そういう言葉って、最近よく聞くと思うのですが、例えば「癒し系」とかそういう感じで。ちなみに言えば、「~的」というのもよく聞くかも。というか、僕はここではよく使ってますね。「自分的には」とか。
でも、意味は分かるような気がするけども、説明できないのが、この「~系」。「~的」は、上の例でいえば、「自分としては」なんていうふうに簡単に置き換えることができるように思うのですが、「系」はどうなんでしょう?どうなんですか?・・・と、困ったときには、まず辞書を・・・「ある関係のもとにつながった統一体。体系。」とかいうのが比較的一般的な意味ですが(他にもあったけど、数学とか、地学とか、科学用語であることが多いです)、でもこの場合は「系」はあくまでもそれ単体で名詞となっていて、接尾語ではありませぬ。「~系」となる場合は、一応ありますけども、上でいう、科学用語の場合で、「物理・化学・生物などの分野で、一定の相互作用や相互連関のもとにある、もしくはあると想定されるものから成る全体。」うむ。よく使いますね。力学系、流体系。実験系、理論系・・・等々。「癒し」もこれといっしょですか?どうなんだろう?
そもそもの前提条件(「物理・化学・生物などの分野で」)が違うんですが、まあ、だいたいがして、正式な日本語用法としては認められていないので、それは目をつぶるとして(だったら、この話自体の意義は?という疑問も気にしないで)・・・しかし、これ意味よくわからんな。つまり「一定の、お互いに作用しあったり、関係していたり、そういうふうに思われているような、そんなもの達で構成されている集合全体」って事ですかね。だから「癒し系」ってなんなん!・・・「自分を癒してくるれる、あるいはそう思われる、そういうもので構成された集合全体」って事ですか?ようはその形容詞によって形容されるような性質を持つものをひとくくりに表現している、ってことなんでしょうけども。。。う~ん、これだから日本語って難しい。
なんの結論もないような、というかまとまっているのかさえ怪しいけど、ま、いいや。「~系」は使わない、ってことで。