身内の人が書いた最新刊(多分最後の本になるんじゃないかと本人談)
ジュニア新書といっても専門書じゃないっていうだけで普通にわりと難しい話も出てきて「あ、これまだうちの子にははやいわ」って気もしましたが、大人の私は楽しく読めました。
とはいえ、小中学生向けに出張授業をしていた内容を深堀したということらしいので中学生くらいならいけるのかな。
我々はどこから来てどこに向かうのか。最近歴史的な方面からのアプローチをたくさん読んでた気がしますが、久しぶりに生物的なアプローチを、って感じですね。
なんていうんですかね、著者を知っているだけに、本人の口調で文章が脳内再生されて不思議な感覚でした。まあ、実際大学の講義もきいたことあるしなあ。
ミトコンドリアのくだりで、やっぱり出た「パラサイト・イブ」って思って一人ニヤニヤしてしまった。(当時もその話はしょっちゅうしてたので)
10万年後もヒトは生物としてそんなに変わらないかも、っていう説はなるほど。その考え方はなかったので新鮮。淘汰もいろいろですね。
生物史とか、上にも書いたみたいにどこに向かっているのかみたいな話をざっくりとながめたいという人にオススメ。多少生物の知識あったほうがよいかもですけど、中学以来生物を勉強してない私でも大丈夫だったので多分大丈夫。
こっちでちょっとだけ冒頭が読めるみたい
なんとなくお気付きの方もおられるかもしれませんが、最後にネタバレしておくと私の父が書いた本です