回顧録(高校)

 青春の日々。高校生時代。


 地元の公立高校に通い、今度は文化系の部活に入ろうと心に決めていたので、まあ音楽ってことで、吹奏楽部に入部。ほんとは管楽器がやりたかったけれど、コントラバスを始める。でも、これはいい出会いでした。Macとの出会いと同じくらいに今の自分を決定づけてます。

 勉強と部活の両立をそこそこはかりながらも特に目立たず高校生生活を送る・・・はずだったんですけれど、やっぱりそうもいかず、部活では副部長をしてしまうし、3年生の時は受験や吹奏楽コンクールの忙しい中、夏休みを運動会の運営委員として過ごしてしまったり・・・まあ、でも忙しいほうが充実はしてました。それは今も一緒だけれど。
 この頃から思うわけですが、人の前に立ってなにかをするのには向いてないなあ、と。交渉下手だし、適材適所っていう意味では、小編成(ほんとせいぜい2-3人程度の編成)のチームをまとめたりして細々としたことをやっていくほうが性には合っているようです。そうではなくて、もっと大きい編成になったら、誰かの下で、可能であれば右腕とか左腕とかになって、黙々と作業をしているほうが効率的。それはこの後の大学以降も、そして今も変わらないかな。

 高校入学とともに公文式をやめるんですが、(ほんと毎度のことながら)なんのつてでか電話による英会話っていうものをはじめる。毎週15分程度のレッスンですけれど、いわゆる身振り手振りによる意思疎通ができないこともあって、結構難しかったような気もします。が、先生は留学生とかそういう感じで、仲良く話せました。ちなみに、この英会話レッスン、何度か先生が変わりながらも、なんと大学卒業まで続くのでした。(今の、ヒアリングの力はこの時のおかげかな)

 高校生活の話も書いておきましょう。学校にいる時は、勉強と音楽だけでしたね。部活はほんと青春っていう感じもして、泣いたり笑ったり。考えてみれば、ああいうふうに悔しかったり感動したりで泣いたのって、あの時が最後かもしれない。あ、ちなみに、運動会の運営もそんな感じでした。もともと、行事にはかなり力を入れる学校だった(でも勉強にはちっとも手を抜かない)んですが、自主的に参加するのもしないのも自由意思。じゃあ、参加したほうが楽しい!ってことで。。。って、1年目はある意味強制的にどっぷりと参加させられて、そのせいでその後は自らどっぷり、って感じでしたけれど。
 音楽にはまったせいで、以前からの読書熱はちょっと低下気味。ある意味、一番本を読んでいなかった時期かも。とはいえ、将来の夢として物理(天文)を選択したせいもあって、相対性理論の入門書なんかは読んでいたような気もしますけれど。あとはいわゆるニューサイエンス系の本とか。

 で、受験のお話。この話題になるとよくいうんですけれど、受験は「ゲーム」だと思ってますし、思ってました。テクニックがあって、攻略本があって、そして得点が出て、比べられる。まさにゲームでしょ。そういう意味で、学校が受験によって求めていた学生というのは、そこを割りきって効率良く目の前のボスを倒せる人、だったんじゃないのかなあ、って。。。なので、僕はゲームを攻略すべく頑張ってました。受験はゲーム、でもそれを攻略すれば本当の学問ができるんだ、っていう目的意識は持って。(ちなみに、大学に入ってから家庭教師先でもそんな話をしていたような気もするけれど・・・あれはよかったんだろうか・・・)
 と、えらそうなことを書いているんですが、実は攻略に失敗して、第1志望の学校には行けず、第2志望に進学することに。まあ、地元だったんで気は楽でしたけれど。

 そんなわけで、普通に卒業して、普通に地元の大学へ通い出したのでした。

将来の夢:科学者(天文とか)
習い事:ピアノ・英会話(ちなみに受験は進研ゼミだけで乗り切った)
Macintosh:IIsiPerforma6310