名張で第九を弾いてきました

久しぶりだな、と思って、さっき記録を見たら6年ぶりでした。そりゃあ久しぶりだわ。

曲目 ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」序曲
ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付」
指揮者 朝倉洋
日時 2012年12月16日(日)
場所 名張市青少年センターADSホール(三重)

6年ぶりといってもなんとかなるもんですね(とかいって「なんともなってなかったわ!」と思った方、ごめんなさいごめんなさい。それなりになんとかなっていたと思うのです)。やっぱり学生の時に定演でやった(つまり半年第九だけをさらいつづけた)っていうのは大きいかな、と。指は回らなくとも、体にしみ込んでいる感じ。

オケ復帰からそんなに時間経ってないはずなんですけれど、以前在籍していた時にそうだったってこともあってか、いきなりトップで弾いてしまいました。単に前で弾いてるだけって感じだったと思うのですが、まあそれなりにそれなりに。やはりうしろで弾いているのとはまた違った緊張感ありますね。

名張っていうこともあって、家から車で楽器をもって往復したのでそれなりに疲れました。とはいえ、先日でたばかりの Google Maps for iPhone のナビの出来がよくって、初めての場所でしたが全然迷うことなく。これはほんとに便利でした。

今年の演奏会もこれでおしまい。練習はあと数回あるけれど、すっかり年末ですね。あーいろいろと年末に向けてやらないといけないことがまだまだたくさんありますな。。。頑張るぞ。

そんなこんなで、関係者のみなさんお疲れさまでした。

日本センチュリー交響楽団第176回定期演奏会に行ってきました

曲目 カジュガリエフ:バレエ音楽「大草原の伝説」より序奏と交響的スケルツォ〈日本初演〉
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103「エジプト風」
– アンコール サティ:グノシエンヌ 第5番
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」作品64より
– モンタギュー家とキャピュレット家
– 少女ジュリエット
– 仮面
– ロメオとジュリエット
– 踊り
– 修道士ローレンス
– ティボルトの死
– 別れの前のロメオとジュリエット
– ジュリエットの墓の前のロメオ
指揮者 アラン・ブリバエフ
ピアノ パスカル・ロジェ
日時 2012年11月1日(木)
場所 ザ・シンフォニーホール

プロオケの演奏を聴きにいくのなんて何年ぶりでしょう。まあ、今度の自分のオケの演奏会がロメジュリなのでそれの勉強をかねてという感じで、あとサン・サーンスのピアノコンチェルトなんてなかなか聴けないですしね(ピアノ協奏曲好き)。

カジュガリエフはめっちゃ最近の作曲家なんですが、別に現代音楽っていうわけでもなくて、普通に中央アジア(カザフスタンの作曲家なので)っぽくて、2曲目なんかはアンコール用の小品としてもおもしろいなって思いました。編成大きいけれど。

サン・サーンスもここ数日何度も音源きいていたのでしっかり楽しめました。やっぱフランスもののピアノ曲はいいですね。というかピアノ協奏曲いいですね。

さて、問題のプロコ。ほとんどうちでやる曲目とかぶっていたので参考になりました。あーこういう演奏もありなんだなということで、いろいろ心の準備できました。ボーイングとかも軽くチェックできましたし。

オケのアンコール無しで終わったのは21時過ぎというなかなかおなかいっぱいなプログラムでしたけれど、久しぶりの演奏会を堪能できました、と。

大阪市民管弦楽団第76回定期演奏会でした

めっちゃ久しぶりのオケ本番でした。

曲目 ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」序曲
リスト 交響詩第3番「レ・プレリュード」
ブルックナー 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
指揮者 松岡究
日時 2012年9月9日(日)
場所 ザ・シンフォニーホール

記録によれば、オケとしては2009年11月以来、シンフォニーホールでの演奏は2007年9月以来ってことで、まあかなり久しぶりなわけです。

とはいえ、別にホールの中身が変わっているわけじゃないから、なんかそんなにめちゃくちゃ懐かしいなって感じはしなかったです。あ、いつものところだな、って感じで。

5年前の違いといえば、iPhoneやTwitterで知り合った人たちが演奏会にきてくれたっていうこと。オケの演奏会なんて滅多にいくもんじゃないだろうから、気楽にきてもらえてなによりでした。ほんとありがとうございますです。(あ、これがもしかして話題のソーシャルメディアマーケティングってやつか?w)

”オーケストラとやらに行ってきた。しまった!場違いだった。でも凄かった。 | event | MagLog(まぐろぐ)”

