作曲家の本を読んでいこうシリーズもこれでいったん一段落。
ピアノ好きなので、好きな作曲家といえばドビュッシー、というわけで、ドビュッシーのピアノ曲ばかり聴いていた頃もありました。たまには弾くほうでチャレンジしてみたのも今は昔。
先駆者はいつも大変そうです。そして天才か。もちろん、作曲家といっても人間だよねえという人間味あふれる話から、同時代の同業者とのやり取りもあってなるほどなるほど。芸術家ってそういうことだと思いますが、職業作曲家というのは大変そう。
終盤は第一次世界大戦とかぶるのでそのあたりが私でも知ってる歴史の1ページとリンク。
上述のようにドビュッシーといえばピアノ、という感じでしたが、もちろんそれだけじゃなくて、歌曲とか舞台芸術的なものも興味出てきますね。早速最後の作品といわれてるヴァイオリンソナタを聴いてみたり、噂の牧神の午後をバレエ付でみてみたり。
(こういうときに、海の向こうでははじまっているクラシック音楽専門のApple Musicがあるとほんとに便利なのだけれど・・・)
バレエはチャイコとかプロコとかの一部しか見たことはないけれど、牧神は当時の人には衝撃的だったのはなんかわかる気がする。バレエ自体はドビュッシーのせいではないけれど。
晩年に6つのソナタを企画していて、その6曲目が「コントラバスと器楽合奏」のためのソナタだったそうですが、結局全く手付かずで、はたしてどんな曲になったんだろうな、と。
と、まあ、時間あきつつ3冊読んでみましたが、また縁のある作曲家のこういう本も読んでいきたいものです。縁、という意味では次は誰だろう。