アンサンブルモーツァルティアーナ第64回定期演奏会

雨の中、秋の演奏会も無事に終わりました。

アンサンブルモーツァルティアーナ第64回定期演奏会

日時
2009年11月1日(日)14:00開演
場所
神戸文化ホール
曲目
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
モーツァルト ピアノ協奏曲第24番
モーツァルト ピアノ協奏曲第25番
モーツァルト ピアノ協奏曲第21番より第二楽章
指揮・ピアノ
若林顕

アンコールまでピアノ協奏曲と、なんともコンチェルト尽くしでした。弾いているほうもかなりおなかいっぱいだったので、お客さんもかなりおなかいっぱいになったんじゃないかと思ったり。

ベースパートも昨日の前日練習から無事に2人になりまして、なんだかんだいって、室内アンサンブルをやっているわけじゃないから、最低でも2人はいないと弾いていて楽しくないなと思った次第。

たとえ、2人になったせいで、音程の幅が出来てしまったり、縦の線がずれてしまったりしたとしても、そのやり取りこそがアンサンブルの醍醐味ですから。

醍醐味っていえば、ピアノ協奏曲なんてまさにそう。どんなカデンツァがやってくるかなんて本番まで誰もわからない。いつだって定番のカデンツァが演奏されるとは限らない。どこにどんなアドリブが入ってくるかわからない。例えていえば、1対数十人によるJazzセッションみたい。その駆け引きが結構面白いんですよね。お客さんには伝わりにくいかもしれませんけれど。(ちなみに、若林さんはいつもカデンツァ全体を本番でしか弾かないので、オケ側も本番のステージ上で初めて聴くのです)

ふと気がつけば、モーツァルトの後期ピアノ協奏曲はあと20, 21, 26番を残すのみです。次はこの三部作でどうでしょう?とか書いてみる。20番は私の一番好きな曲なので、いつか是非。

あ、あとモーツァルティアーナにお世話になってから5年が経ったみたいです。下の子が生まれた時に1回休んだのをのぞいてここ5年で9回出演させてもらいました。もうすっかり最近のお馴染メンバーですね。多分。

そんなこんなで、たまにはアナログどっぷりな時間もよいものです。

関係者のみなさん、お疲れさまでした。雨の中聴きにきていただいたみなさん、どうもありがとうございました。