「シベリウス (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

作曲家シリーズもこれでひと段落。自オケの今シーズンで弾く作曲家は全部読んだことになりますね。

今まで読んできた中では比較的最近の作曲家シベリウスさん。「フィンランディア」作ったしフィンランドの人よね?くらいの認識でしたが、あのあたりはほんとに歴史的にいろいろと複雑な事情があるようで。

まあ、どの作曲家も18〜20世紀くらいなので社会的には激しく動いているタイミングもありますし、世界史で習うような出来事が普通に作曲の横で起きてるみたいなこともありますよね。

さて、シベリウスさん、お酒あり、タバコあり、作曲するために家族と別居してみたり、そんな感じのわりとありがちなパターンだよねえ、と。奥さん一筋だったのがまだましか、とか。やっぱりお金がなくて困ってるっていうところですが、このくらいの時代になってくると著作権の概念も生まれてきたようで、演奏されることで得られる収入もあったっぽいですね。

交響曲、そういえば2番3番は弾いたことある(1番もよく演奏される)けれど、3番もすぐには口ずさめないなあ、と思って3番以降をもう一度聞き直してみました。

3番、こんな曲だった。今思えばまだ普通にわかりやすい部類だし、かっこいい
4番、確かに難解・・・当時これは大変そう
5番、かっこいい〜いつかやりたい
6番、きれいですね
7番、こっちもきれい、これもいつかやりたい

もちろん個人の感想ですが、4番を聴くと他のはまだなんとなくすんなり入ってきそうな気がしました。気のせいかもだけど。

流行に流されることなくとにかく自分の音楽を追求したシベリウスさん。8番が有耶無耶に無くなってしまった(全部燃やしたのでは、という話)のはほんとに残念ですね。でも本人が納得いかなかったら仕方ないかあ。

さてこれでひと段落なので次はどのジャンルを読もうかな。

関西モバイルアプリ研究会A #1にいってきました

めっちゃひさしぶりのオフライン勉強会に参加してきました

関西モバイルアプリ研究会A #1 – connpass

関モバは「帰ってきた」シリーズには参加できていなかったので、ブログをさかのぼると、2017年の関モバ #24以来の参加ですよ。6年ぶり!

(関モバは最初に乾杯するスタイルなので)

今回は参加表明がちょっと出遅れて発表はできなかったんですが、ひさしぶりのみなさんに会えてよかった。

SwiftやKotlinの言語的な話とか、開発環境アップデートされた時のCI大変とか、コメント大事とかそんな感じ。

その場でのちょっとした懇親会でもその後の二次会でも、ちょっと同窓会っぽい雰囲気あったり、いろんな人と開発話できたりいい時間を過ごさせてもらいました。

次の機会があれば今度こそちゃんと発表したいですね、と。

みなさまおつかれさまでした。幹事の方々ありがとうございました。次回もぜひお待ちしております。

献血日記(144)

献血ルーム四条|京都府赤十字血液センター|日本赤十字社

多分、今年最後かなという献血へ。

ついに献血カードを使わずにアプリで受付するようにしました。物理カードに印字されていかないのはちょっと残念な気もするけれど、まあ、ぶっちゃけアプリだけのほうが手続きは楽ですよ。事前問診もアプリでしてるわけなので。

呪術は死滅回遊編をのんびりと。新刊もうちょっとでてる気がするけれど、ルームにもいつか追加されるかな、どうかな。されたらいいな。

SPY×FAMILYとのコラボキャンペーン、第二段開催中なのでこれもちゃんといただきました。

「SPY×FAMILY」 献血キャンペーン|日本赤十字社キャンペーンサイト

あとは、クリスマスキャンペーンのお菓子と、いつもの付箋とコーヒー。

血はいつも足りていないので、可能なら予約した上で、みなさんも是非どうぞ。

京都府赤十字血液センター|日本赤十字社

今年最後といいつつ、もう1回行けなくはないけれど、多分そんな時間は出てこないんだろうな、と。というわけで2023年は8回か。10回くらいは行っときたかったな〜

「ベートーヴェン (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

先日のチャイコフスキーに続いて、今度はベートーヴェンを。

ベートーヴェン – 音楽之友社

思えば、ベートーヴェンだけは子どものころになんか伝記とか読んだ記憶ありますよね。あと、マンガでかかれた世界の偉人みたいなのも何度も読んだ気がする。なので、いくつかのエピソードはなんとなく頭に残ってるし、そんな感じでこの本を手に取りました。