んで、本番の出来は、どうなんでしょうね。結構「よかったよ」と言われたので素直に喜んでおこうかと。僕自身もいつも大事にしている「まず、自分が楽しむ。で、ステージにのってるみんなで楽しむ。それを見たお客さんが楽しんでくれれば最高」がそれなりに達成できたんじゃないかと思います。おいしいお酒もいっぱい飲めたしね。

そうそう、ぎりぎりで修理に出していた楽器も戻ってきたので、思う存分弾けました。ほんと弾きやすくなって帰ってきました。よかったよかった。

しかしあれですね、2時間演奏する体力っていう意味ではさすがに落ちていた感じしますね。体力つけていかないと。

関係者のみなさんお疲れさまでした。聴きにきてくれたみなさんありがとうございました。

んで、なによりも家族のみなさんには本当に感謝感謝です。おかげさまであの舞台に立つことが出来ました。いつもいつもありがとうです(本番後に楽器も持って帰ってもらったし)。

さて、また次に向けてがんばっていきましょうね。次は 2013年3月17日(日)です。さあて、もっともっと練習してもっともっとうまくなってやる、と。

大阪市民管弦楽団第76回定期演奏会のお知らせ

もう本番まで2ヶ月を切ってますし、チラシやチケットも出来上がったので、お知らせです。(多分、直前にもお知らせすると思いますが)

日時 2012年9月9日(日) 13時開場 14時開演
場所 ザ・シンフォニーホール
曲目 ヴェルディ 歌劇「ナブッコ」序曲
リスト 交響詩第3番「レ・プレリュード」
ブルックナー 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
指揮者 松岡究

詳しくは以下の画像をクリックしてもらえれば、大きなチラシが見えるかと。

本格的なコンサートホールでの演奏会になってますが、アマチュアの演奏会ですしそんなに堅苦しいもんじゃないんで、初めての人でも気軽に来てもらえればと思います。ちょうどブルックナーだし、残暑厳しい9月の週末にコンサートホールで音楽聴きならがらうたた寝するのもいいかもよw(あ、でもイビキは厳禁です、ほんとに)

チケット欲しいという方は、DMなりFacebookメッセージなりメールなり送ってくださいませ。

一応注意事項:A席の「座席指定券と引き換え」っていうのは、入場時に座席を指定されるっていうことで、自由な場所に座れるっていうわけじゃないって言うことです。引き換え時に座席の希望ができるわけでもない(とはいえ、一応だいたい一般的によいとされる席順に埋まっていくはず)んで、座席指定をしていない航空券みたいなものだと思っていただければと。

普段コードばかり書いている(と思われる)いとーけーがどんなことしているのかって冷やかしにどうですか?

みなさんぜひおこしくださいな。

びわバス団 Live in 守山 PartII で演奏してきました

ふとしたことから、大学オケの大先輩に誘われてコントラバスアンサンブルを演奏してきました。

曲目はもうちょっとあったんですが、自分が弾いたのはこんな感じ。

作曲 曲目 編成 パート
ゴールドブレンド Cb 4重奏 3rd
Teddy Trombone Cb 4重奏 4th
マル・マル・モリモリ Cb 4重奏 1st
君といつまでも Cb 4重奏 + Vo 3rd
ブランビー コントラバスのための組曲 Cb 4重奏 2nd
ランズウィック 犬小屋のシュトラウス Cb 4重奏 1st

初練習の頃はそれこそリハビリ開始直後だったので、ハイポジションもかなりぼろぼろで1stなんてとても弾けない、って感じだったんですけれど、弦楽アンサンブルのほうも軌道に乗ってきたり、それこそオケに復帰したこともあって最終的にはまあそこそこの演奏が出来るようにはなりました。

とはいえ、コントラバスだけで1時間も演奏会をするのは初めてだったので、なかなか大変でしたね。おもしろかったけど。

意外にお客さんもたくさん来て頂いたようで(去年よりはかなり多かったらしい)、不思議な低音のアンサンブルを少しは楽しんでもらえたんじゃないかな、と。

んで、個人的な感想としては、あたりまえだけど練習で弾けないところが本番で弾けるわけもなく、やっぱりもっと練習してもっとうまくなりたいですよねえ。2週連続の本番も終わってちょっと一段落したところ、とりあえず、万全の練習手段は確保してます(これについてはまたのちほど)し、練習に励んでいきたいと思います。

