2月に読んだ本-3「雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行」

をしながら、旅の本を読むっていうのはなんだかちょっと不思議な気分です。



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雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行

村上 春樹
新潮社 1991-07


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しかしこの人いつもものすごい旅をしてますよね。というか、そういう旅だけが活字になっているんだとも思いますけれど。こういう旅の本を読んでいると、触発はされますが、さすがにここまでは全然いらないかなあ、と。だからこそ、世界にはこういう地域もあるんだということが部外者の目で語られているのは意味があるのかもしれませんね。

ちょっと鹿児島へ

「ちょっと」というようなもんじゃあないですけれど、友人の結婚式に呼ばれて鹿児島まで行ってきました。

九州出身であるにも関わらず、鹿児島には行ったことがなかった(正確には与論島には行ったことがあるけれど、それってどっちかといえば限りなく沖縄に近い)んですけれど、初鹿児島はあまり時間にゆとりがあるわけじゃなくて、さらっと通り過ぎた感じでした。なにしろ現地滞在時間はほぼ24時間だったので。

鹿児島っていって思いつくものといえば、指宿や霧島に代表される温泉と、牛・豚・芋・焼酎などの食べ物。食べ物は多少は満喫できたかなあ。ラーメンといえば豚骨以外のものがあることを知らずに育った身としては、例え博多でなくても同じ九州内のラーメンには同じモノを感じて久しぶりの豚骨ラーメンを食したり、、、とかとか。あとは、今度機会があればゆっくり回りたいなあ、っていうところか。

人のぬくもりにもちょっと触れたかも。チェックイン時間よりずいぶん前にやって来て「着替えたいんですけれど」って言った僕に快く会議室を貸してくれた宿泊先のホテルの人とか、式の帰りに焼酎談義や鹿児島の方言の話で盛り上がったタクシーの運転手さんとか、帰りの飛行機で隣に座った老夫婦(ちなみに、来年30になる子持ちの人に「学生さん?」って聞くのはそろそろやめてください。僕の格好が問題なのか?)とか、いろんな人とのコミュニケーションは最近なかなかなかったものかな、と。

そうそう、鹿児島とは全然関係ない話。最近各航空会社さんがやっている搭乗サービス、例えば愛用のANAでいうところのスキップサービス、っていうのはいいですねえ。真の意味でのチケットレス。多少の制限はあるものの、それをクリアしておけば、事前に座席も指定できるし、なにより当日に紙のチケットを持ち歩かなくていいっていうのが良い感じです。ICカードか携帯電話を端末にかざすだけで手荷物検査場も、実際の搭乗もパスできますからね。これはほんと便利だった。いつもあの中途半端なサイズのチケットを空港内で持ち歩くのに微妙に不便さを感じていたんですよねえ。。。

あと、もう一つ、微妙に不人気な神戸空港の話。不人気で、便も少なく、搭乗口もすくなく、どれがもとの理由かは鶏と卵ですが、そんな神戸空港。でも、それが故に、国内便のメジャー路線なら、結構お勧めだと思いますよ。まず、チケットが安い。そして、搭乗口が少ないから当日も全然混まない。去年北海道にいった時も、今回の鹿児島行きも神戸空港発着でしたけれど、これは結構いいなあ、と思ったしだいです。伊丹か神戸かっていわれれば、梅田からの交通の便的にもそんなにかわらんし、そういう意味では穴場ですな。