といっても300ページほどの本のうち評伝的なのは200ページであとは曲解説なので、200ページではエピソードは全部は語れない、というか、そういえばこの話はなかったな、ということもあったり(ということに読んだ後に気付いた)

作曲家の話はほんと最終的にはお金の話になっていくところもあって、やっぱり大変だなあという身もふたもない感想を持ってしまうわけですけれど、パトロン何人も抱えていい感じにスタートしたと思いきや、だんだんそれもうまくいかなくて出版社に前借りするみたいな話になるんですよね。自分で演奏会企画してももうからない、とかね。場所代と演奏家への支払いをしてしまうと、作曲者にはあまり残らないというつらい話。

色恋沙汰的あものはあまり触れられていなかったけれど、その一方で甥っ子に対しては一悶着どころかいろいろあったみたいでそのへん子育てって難しい。

ちなみに、今度交響曲5番をやるんですが(「運命」と名のついたそもそものエピソードが眉唾扱いなので、できれば番号表記で会話したいけれど「うんめい」の略称が便利すぎて・・・)5〜6番を作曲した頃のエピソードはそんなに書かれてなくて、、、ほかの曲に比べたらそれほどのことはなにもなかったのか紙面の都合なのか、どっちなんだろな。

後半の曲解説に交響曲にたいしてはハイドンやモーツァルトと違ってもっと慎重に作ってたみたいな話があったけれど、その後のブラームスさんはさらに慎重だったよねえ、とかそんな時代の移り変わりを感じながら。

よーし、これで初めての5番にもう一度向かい合っていきましょうか。5番はなんやかんやで初物尽くし(チェロバスが分離したり、トロンボーン・ピッコロ・コンファゴが入ったり)ですからね、楽しみですね。

「攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間」を観てきました

先週から3週間限定公開の攻殻機動隊を観てきました。

『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』

そもそもこの新シリーズSAC_2045を観るためにネトフリに加入したといっても過言ではない(というかそれがほんとに目的だった)わけで、そのシーズン2の集大成、ようやく大画面で観ることができて満足。

ちょっと前からインタビュー記事とか番組とかいろいろ出回りはじめたのでいろいろチェックしつつ、前作「持続可能戦争」の円盤も見直してからの本編。

シーズン2の再構成 + αでこんなシーン(せりふ)あったかな?とかそういう新鮮さもありつつ、あの12話を2時間まとめるのほんとにすごい。ネトフリ何周かしていても情報量が多くて・・・と。

各所で公式に言われていたことですが、エンディングがネトフリとは違うのでそこがまたね、いいですね。もともと難しい感じの終わり方だったので、だからといってすべてが腑に落ちるわけじゃないけれど、なるほどそうきたかと。

入場者特典はタチコマ + プリン。シーズン2リアルタイム時はプリンで泣けたなあ。

もうあと2週間くらいですけれど、攻殻ファンはぜひどうぞ。(ちなみに、平日昼間の映画館は10人いないくらい。思ったより前の席だったけれど、自分の視界には誰もいなかった)

さっきパンフ読んでたら、「そうか!」っていうのもあったのではやく円盤欲しいな。

「チャイコフスキー (作曲家・人と作品シリーズ)」を読みました

今シーズンは偶然にも全部評伝がでているので、順番に読んでいかねばと。で、最初は先日読んだロメジュリつながりでチャイコフスキーさんから。

チャイコフスキー – 音楽之友社

管弦楽曲にはそれなりになじみもあるので、そのせいで多少は知っていることもちらほらと。「男友達」の話は有名ですしね。

作曲家はいつもお金に困ってそうで、作った音楽は出版社に売りきりですし、職業作曲家ともなると確かに大変。(このへん、著作権の概念が生まれて管理されるようになって改善したのでしょう、きっと)

時代背景もあってロシア帝政まっただ中ではありますが、そのおかげでかなり自由に作曲できたのかなとか。宗教曲は一悶着あったようですが、それでもその後のロシアの作曲家に比べれば、ですね。

この時代といえば、いわゆる五人組もいたんですけれど、あまり仲は良くなかったみたい。ブラームスとの絡みもちょっとだけ、これはブラームス側の評伝にもあったなあ。

女性関係もそんなに大変な感じじゃなかった(男性関係には悩んでいたようですが)し、ある意味全うな人生を送ってるほうではないかと思った次第です。それはどうなの?っていう作曲家多いから・・・