関係者のみなさんお疲れさまでした。

アンサンブル発表会で演奏してきました

大阪市民管のアンサンブル発表会にて、自分の所属する弦楽アンサンブルで演奏してきました。

この弦楽アンサンブルは大阪市民管とは別の団体で、うちの夫婦で立ち上げたようなものなのですが、その後僕自身は大阪市民管に復団して・・・ということで、ちょっと時系列を整理すると、

大阪市民管退団(4年前)
→弦楽アンサンブル立ち上げる(去年)
→大阪市民管のアンサンブル発表会に参加決定
→大阪市民管復団(先日)
→アンサンブル発表会に出場(イマココ)

という感じで。(ちなみに「アンサンブル発表会」っていうのは、まあ、オケ内の内輪なイベントです。お客さんといえば団員とその家族くらいの感じで)

演奏したのはホルストのセントポール組曲です。

メンバー13人、指揮者なし。メンバーの多くが子育てとともに音楽から遠ざかっていた人たち。音作りはもちろん自分たちで。あーだこーだいいながら1-2ヶ月に1度のゆるいペースで練習して、ようやくステージで演奏できるところまでやってきました。

僕自身、ホールの舞台に立つのは2年半振り。リハでステージから客席を見た時にはちょっと懐かしい気分になりましたね。

自分が演奏する理由は楽しみたいから。自分自身も、一緒に弾いている人も楽しめればいい。で、その楽しい音楽が聴いている人に伝わればもっといい。

そういう意味で、わずか10分そこそこの演奏が終わった時に「楽しかった」と一緒に弾いたみんなで共感できたのはすごくよかったです。客席に伝わったかどうかはわからないけれど(きくところによると「いい演奏」ではあったそうなので、多分伝わったと思う)。

自分の子供たちにも自分のやっている音楽を聴かせることができたし、子供と一緒にほかの団体の音楽を聴くこともできたし、そういう意味でもいい一日でした。たった10分そこそこの本番でもすごい疲れた。

ほかの団体の演奏を聴いていると「来年はこんなのやりたいな〜」とかいろいろ思っちゃいますね。まあ自分ところのもあるからぼちぼちでしょうけれど。

関係者のみなさんお疲れさまでした。演奏の機会を与えてくれたスタッフのみなさんどうもありがとうございました。

あ、ちなみに、来週はベースアンサンブルの本番だったりします。引き続きがんばって練習します。

大阪市民管弦楽団「第74回定期演奏会」にいってきました

芸術の秋(といってもまだまだ暑い)というわけで?久しぶりにフルオケの演奏会。

大阪市民管弦楽団「第74回定期演奏会」

日時
2011年9月11日(日)14:00開演
場所
ザ・シンフォニーホール
曲目
ラヴェル 古風なメヌエット
マーラー 交響曲第九番
指揮
井村誠貴

大阪市民管といえば3年半前まで団員として在籍していた(多分2008年2月が最後)オケなわけですが、客席で聞いたのってそれこそ10年くらいぶりな気がします。

あの時は、確か、まだ京都の大学院生で、九大時代にお世話になった堤俊作氏の棒で大好きなサン・サーンスのオルガン付とこれまた大好きなブラームスのピアノ協奏曲第2番をやるっていうんで、そりゃもう行きますよっていう感じで聴きにいったなあ、と。で、誰がピアノ協奏曲中のチェロソナタ(と勝手に言ってますが、要は3楽章にものすごい長いチェロのソロがある)を弾くんだろう?なんて思いながら聴いていた記憶があります。(まあ、その時、長いソロを弾いたチェロ弾きと結婚することになろうとは思いもしなかったわけですけれど)(→ブログを整理したおかげですぐに過去記事にアクセスできるようになった)

で、なんといってもマーラーですよ。そして9番。もう大好き大好き。そして井村さん。実はそれこそ9年前に井村さんの棒でマラ9を弾いたことがあるですよね。いまでも覚えてる思い出の演奏会

そんないくつかの思い出に浸りながら会場に向かっておりました。

会場につけば、懐かしい団員のみなさんや団員だったみなさんとちょっとお話をしたり、もちろん、本番を控えているのでそんなにたくさん話をしたわけじゃなかったけれど、みんなそんなに相変わらずなようでなによりでした。辞めた時はほんとにどたばたしていたからなあ・・・

さて中身についてちょこっと。

古風なメヌエットは、後に大曲が控えていることもあってか、かなりウォーミングアップ的な要素が強かったような。というか、それならそれでもう少し軽めの曲でもよかったんじゃ・・・とか。ちょっと硬い感じでしたねえ。まあ、仕方ないと思いますけれど。

