今年最後の読書は、ファンタジーっぽいAIな本。
前作のオートマトンとかチューリングの話とはうって変わって、人工知能的な話。主に、機械にどうやって言葉(意図)を伝えるのか、理解してもらうのか、というところかな。
わがまま王子と機械人形の話です。まったく会話が通じないとこからどうやって、思い通りに動いてもらうのか、と。
いや、実際難しいですよね、このへん。
いわゆるスマートスピーカー系は、できることをしぼって、キーワードもある程度の取り決めがあって、実現しているところはあるので、それがどのくらい汎用的にできるようになるんでしょうね。まずは汎用的にできなくても(機能・用途特化でも)よさそうだけど。
日本語はさらに「ゼロ代名詞」あるしねえ。と、別にAIのことは全然専門じゃないけど、どちらかといえば実装側の人間なのでそっちの立場としてもいろいろ気になったりした本でした。
前作2つよりは数学的要素少ないので、普通に読みやすいのではないかと思いました。
結局イタチのも読むかなあ。