筆まめな人だったようで大量の手紙が残ってるわけですが、本人が危惧していたように後世の人に全部読まれてしまって、こうやって本になったりしていて、有名になるのもほんとに大変だわ。

私自身が演奏した当時はあまり考えてなかったけれど悲愴はほんとに死ぬ間際だったのですね。死も突然ですけれど。そして突然すぎていろんな疑惑が生まれたようですけれど。

なんと肉声残ってるんですよね。Wikipediaから聞けます↓
ピョートル・チャイコフスキー – Wikipedia


いろんな作曲家の評伝を読んでいると、時代的な横のつながりが結構面白くなってきて、じゃあみんなどのくらい同じ時代を生きてるんだろうって、思わず自分で表を作ってしまった。

ここ最近の自分の音楽活動に関係しそうな作曲家が主ですが。で、ここに弾いた曲をプロットしていくと、また違った視点で面白いかもねと思ったり。

それはさておき、少しはチャイコフスキーの音楽に近づけたかな、どうかな。近づけていたらいいな。練習もしなくちゃですが、ね。

献血日記(143)

また、2ヶ月あいてしまった。9〜10月は学校行事多くて、毎週なにかイベントがあったりしたので、献血に行く時間を確保できなかったんだよなあ、、、と。

献血ルーム四条|京都府赤十字血液センター|日本赤十字社

月曜の朝一は、すんなり受付できてよかったかも。たまたまかも、ですが。とはいえ、自分のあとは結構たくさん来てたので安心。

ひさしぶりに呪術の続き。渋谷事変が終わるところまでは2度目の予習ができたけれど、アニメはここまでやるのかな、まだまだ先が楽しみですね。

採血までがスムーズに進んだので、全部終わってルームをでるまで2時間かからなかったですね。

すっかり忘れていたことですが、SPY×FAMILYとのコラボキャンペーン中で第一段終わる直前(11月10日まで)だったことを受付後にポスターをみて思い出しまして、

「SPY×FAMILY」 献血キャンペーン|日本赤十字社キャンペーンサイト

まだ残ってるかな、と聞いてみたらあるってことだったのでもらってきました(せっかくキャンペーンで準備されたものはちゃんといただいておかないとね)

あとは、いつもの付箋とコーヒーですね。

血はいつも足りていないので、可能なら予約した上で、みなさんも是非どうぞ。

京都府赤十字血液センター|日本赤十字社

今年はあと2回くらい行けたらいいなあ。(それこそSPY×FAMILYのハンカチももらいにいくか)

「戦争と交渉の経済学」を読みました

話題になっているようでしたし、なんとなくタイムリーな気がしたので、と思って手に取ったら結構長かったし、読んでるうちにタイムリーかなと思っていた時期をこえて、ドンピシャな出来事も起こってしまって、それはそれでなんといいますか・・・

さて、現在進行形の事象について私が言えることは何もないですけれど、帯に書いてある「平和とは、敵同士が損得勘定で戦争を避けることにほかならない」というのは実際に読んでみて、なるほどなと。

どこにだって銀の弾丸はないですし、必勝パターンとか絶対うまくいくベストプラクティスなんて存在しないのにね、なぜかそれを妄想しちゃうんですよね。

物事はすぐには改善しないけれど、一歩ずつ、半歩ずつ進んでいても遅いから失敗っていわれたり、世の中なかなかうまくいかないものです。

自分は島国の片隅でかたかたとキーボードをたたくだけの人間ですけれど、世の中の見方がちょっとだけ変わったかもな、と思った一冊でした。

ちなみに、紛争の話もたくさん出てくるんですが、ちょっと前に途中まで読んでた「紛争でしたら八田まで」が前提知識として役に立つこともあったので、これはこれでちゃんと全部読んだらこれまた世界の見方が変わるかもと思った今日この頃。

本自体は結構分厚い(90ページくらいの参考文献ページがある、といっても本文450ページなのでなかなか)けれど、そして少しずつ読んでたので序盤の話はかなり抜けているけれど、一つの見方として読んでみるといいかもしれないですね。

「ロミオとジュリエット」を読みました

次のオケ本番に向けて、いろいろ積ん読がたまってきたんですが、そういや、まずこれを読むべきでしょ、って思い立ったので。

ありますよね。ストーリーなんとなく知ってるけど、ちゃんと原作読んだことない話。これも原語ではないので、原作といっていいかどうかはわからないですけれど・・・

本筋とは関係ない印象として、原語がそうなっているのか、訳でこうなったのかはわからないですが、なんか「下ネタ」っぽいの多すぎ(笑。これが韻を踏んでていい感じの詩なのかもしれないですがにしても「下ネタ」混じりじゃないと会話できひんの?って思ってしまった。