んで、マーラー。大好きといいつつも最近全然聴いてなかったですが、それでも盛り上がりゾーンはしっかりと染みついているようで、勝手に体が盛り上がっておりました。1楽章なんか何度も鳥肌立ちましたよ、ほんとに。1楽章最後のVnソロも最高でした。

2楽章の独特な絡みもノリノリで乗り越えて、一番好きな3楽章へ突入。なにが目的かってあのTpソロですよ。あそこはいろんな曲の中でも「どの曲のどのフレーズが好きですか?」と言われれば、まず挙がりますねってくらいに好きなのです。でもものすごく難しいこともわかっているから、どきどきしながらその場面を待ってました。で、ついにその瞬間がきた時、勝手に気持ちが高ぶりすぎたのもあるかもしれませんが、ちょっと涙腺うるって来ましたね。これもほんとに。

そして、死の終楽章。静かに消えゆくコーダ。もう何も言うことはありません(いい意味で)。静まり返った客席。フライングなしの拍手。すべてがブラボーでしたね。

簡単にまとめてしまえば、とてもいい演奏会だったと思います。いい音楽を、いい時間をありがとうございました。終演後にロビーを歩いていても普通に「いい演奏だったね」という声をたくさん聞きました。

もちろん、演奏者側からいえばいろいろと課題もあったでしょうし、悔しい部分もたくさんあったことでしょう。まあでも僕はお世辞抜きで感動したんで。多分ほかのお客さんもそうだと思うんで、よかったんじゃないかな、と。

(と、ここでアマオケ論を展開してもアレなのでこの辺で)

演奏者のみなさん、スタッフのみなさんお疲れさまでした。そしてもう一度だけ、いい音楽を本当にありがとうございました

「奥田一夫追悼演奏会」にいってきました

もう、あれから1年が経とうとしているんですね。はやいものです。

奥田一夫追悼演奏会

日時
2011年8月18日(木)19:00開演
場所
いずみホール
曲目
ブラームス 悲歌(コントラバス五重奏)
ラウバー コントラバス四重奏曲(コントラバス四重奏)
ツィーフ 祈り(コントラバス十重奏)
グリーグ 「ペール・ギュント」第一組曲 より オーゼの死(コントラバス十重奏)
モーツァルト ディヴェルティメント ニ長調 より 第一楽章(弦楽合奏)
グノー 小交響曲 より 第一・二楽章(木管合奏)
バッハ 無伴奏チェロ組曲第六番 より 第一・二曲
シューベルト ピアノ五重奏曲「鱒」より 第四・五楽章
サン・サーンス 動物の謝肉祭 より 象(コントラバス大合奏←多分50-60人)

思えば、演奏会を聴きに来るのってどのくらいぶりでしょう?最後に弾いたのは2年前ですけれど、最後に聴いたのはもっともっと前のような気がします。そのくらい久しぶり。

で、いつの間にやら演奏会の日が近づいてしまったので当日券狙いで会場に向かいました。前日にチケットセンターに電話したところでは「当日券はほとんどでません」とのことで、案の定キャンセル待ち状態に。待ち番号32番ということではてさてどうなることやらと思っていましたが、僕自身を含めて、キャンセル待ちをしていたおそらく50人ほどのお客さんは全員入れたようです、よかったよかった。

全国から集まったバス弾きたちによる奥田御大への追悼演奏会。「これはオールスターやん!」って感じの演奏もありまして、奏者と聴衆の追悼の思いに満ちた演奏会でした。何度もうるっと来ました。

最後の「象」は圧巻でしたね。あれだけいると、会場中にベースの重低音があふれていました。

曲間にはいるMCで、いろんな思い出話などをされているうちに、僕自身も奥田先生との記憶をたどりながら演奏を聴かせてもらいました。

そもそも、奥田先生と始めてお会いしたのはもう14-5年前のこと(ベース関係のオフ会が福岡であってオフ会初参加でした)で、それからちょくちょくとベース関係のオフ会やらセミナーなどでご一緒(そういう意味ではかなりフットワーク軽かったな>自分)させていただきまして、なによりご自宅でレッスンをつけていただいたこともあるっていう今から考えればずいぶんと無茶なこともお願いしたなあ、と。

