写真投稿iPhoneアプリ PictShare v3.1 公開しました – サムネイル一覧にサービスアイコン表示など

v3.0でのユーザさんからの要望をいくつか取り入れてみました。

変更点

  • 送信済みマークとしてサービスアイコンを表示する設定を追加
  • サムネイル一覧にフィルタ設定を追加
  • 重複したアカウントを作成できる設定を追加
  • アカウントごとにラベルを指定できるように(アカウントの詳細設定より)
  • [Evernote] 安定性の向上
  • 細かいバグ修正

またまた順番に説明していきます。

サービスアイコン表示

v3.0で一番多かった要望かも。

v3.0でサムネイル一覧に送信済みの写真に送信済みマーク(チェックマーク)を表示できるようになっていたんですが、どこに送信したかも一目でわかるようにしたい、ということだったので、それではってことで、「チェックマーク」or「サービスアイコン」を選択できるようにしました。

「サービスアイコン」を選択すると、こんなふうにちょっとにぎやかになります。

フィルタ設定

サムネイル一覧右上の「フィルタ」から一覧表示にフィルタをかけることができます。「写真」「動画」とか「送信済み」「未送信」を組み合わせることで、「未送信」の「動画」だけを表示して、一括選択→送信、なんてことができるようになりました。

アカウント設定まわり

もともとPictShareでは重複したアカウントを登録できないようになっていました。まあ、これは普通の話で、例えば同じTwitterアカウントを2つ登録しても意味がないと理由からです。

でも、同じアカウントに対して別々の設定をそれぞれ保存したい、という話になるとちょっと状況が変わります。例えば同じEvernoteのアカウントを2つつくって、片方はオリジナル解像度でノートブックAへ、もう一つは解像度落としてノートブックBヘ、っていう別々の設定をその時に応じて簡単に使い分けたい、とか。

で、アカウントの重複を許可するかどうかの設定が追加されました。この設定をONにすると、重複したアカウントでも追加できるようになります。

ただ、その場合、今まではアカウントの見分け方としてユーザ名が表示されているだけだったため、見た目にどっちがどっちかわからなくなってしまいますので、アカウントごとに「ラベル」を指定できるようになりました。各アカウントの「詳細」設定より表示ラベルを指定できます。指定していない場合には今まで通りユーザ名が表示されます。

上の例でいえば、「ノートブックA」というラベルと「ノートブックB」というラベルを付けてもいいかもしれませんね。他にもTwitterの送信先ごとに作ったり、解像度ごとに作ったりすることもできますね。

avail_on_app_store.png

機能的にはいったん一段落かなあ、と思っているところです。いくつか追加したいサービス(まだあるのかよ!っていうツッコミ歓迎w)はあるので、それにもぼちぼちと対応していきましょう。

現在の対応サービスはこんな感じです。

  1. DropBox
  2. Evernote
  3. Facebook
  4. Flickr
  5. mixi
  6. Picasa
  7. Posterous
  8. SmugMug
  9. SugarSync
  10. Tumblr
  11. Twitter
    1. Twitter公式
    2. Twitpic
    3. yfrog
    4. Lockerz
    5. Mobypicture
    6. TwitVid
    7. ついっぷるフォト
  12. YouTube
  13. はてなフォトライフ
  14. フォト蔵
  15. メール(直接メール送信)

今回は思ったより早かったです。週明けになると思っていたんですけどね。

  1. 2/28 提出
  2. 3/4 in review
  3. 3/4 審査通過

みなさん是非お使いくださいませ。

iPhone/iPadの画面にタッチ位置を表示するためのソースコード KTouchPointerWindow を公開しました

ことの発端は、昨日ちょっと業界をにぎわせたこのアプリ。

まあ、AirPlay MirroringでiPhone/iPadの画面をMacに映せますよ、と。で、それをスクリーンキャプチャで動画とったら、そのまま実機デモ動画になりますよ。という話。これはすごく便利!実機でしか出来ないことってたくさんあるから、やっぱりデモ動画は実機が一番いいんですが、カメラ設置して、、、というのが面倒だったり、うまく映らなかったりするんですが、これならばっちりですからね。