そもそも、片思いの恋煩いで苦しんでるところからのスタートなのに、その日行われたパーティに忍び込んだらジュリエットに一目ぼれして、その夜のうちに婚約、っておいおい。

で、次のこっそり結婚して、帰り道にケンカで人(ジュリエットの従兄弟)を殺して、殺人罪で追放。。。

あれよあれよと、日曜にはじまった物語が、二人の死を迎えるのが木曜日。両家が仲直りした終幕としては金曜になってましたが、これ1週間以内の出来事なのか〜情報量多いなあ

と、令和の自分感覚で読むと突っ込みどころ多いですが、なるほどこれが長年いろんな題材に形を変えて語り継がれてきた物語なのかと。

今回演奏するのは、プロコのバレエじゃなくて、チャイコの幻想序曲のほうですが、そんな情景を頭に浮かべながら弾けたらいいですね。

そうそう、個人的に一番びっくりしたのが、ジュリエットの母親が14歳になるジュリエットに「おまえの年頃にはおまえを生んでました」といって結婚をすすめるシーン。まじか。時代もあるけれど、そんなにはやいですか、そうですか、とね。

そんなに長い話でもないので、自分も通勤中とか移動中にあっという間に読んでしまいましたし、一度読んでみるといいかもですね。

京都市民管弦楽団第108回定期演奏会でした

時代祭の日でしたけれど、こちらはオケの本番でした。

曲目 リスト 交響詩「レ・プレリュード」
ボロディン 交響曲第2番
ブラームス 交響曲第3番
ブラームス ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
指揮者 大山 平一郎
場所 京都コンサートホール
備考 全曲トップ

演奏会の冒頭いきなりpizzのパターンは前回のドビュッシーと同じですが、いかに小さく、でも音を出しつつ、っていうのはほんとに緊張したわ〜

盛り上がってからはいい感じに弾けたのではないでしょうか。音程気になってたところも及第点、だった、はず。

そして、念願のボロディンです。仕方ないけれどダウン多過ぎで、どうしても右手に力が入ってしまいそうになるのをなんとかかんとか。1楽章終わった段階で額に汗してて、こういうのひさしぶりな感じ。2楽章のpizzとか、終楽章へのattaccaとか、ドキドキポイントがいくつもありましたが、これもわりかし大丈夫な感じで通り抜けることができたかな。

ただ、ちょっとやらかしもあったので、トップとしても反省。冷静さ大事ですね。

ブラ3は何度弾いても、というか、毎回違う味付けで、自分の中でどんどん熟成されていく感じありますね。メリハリのある音量バランス、音の厚み、全体を支えるpizz、ほんとにいろいろと勉強になりました。そして、最後は静かに余韻に浸れてよかったかなあ。

そんなこんなで、おいしいお酒もたくさん飲めました。

前回の反省を生かして、打ち上げ中にちゃんと席を立ってみんなと話をする、っていうのを心がけてみた。おかげでいろんな人と話せたかな、と。団内トレーナー話もできてよかったよかった。

そういえば、今回もパンフにリストの曲紹介を書いたのですが、曲の標題となってる詩に関しては、

1. スコアにのってる原文(フランス語)をiPhoneのカメラで読み込んでテキスト化
2. ChatGPTさんにお願いして複数種類の和訳を作成
3. 自分でよさげな文言を取り出して再構築
4. それをさらにChatGPTさんに校正してもらう

っていう今どきのやり方でやってみました。まあ、それ以外の文章も校正は全部AI任せですね。入れた文章そのまま返ってくることもあるけれど、ちょっとした言い回しの違いを提案してくれたりして助かりました。

というわけで、聴きにきていただいたみなさんありがとうございました。関係者のみなさんおつかれさまでした。家族のみんなもいつも感謝感謝。今回もみんなで聴きに(寝に)きてくれてなによりでした。

さて、次は、まさに3度目の正直。四半世紀の時を超えてようやくご対面の運命ですよ(ちなみに、フィンランディアも初挑戦。チャイコのスコアだけブラス版を弾いた高校生の時に買ってるから古い)

課題図書も一気に増えたので、順番に読んでいかねば。