシック好きなので、もう読むしかないというかなんというか。

4103534281 小澤征爾さんと、音楽について話をする
小澤 征爾 村上 春樹
新潮社 2011-11-30

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いつもながらに村上氏の音楽に対する知識や思い入れ、聞き込みの深さにはびっくりするわけですが、冒頭からグールドやベートーヴェンの協奏曲聴き比べで文字を読んでいるだけなのにどっぷりと音の世界に引き込まれます。

そういえば、小沢征爾指揮の演奏ってあまり聴いたことないなあと思いつつも、その音楽に対する考え方はいろいろと勉強になりました。(勉強にっていっても真似できるもんじゃないけどね)

今はやりの電子書籍なら、ここで読みながら話題に挙がっている演奏を買えたり聴けたりするんだろうなあ、と。

ちょうど、ここ最近音楽活動をぼちぼちと再開している身としては、ああやっぱり自分も弾きたいねえ、というモチベーションにつながるタイミングのいい一冊だったのではないかと。

村上春樹好き、音楽好き、なら是非読んでみることをおすすめします。

「大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由」を読みました

別にゲームを作るわけじゃないけれど。なにしろRucKyさんの本だからね。

4798031917 大手メーカーが作らない「B級」iPhoneゲームが売れる50の理由
RucKyGAMES
秀和システム 2011-12

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RucKyGAMESとの出会いは全然覚えていないわけですが、実際にゲームを遊ぶ前からそれこそ「i刺身」だの「ゲシュタルト崩壊」だののフレーズは耳に届いていたわけです(あと、たくさんゲームを作っている人がいるっていうイメージだった)。んで、最初に遊んだゲームがなにかは忘却の彼方ですけれど、今はゲームフォルダとは別にRucKyフォルダがあるくらいの感じになっています。新作がでたら、すぐに試して「イラッ」として満足、みたいな。(いや、もちろん「イラッ」としないゲームもたくさんあるし、そっちにも満足してますよ、ほんとに)

先日のAppBankオフ会で念願の対面を果たして浮かれていたらその直後にこの本が発表され、そりゃもうAmazonで即予約。

でも、なんか出荷が遅れるとかだったので、発売日に本屋でgetしてしまいました(この後キャンセルを忘れて、2冊目がAmazonから発送されてしまったのはきっと気のせい)

本の内容?まあ、RucKyファンなら読んでおけ!って感じ。なんか作ってみたいなあと思っている人もなにかの役に立つんじゃないでしょうか。僕自身は、開発者として共感するところも刺激されることもあって、なかなか面白かったです。ゲームっていう題ではあるけれど、別にゲームだけに限定されている話じゃないですしね。

ちなみに、どこかにも書かれていましたがタイトルの「作らない」は本当は「作れない」だと思う。あれは作れんよねえ

追伸

2冊目も無事に届いたよ orz

「たった一度の人生を記録しなさい」を読みました

著者・出版社より献本頂きました。感謝感謝。全然自分とは関係なさそうなのですが、なんといってもこの本にも拙作のPictShareが載っているのでございます。ほんと感謝感謝です。

ちなみに、書評は苦手です。だからこれはほとんど感想文未満。書評はもっとちゃんとしたブログを参考にしてくださいなw

4478015988 たった一度の人生を記録しなさい~自分を整理・再発見するライフログ入門
五藤隆介
ダイヤモンド社 2011-09-30

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著者の goryugo さんとは何度かお会いしたことがあります。多分、最初に会ったのは大阪のオフ会だったかと。ってそれ以外も全部オフ会ですけれど。そして、Evernote好きのgoryugoさんと会わなかったら、今や多くのEvernoteユーザにつかって頂いているPictShareが、若いバージョンにてEvernote連携することもなかったかな、って思います。やっぱり、身近な人からの要望はなるべく早く答えたいって思うんですよね。

そんなわけですが、僕自身はそれほどまでにライフログにこだわったことはありません。Evernoteもほとんどwebclip専用と化している気がしますし。ですけど日々の記録が大事なのも知ってるつもりです。それこそ「ブログ」というものがそれほど一般的でなかったような時代に毎日日記をWebに公開していた頃もあったわけで、それを読み返す楽しみも大事さも知っているつもり。

