今シーズンは偶然にも全部評伝がでているので、順番に読んでいかねばと。で、最初は先日読んだロメジュリつながりでチャイコフスキーさんから。
管弦楽曲にはそれなりになじみもあるので、そのせいで多少は知っていることもちらほらと。「男友達」の話は有名ですしね。
作曲家はいつもお金に困ってそうで、作った音楽は出版社に売りきりですし、職業作曲家ともなると確かに大変。(このへん、著作権の概念が生まれて管理されるようになって改善したのでしょう、きっと)
時代背景もあってロシア帝政まっただ中ではありますが、そのおかげでかなり自由に作曲できたのかなとか。宗教曲は一悶着あったようですが、それでもその後のロシアの作曲家に比べれば、ですね。
この時代といえば、いわゆる五人組もいたんですけれど、あまり仲は良くなかったみたい。ブラームスとの絡みもちょっとだけ、これはブラームス側の評伝にもあったなあ。
女性関係もそんなに大変な感じじゃなかった(男性関係には悩んでいたようですが)し、ある意味全うな人生を送ってるほうではないかと思った次第です。それはどうなの?っていう作曲家多いから・・・
筆まめな人だったようで大量の手紙が残ってるわけですが、本人が危惧していたように後世の人に全部読まれてしまって、こうやって本になったりしていて、有名になるのもほんとに大変だわ。
私自身が演奏した当時はあまり考えてなかったけれど悲愴はほんとに死ぬ間際だったのですね。死も突然ですけれど。そして突然すぎていろんな疑惑が生まれたようですけれど。
なんと肉声残ってるんですよね。Wikipediaから聞けます↓
ピョートル・チャイコフスキー – Wikipedia
いろんな作曲家の評伝を読んでいると、時代的な横のつながりが結構面白くなってきて、じゃあみんなどのくらい同じ時代を生きてるんだろうって、思わず自分で表を作ってしまった。
ここ最近の自分の音楽活動に関係しそうな作曲家が主ですが。で、ここに弾いた曲をプロットしていくと、また違った視点で面白いかもねと思ったり。
それはさておき、少しはチャイコフスキーの音楽に近づけたかな、どうかな。近づけていたらいいな。練習もしなくちゃですが、ね。