ただ、一つだけ難点があって、


AirPlay mirroringはタッチした位置がわかる設定とかあるといいんだけどなあ(もしかしてある?)
Mar 02 via YoruFukurou Favorite Retweet Reply

ということ。Mirroringしているとスクリーン上ではデバイスのどこをタッチしているのかわからないんでね。そしたら某所から「言う前に作っちまえぇ~」とおしかり(笑)をうけたので、まあそれっぽいものを作ってみました。

もちろん、JBなしではアプリ側に細工をするしかないので、開発者用というかそんな感じ。

githubからソース持ってきて、プロジェクトに追加して、こんなふうに初期化すればOKなはず。

- (BOOL)application:(UIApplication *)application
    didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions {
    // これだけ
    KTouchPointerWindowInstall();
     ...
}

いわゆるMethod Swizzling使ってUIWindowのメソッドを横取りしているので、標準UIであるキーボードとかアラートダイアログ上にもポインタがでます。こんな感じで。

で、これを使って、動画撮影するとこうなります。

最後のほうでは意味もなくマルチタッチしてますが、まあそういうこともできますよってことで。あ、ちなみに、動画に写っているのはお馴染PictShareですが、現在申請中のv3.1が動いてますんで、これはこれでお楽しみに。

もちろん、このコード自体は別にReflection云々とはまったく関係ないので、AppleTV越しにデモするときなんかでも重宝するかもです。

コード上おかしなところがあったら御指摘くださいな。

iPhoneLO♡部 お好み焼きオフにいってきました

Dpub4から2週間、今度はちょっとこじんまりとしたオフ会に顔出してきました。

Dpubはたくさんの人と出会う場。で、こういう小規模の飲み会は出会えた人たちとじっくりと話をする場。

じっくりと話をするなら10人くらいが限界ですからね。(といっても、これでもみんなと話が出来たわけじゃないですが)

最近のiPhoneネタとか、アプリの話とか、開発の話とか、そんなことを話していたらあっという間に4時間が過ぎ去っておりました。いろいろ刺激を受けたしよかったよかった。

関係者のみなさんお疲れさまでした。また機会があれば参加したいものです。

20120225 20120224195430

これはお好み焼きじゃないよ。

教訓:寝不足でオフ会にのぞむのはやっぱり危険

写真投稿iPhoneアプリ PictShare v3.0.1 公開しました – バグ修正など

早速のバグ修正版です。ちゃんとテストしたつもりだったのに、抜けていました申し訳ありません。

変更点

  • [Twitter] Twitter公式以外に送れないことがある問題を修正
  • キャッシュをクリアしても反映されない問題を修正

複数サービス送信時にTwitpicやyfrogなどのサービスを指定してもTwitter公式に送られてしまう、といった不具合を修正しました。

avail_on_app_store.png

v3.0ヘのたくさんの反響、ほんとに嬉しいかぎりです。まだ進化すると思いますのでお楽しみにです。

現在の対応サービスはこんな感じです。

  1. DropBox
  2. Evernote
  3. Facebook
  4. Flickr
  5. mixi
  6. Picasa
  7. Posterous
  8. SmugMug
  9. SugarSync
  10. Tumblr
  11. Twitter
    1. Twitter公式
    2. Twitpic
    3. yfrog
    4. Lockerz
    5. Mobypicture
    6. TwitVid
    7. ついっぷるフォト
  12. YouTube
  13. はてなフォトライフ
  14. フォト蔵
  15. メール(直接メール送信)

審査はだいたいいつも通りの感じですね。特に速くも遅くもなく。

  1. 2/18 提出
  2. 2/24 in review
  3. 2/24 審査通過

みなさん是非お使いくださいませ。

写真投稿iPhoneアプリ PictShare v3.0 公開しました – 複数サービス連続投稿など

お待たせしました。ついにメジャーバージョンアップです!