ちなみに、TwitterのEvernote保存はちょっと前からやっていてこれは便利。ほぼ自動だからね。

で、この本を読んで、せっかくなのでEvernoteの使い方をちょっと見直してみようかと思いました。使い終わったノートブックはノートにタグ付けして減らす、っていう考え方は結構目から鱗だった。ノートブックが増えるのはいやだったから、そこになんか使用を躊躇していたところもあるかもしれないかな、と。

で、こんなところからはじめてみようかと。

相変わらずの早起き生活なので、寝る前に次の日やることを脳内リストアップしていたんですが、いつも忘れるからね。

最後に、先日のOZPA本でもそうなのですが、大事なのはやっぱり「無理をしない」こと。そして「どうやったら継続できるか」ということ。なんだろうな、と。

しかし、知っている人がどんどん本を書いているわけですが、みんなすごいなあとただただ感心してしまいます。僕には無理ですよ。うんうん。


余談ですが、うちの奥さんがこのタイトルをチラ見して「どこの宗教本かと思った」そうな(笑)

「あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方」を読みました

よく考えたら、他にもいろいろ読んだ本あるのに、最近全然紹介してないですね。

さて、全然ブロガーじゃないんですけれど、ブロガー向けの本を読みました。なんでかっていうと献本していただきましたので。感謝感謝。なんで献本していただいたかっていうと、この本の中に何度か拙作の PictShare について触れられているからです。これも感謝感謝。

4798030724 あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方―これだけやれば成功する50の方法
OZPA
秀和システム 2011-09

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ちょっとだけ著者の OZPA さんとの話をしますと、自分の中では結構印象的な出会いだったんですよね。いや、まだ会ったことはないんですけれど。いつかお会いしたいものです。

もちろん PictShare のユーザさんとしてやり取りをしたわけですが、その最初がなんと「ブログにレビュー書いてもいいですか?」というもの。いやいや、「書きます」とか「書きました」っていうのはよくある話ですけれど「書いてもいいですか?」って聞かれたのは初めてですよ。アプリ公開してる身としてレビュー記事を書いてもらうのを拒否する理由ってありますかね。もちろん、批判レビューは要らないけれど、わざわざそれを書くことってそうあるもんじゃない(よほどの悪意がないとわざわざブログに記事までかかない)し。

そうして生まれたのは、本文中にもあるこの記事「iPhoneアプリ「PictShare」が神アプリな4つの理由」。

実はこの記事がPictShareの救世主といっても過言ではありません。多分。褒め過ぎ?

なんでって、当時のブログにも書いてますが、この記事のおかげで総合25位まで昇りつめたのです。セールなしに。(そして、これ以上の破壊力のある記事はその後どのブログやアプリ紹介サイトからも出てこなかったんですよね。某有名レビューサイトに載った時もここまでの威力はなかった)

で、その後もちょくちょくとPictShareをべた褒めする記事を書いていただきまして、その度にその恩恵を受けている今日この頃です。ほんと感謝感謝。その上、本まで送ってもらいましたし。

さて、内容について触れますと、ブログを書く人向けの本とはいえ、書かれている根底にあることは「ネット上でなにかをアウトプットしている人」にも共通でいえることだなって思いました。例えば僕のようにアプリケーションを配布している人とか。特に心構えの章とか、人脈の章とかは、参考になりました。

意外にお安く、意外に分厚く、そしていつものOZPA節で気楽に読める、そんな一冊でした。

2010年に読んだ本(1)「地名の世界地図」

読んでいる間に年を越えてしまいました。

4166601474 地名の世界地図 (文春新書)
文藝春秋 2000-12

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地名がどうやってできてきたのかという本。もちろん歴史的に複雑なものもあるけれど、単にその場所の属性だったりとかして結構面白かったです。

一番「へえー」と思ったのは、「ブラジルで生えるからブラジルウッド」なのではなく「ブラジルウッドが生えているからブラジル」だということ。当然「ブラジル」のほうが有名なので、どうしても前者だと思いがちですが、実は違ったんですね、と。

さて、今年はどれだけの本を読むのかなあ、と。そういう意味も込めて、連番をつけてみました。