関西モバイルアプリ研究会A #6にいってきました – グラフを描こう

関モバのほうはひさしぶり。京都開催なので私は近くて便利でした。

関西モバイルアプリ研究会A #6 – connpass

勇んでiOS枠で手を挙げたのに、コードほとんど関係ない話をしてしまったけれど、まあそういうふうにOSを特定しないワイルドカード枠的なものがあってもいいよね、という話も。

なんていうか、ずっといろんなグラフやグラフ的なモノを描いてきたのでそんなノウハウをちょっと共有してネタにできればと思ったわけですが、あまりグラフ描いたことある人いなかったかも。そういうもんか。

白背景のスライドで、薄いトーンのグラフ画像を貼ると投影したらなにもわからなかったのでこういう時はダークモードのスクショにしたほうがよかったですね。今後の教訓に。

 

スライドの合間にFlutterをっていう話をしてたら、Flutter話題で話しかけられてきたり、やっぱりConcurrencyはみんな興味あるところで、そしてSwift 6はまだまだ全然なにもしてないや〜と。

AI使って変数名を考えてもらう話とか、iPadOS 18のタブバーがつらい話とか、ReactNativeなかなかやるな、とかとかとか。

こじんまりした勉強会でしたけれど、その分いっぱいいろんな人とわいわい話せたかも。

次の勉強会は来年になるかな。またなんかネタ考えておくかなあ・・・

なにはともあれ、みなさまおつかれさまでした。幹事の方々いつも本当にありがとうございました。

「脳と音楽」を読みました

SNSを流れてきたので気になって手に取ってみました。

で、これこそ私がほしかった本でした、ほんとに。

もともと科学(数学)と音楽の話は結構好きで、こちらとかなにかと参考にしたりすることもあるのですけれど、

そこにさらに脳(音楽の認識者としての人間)を加えて、なぜ人間は音楽を感じるのか、に踏み込んだ一冊となっております。

数学的に音階を組み立てることはもちろんできるのだけれど、ではなぜ全音が今の間隔で、オクターブの音の数を5ではなく7にしたのか、そのあたりも耳の構造から読み解いていろいろ腑に落ちた。

もちろん、すべてが脳内の電気信号に変わることで信号として処理される、といってしまうとそれはそれで味気ないところではありますが、そうはいっても脳の動きはとても複雑なので、さすがに音楽を聴いたことによる感動までは解明できていないといいますか(なんか、ある意味安心)

私ももともと物理を専攻していたので、大学オケ仲間と「音と物理でもっと音楽のことを解明できるんじゃないの」みたいな戯言をいってたなあと(ほんとに言ってただけですが)思いながら、それがいまここにあるのでは、という興奮さめやらぬ感じで読んでました。

音と脳の関係、音階の成り立ち、音楽の成り立ち、なぜ音楽に心動かされるのか、そして最後には音楽とはなにか、言葉と音楽は何が違うのかをケージやリゲティなどの前衛的な作品を引き合いに出しながら締めくくっていて、自分的にはなるほどなあと。ほんと「なるほど」ばかりだった。

とりあえず、音波(空気の振動)と音(音波を耳と脳で処理した結果の感覚)は違うよっていうことだけここに書いておきます。あと、緊張と緩和大事。これはしばらくネタとしてしゃべってそう。

音楽関係者はぜひ読んでみてください。特に理系な人ならはまるのでは。

映画「道行き」を観てきました

自主映画コンペのぴあフィルムフェスティバル、京都開催において、2019年にグランプリだった中尾監督の最新作が関西初上映ということで行ってきました。

『おばけ』中尾広道監督の最新作『道行き』。「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」でお披露目決定!|ニュース|PFF(ぴあフィルムフェスティバル)公式サイト

2024年:ぴあフィルムフェスティバル in 京都2024 公式サイト

「中尾監督」と書いたもののぶっちゃけむずがゆい気分でやっぱり「ひろみちくん」といわざるをえないというかなんというか。まあ、従兄弟なんでしかたない。同い年だし。

「どんな映画だった?」ときかれると難しいですが、自伝的な感じで、古民家に移り住んだ主人公がまわりの人と会話をしながら、過去と現在が交差して、、、みたいな。

なんか冒頭からひろみちワールド全開だなって。ほわ〜としながらあっという間に時間は過ぎていきました。

過去作との違いはなんといっても監督が主演をしていないことではないでしょうか。今回は「監督・脚本・編集」だったかな(過去作は「監督・脚本・編集・撮影・主演」とかでしたからね)。PFF側のプロデューサがついてがっつりやったみたいです。

上映後のアフタートークも笑いありで楽しくて、いやあ、いい時間を過ごしました。

ちなみに、プロデューサがついたってことは、全国上映を目指してるってこと、だそうで、来年には全国の劇場で上映される、かもとのこと。是非ともいろんな方に足を運んでもらいたいですね。自分もまた観に行こうっと。

「名曲の曲名」を読みました

読んだのはちょっと前なんですが、なにしろ発売日前に著者本人(茂木さん)から買いまして、感想は発売日以降にしようかな、っていうことで。

本のタイトル通り、クラシックの楽曲のタイトルに秘められたいろんなお話という感じ。それを通していろんな名曲が紹介されたり、ちょっとしたエピソードがちりばめられていたり。

バッハのBWVって、連番でついてるわけじゃなかったのか、、、というのが実は初耳で、だから自分が目にするのはほぼ1000番台のものばかりだったんですねえ、と。

「展覧会の絵」なども確かに、標題ついてなかったら、なんかちょっと長い組曲だなあ、ってなってたかもですね。ラヴェルが編曲することもなく、埋もれていたかも。。。

文体も茂木さんの軽やかな口調で、ところどころにだじゃれ的なものが良く登場するんですが、それがまた先日指揮をしていただいた際の練習の風景とリンクして(ほんとにこういう感じで話をされていた)、本番直後の余韻反芻にもなりましたw(練習中でいうと練習番号を指定する際の「だいごろうのD」が衝撃的だったのも初回練習までで、その後「カトちゃんのK」「カトちゃんのP」とか「エイリアンのE、、、ってエイリアンはAか・・・」とか、そんな感じでしたしね)

ちなみに、本人から買ったという話で、サインもしてもらいました。「伊藤」だと普通すぎるのでアルファベットの「K」でお願いしました。