変更点

このバージョンから iOS 5 以降のサポートになります。ご了承ください。

  • 複数サービスへの連続投稿機能追加
  • 「最新の写真」タブの追加
  • サムネイル一覧で送信済み写真がわかるように(要設定、情報画面にも送信履歴を表示)
  • 送信後の処理を個別に設定できるように
  • 撮影日キャッシュの導入
  • ストレージ系サービスでファイル名が重複した時にリネームする設定を追加
  • TextExpander対応
  • ファイルサイズの表示
  • ライブラリ更新時の処理を改善
  • 細かいバグ修正

盛り沢山すぎる・・・ので、さすがにちょっとずつ紹介してきましょう。

複数サービスへの連続投稿機能追加

v1.0の頃からずーっと要望として挙がっていた機能ですね。

こんな感じで(理論上はいくつでも)選択することができます。もちろん、各サービスごとの設定はそのまま使いますので、Dropboxにはオリジナルを、Twitterには位置情報無しで、なんてことも普通にできます。個人的にはTwitterとFacebookに同時投稿できるようになったのがすごく便利。

「最新の写真」タブの追加

写真を何枚か撮って、すぐにアップロードするような場合、全部の写真をいちいち読み込む必要なんて無いですよね。というわけでこの「最新の写真」タブを新設しました。設定から最新の枚数なども設定できますので、カメラロールの最新10件だけを表示する、なんていうことも可能です。

サムネイル一覧で送信済み写真がわかるように

どこに写真を送ったか、そもそもこの写真を送ったのかどうかわからない、ってこと、ありますよね。

サムネイル一覧で、こんなふうにうっすらとチェックマークが付くようになりました。ただ、初期状態ではこの表示はOFFになっているので、設定からONにしてくださいませ。

これは、各写真についてどこに送ったのかという簡単な情報だけをローカルに別途保存しておりますので、写真情報画面において送信先のサービスも確認することができます。こんなふうに。

また、設定→キャッシュ設定にて履歴を全部削除することもできます。

送信後の処理を個別に設定できるように

写真送信後にいつもメニューが表示されて、いろいろできるようになっているんですが、この項目は別に要らないとかそもそもメニューそのものが表示されなくていいとか、そんな細かい設定ができるようになりました。もちろんサービスごとにね。

送信前の画面の下のほうを見ますと、アルバム選択の下に「詳細」っていうのが増えました。

ここで、メニューの項目を減らしたり、並び替えたりできます。

その他もろもろ

あとはまあ細かい話ですね。一つの大きな改善点としては、写真撮影直後、旧バージョンではライブラリ更新が必要なために何度もリロードを迫られていました(特にフォトストリームとからむと結構頻度ありました)が、できるだけユーザ操作に支障がないように処理を改善してみました。

機能は増えましたが、操作感は変わらず(いや、むしろさらに操作しやすくなったはず)って感じで、是非お使いくださいませ。

avail_on_app_store.png

現在の対応サービスはこんな感じです。

  1. DropBox
  2. Evernote
  3. Facebook
  4. Flickr
  5. mixi
  6. Picasa
  7. Posterous
  8. SmugMug
  9. SugarSync
  10. Tumblr
  11. Twitter
    1. Twitter公式
    2. Twitpic
    3. yfrog
    4. Lockerz
    5. Mobypicture
    6. TwitVid
    7. ついっぷるフォト
  12. YouTube
  13. はてなフォトライフ
  14. フォト蔵
  15. メール(直接メール送信)

今回はさすがにメジャーバージョンアップっていうことで、話題のTestFlightを用いて、クローズドなβテストを行ってみました。テストに協力していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

ちょうとiTunesConnectのメンテナンスの時期とかぶったせいか、思っていたより早く審査通過しました。こんなことならほんとにDpub4に間に合ったかもしれない、とちょっと思ったほど。まあ、こちらのリリース準備が全然だったので、それはそれで大変だったんでしょうけど。

  1. 2/8 提出
  2. 2/13 in review
  3. 2/13 審査通過

みなさん是非お使いくださいませ。

写真閲覧iPhone/iPadアプリ iPicture v1.2 を公開しました – Exif日付キャッシュなど

ひさしぶりの更新です。

変更点

  • Exif日付キャッシュ機能の追加
    同期した写真の日付がおかしい場合に使用してください。ただし写真の読み込みに少し時間がかかるようになります。
  • フォトストリームの写真を「全ての写真」「カレンダー」に含めるかどうかの設定を追加
  • アルバムの表示順を改善
  • 細かいバグ修正

