「ぷれりゅうど」を読みました

生誕100年ということで、芥川先生の作品を演奏する機会に恵まれましたのでいろいろ読んでいるところです。

いつもここに書籍購入用のリンクをはるんですけれど絶版しているので、大元のリンクだけはっておきます。

『ぷれりゅうど』 | 筑摩書房

エッセイ集と自叙伝なので、まあ一部ではおじさんのぼやきみたいなところがありまして、今風には微妙な一面もあるんですが、それはそれとしても、音楽のプロ/アマチュアに対する考え方とか、日本の作曲家(というか最近の作曲家)への思いとか、もちろん書かれたのはもう何十年も前の話ではありますけれど、ふむふむなるほどと思うところも多いですね。

父の印税で生活していたことから音楽の著作権へというくだりはなるほどそれはそうか、と。

アマチュア=愛好家なので、それはプロか素人かという話ではない。音楽はみんなのものであるべき。代償を求めず音楽を愛し、没入する気持ちこそアマチュア魂。ただひたすらになにかを愛することのできるひとたちが素晴らしくないわけがない。(本文より抜粋ざっくり要約)

そんな想いを胸にしつつ演奏できたらいいなということで、まずは練習しなくちゃだ。

ちなみに、古本で入手した経緯はこちら。

2613: 絶版本を求めて – itokの日記(2025.3.20)


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