当然ながら聴衆もバス関係者多数で、終演後に奥田先生を偲びつつ飲みに行ったわけですが、久しぶりの音楽関係での飲み、いいですね。こういうの。iPhone所持率3割以下(多分スマートフォンとしても5割いってないくらいだった)で、ベースの話とオケの話で盛り上がりました。

ちょうど、そろそろ楽器を再開しようというところだったので、いい刺激になりました。久しぶりに楽器ケースを開けるにあたってテンション上がってきましたねえ。といっても、まず弓の毛替えとか、弦の張り替えもしないといけないなあ。そもそも全体のメンテもいるんじゃないかとか、課題はいろいろありますけどね。

演奏されたみなさま、スタッフのみなさま、いい演奏会をどうもありがとうございました。

アンサンブルモーツァルティアーナ第64回定期演奏会

雨の中、秋の演奏会も無事に終わりました。

アンサンブルモーツァルティアーナ第64回定期演奏会

日時
2009年11月1日(日)14:00開演
場所
神戸文化ホール
曲目
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
モーツァルト ピアノ協奏曲第24番
モーツァルト ピアノ協奏曲第25番
モーツァルト ピアノ協奏曲第21番より第二楽章
指揮・ピアノ
若林顕

アンコールまでピアノ協奏曲と、なんともコンチェルト尽くしでした。弾いているほうもかなりおなかいっぱいだったので、お客さんもかなりおなかいっぱいになったんじゃないかと思ったり。

ベースパートも昨日の前日練習から無事に2人になりまして、なんだかんだいって、室内アンサンブルをやっているわけじゃないから、最低でも2人はいないと弾いていて楽しくないなと思った次第。

たとえ、2人になったせいで、音程の幅が出来てしまったり、縦の線がずれてしまったりしたとしても、そのやり取りこそがアンサンブルの醍醐味ですから。

醍醐味っていえば、ピアノ協奏曲なんてまさにそう。どんなカデンツァがやってくるかなんて本番まで誰もわからない。いつだって定番のカデンツァが演奏されるとは限らない。どこにどんなアドリブが入ってくるかわからない。例えていえば、1対数十人によるJazzセッションみたい。その駆け引きが結構面白いんですよね。お客さんには伝わりにくいかもしれませんけれど。(ちなみに、若林さんはいつもカデンツァ全体を本番でしか弾かないので、オケ側も本番のステージ上で初めて聴くのです)

ふと気がつけば、モーツァルトの後期ピアノ協奏曲はあと20, 21, 26番を残すのみです。次はこの三部作でどうでしょう?とか書いてみる。20番は私の一番好きな曲なので、いつか是非。

あ、あとモーツァルティアーナにお世話になってから5年が経ったみたいです。下の子が生まれた時に1回休んだのをのぞいてここ5年で9回出演させてもらいました。もうすっかり最近のお馴染メンバーですね。多分。

そんなこんなで、たまにはアナログどっぷりな時間もよいものです。

関係者のみなさん、お疲れさまでした。雨の中聴きにきていただいたみなさん、どうもありがとうございました。

演奏会のお知らせ:アンサンブルモーツァルティアーナ第64回定期演奏会

半年ぶりの演奏会のお知らせ。芸術の秋ですしね。たまには音楽の話題を。

アンサンブルモーツァルティアーナ第64回定期演奏会

日時
2009年11月1日(日)14:00開演
場所
神戸文化ホール
曲目
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
モーツァルト ピアノ協奏曲第24番
モーツァルト ピアノ協奏曲第25番
指揮・ピアノ
若林顕

若林ファンのみなさん、お待たせしました!一度の演奏会にコンチェルト3つなんてそうそうお目にかかれるものじゃないですよ。モーツァルトのピアノ協奏曲、後期のいいところ取りの3曲。

さて、今日は練習初日だったんですが、そんな練習前の一コマ。

「あ、いとー君いいところに来た。楽器出すの手伝って」
「はいはい、いいですよ」
と地下の楽器庫に行きベースを一本出して、
「もう一本いきま〜す」
「いや、いとー君、一本でいいから」
「え、それって今日は僕だけってことですか?」
「そうそう」
・・・
「えーと、最終的にベースは何人になる予定ですか?」
「今のところ、最終的にも一人」
「えー!」

というわけで、たまにある練習初日に一人、なんてもんじゃなくて、本番も一人、になるかもしれない予感です。がんばるぞ!

あ、そうそう、大事な話。全席自由で1000円となっております。みなさんぜひどうぞ。もし、聴きに行こうかなという人は僕からチケット買ってくださ〜い。