以前より問題になっていることですが、iOS5よりApertureやiPhotoと同期した時に写真の日付がおかしくなる問題がありまして(どうやら、撮影日ではなくてApertureやiPhotoに取り込んだ日付が表示されているっぽい)、バグなのやら仕様変更なのやらよくわからないままにとりあえずバグレポートは出している(Appleからの返事としてはバグとして認識しているっぽい)ものの、今のところちっとも改善される様子がなくて、このままでは困るってことで、暫定処置をとりました。ええ、すんごい無駄なことなんですけれど自前でExifの日付をキャッシュするようにしました。

この機能はデフォルトでOFFになっているので、必要に応じてONにしてください。カメラロールの写真だけしか見ていない人には不要だと思います。本来無駄なはずの処理をしていることもあって、若干重たくなります。上述のバグがiOSのアップデートで解消されると、不要になるはずなのですが・・・

写真ライブラリへのアクセス部分はPictShareとiPictureで共通化してあるので、片方で載った機能は、そのうちもう片方にも反映されることになると思います。例えば、フォトストリームについては先日PictShareで搭載された機能がこっちにもやってきた感じ。で、今回の日付キャッシュやらアルバム順やらはそのうちPictShareにも反映されることでしょう。(PictShareについては現在v3.0ヘの実装を進めているので、もう少しお待ちください、という感じですが)

avail_on_app_store.png

そうそう、大事なことを忘れていました。新春(っていうほどの時期でもないですが)セールって感じで、現在50%オフです。是非この機会にどうぞ。

年明け早々に申請して、いったんバグ修正で取り下げて、って感じでしたが、最終的には早かったような。

  1. 1/4 提出
  2. 1/10 バグを発見していったんself reject
  3. 1/10 再提出
  4. 1/13 in review
  5. 1/13 審査通過
  6. 1/13 ready for sale

みなさん是非お使いくださいませ。

毎日必ず使っているアプリを並べてみた

なんか、そんな企画が流行っているみたいなので、乗っかってみた。

本当に毎日使ってる

本当に毎日、平日土日祝日関係なく使っているアプリたち。

そら案内 for iOS 1.2.1(無料)App
カテゴリ: 天気, ユーティリティ
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 9.3 MB)

いきなりこれですけれど。毎日の天気チェックは大事ですからね。

Tweetbot — 個性あふれるTwitterクライアント 1.8.2(¥250)App
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, ライフスタイル
販売元: Tapbots – Tapbots(サイズ: 10.2 MB)

で、定番のTwitterクライアント。何度でも立ち上げてますね。

Facebook 4.1(無料)App
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
販売元: Facebook, Inc. – Facebook, Inc.(サイズ: 10.6 MB)

こちらも定番。この2つのSNSクライアントはほんとに毎日何度も使ってます。

平日なら毎日使ってる

ようは、通勤を伴っている時には必ず使ってるってことですな。

QuickPodcast 1.0(無料)App
カテゴリ: ミュージック, ユーティリティ
販売元: itok – 啓 Ito(サイズ: 0.4 MB)

通勤時のPodcast再生にはこれ。

Book+ 1.4(¥450)App
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 5 MB)

通勤時の読書にはこれ。

AppBank for iPhone 1.8.3(無料)App
カテゴリ: 仕事効率化, ニュース
販売元: AppBank – theM LLC(サイズ: 3.1 MB)

通勤時のニュースチェックにはこれ。

って、感じで。半分自作w まあ、自分が使うから作ってるっていうのもありますけどね。

最後に、最近落ち着いてきたホーム画面を晒して終わりとします。

開発担当したiPhoneアプリ「今日の運勢」v1.0 が公開されました

え、占い?まあ、細かいことはいいではないですか。とにかく出ましたということで。

今日の運勢 1.0(無料)

カテゴリ: ライフスタイル, エンターテインメント
現在の価格: 無料(サイズ: 7.5 MB)
販売元: AppBank – theM LLC
リリース日: 2012/01/10

App

現在のバージョンの評価: (8件の評価)
全てのバージョンの評価: (8件の評価)

ss1 ss2

アプリの詳しい説明はこの当たりを参考にしていただくとしまして、

このアプリ、itok個人としては初の受託アプリとなります。

いろんなご縁がありまして、それこそ半年ほど前にみなさんお馴染AppBankさんよりお話をいただきました。個人的に受託の話がやって来るのはそんなに珍しいことではなくて、たいていの場合は途中で流れるが、そのまま会社に持ち込むかのどちらかになるわけですが、今回は自分でやってみようかなということで、初受託案件となりました。この辺、なんでそれ(開発会社に所属しながら個人で受託開発するってこと)が可能かっていう話はまたそのうち思うところを書くかもです。

デザインはいつものメタ・グラマーさんにお願いし、@spring_mao 女史のAppBank参加によりさらにパワーアップした布陣で開発が進められることになりました。上記メタ・グラマーさんのブログにもありますが、いい意味で当初のデザインとは全然違う感じになりました。デザインのちからは偉大ですね。

そら案内的シンプルさを目指すということで、そのあたりも結構評価していただいてるんじゃないでしょうか。やるからにはランキングで上位を目指さないと意味がないですからね。コンテンツは十分(だって、AppBankを運営するGT-Agencyはもともと占いコンテンツの会社なのですから)。なら、あとはそれを如何にうまく見せるのかは開発の醍醐味ってことです。

幸いにも現時点での最高位はなんと総合61位(カテゴリ7位)のようで、本当になにより。

まだという方は是非どうぞ。

んで、最後になりましたが、関係者のみなさんお疲れさまでした。また、このような機会を与えてくれた会社と家族には大変感謝しております、ありがとうございます。

Softbank携帯の電話帳データをVCard方式でiPhoneに移行してみる

さて、相方さんのところにやってきた iPhone 4S ですが、なによりもまず電話帳の移行は最重要。

なのですが、公式サイトによると

どうやら旧携帯からサーバに電話帳をアップロードして、それをiPhoneで読み込む、という方法らしい。

いやいや、そもそも携帯壊れてますから!ってことで、先月SDカードにバックアップしていたデータからの移行を目指します。

あ、あらかじめ言っておくと、私の環境下ではこうやりましたっていうだけなので、携帯の機種によっては多少形式が違うかもしれませんし、保証はしませんので、あしからず。ちなみに、使用した元の携帯は830SHってやつ)

既存のアプリで読み込んでみる

SDカード(正確にはマイクロSDカード)をMacに差し込んで VCard形式の .vcf ファイルを探します。で、通常ならこれをMacのアドレスブックで読み込んでから同期すればよいのですが、既存の(僕の)アドレスブックと同期してごちゃごちゃしてもいやなので、直接iPhone内で読み込む方法を探します。

まあ、当然ながらそういう類いのアプリはいくつかでていて、有料のものも含めて、いくつか試してみました。

「いくつか」っていうのはつまりうまくいかなかったっていうことなんですが、そもそもファイルを読み込んだ瞬間に落ちるものとか、正常に読み込めているようにみえるものの、1つずつ手動で追加しなくちゃいけないものとかあって、いやいやそういうことじゃなくて一気にずばーっと読み込んで自動で登録して欲しいのですよ。登録数も10件とかそういう少数じゃないのですから。

結局自分でコードを書く

じゃ、結局どうするかっていうと、やっぱり自分でコード書かんといかんのかなあと思いながら、VCardのパーサ部分はさすがに面倒すぎるのでググって既存のオープンソースプロジェクトを探しました。

そしたらね、なんと、iOS5から標準のAPIでVCardの読み書きに対応しているじゃないですか!なんて便利!というわけで早速使ってみました。

ただ、やっぱりそのままの .vcf ファイルを読み込んでも1件も認識されず、うまくいきませんでした。(上記のファイルを読み込んだらすぐ落ちるアプリもこれが原因だったのかもしれません)

というのも、その .vcf ファイルはこんな感じになっていまして。

コンソールにでた警告をみるかぎりでは↓で、1つの要素中に改行を含んでいるのがダメっぽい。

で、これを削除すると、とりあえず正常に認識できたのですが、まだまだゴミが載っています。

ここまでくると、一通りアドレス帳に読み込んで使える物にはなるのですが、なぜか読み仮名が反映されていません。くわしくはわかりませんが、どうやらiOSはVCardのv3に対応しているっぽく(よく見たらこの .vcf ファイルはv2.1って書いてますね)て、そのへんの兼ね合いなのかなという感じ。

この SOUND;X-IRMC-N; の部分を X-PHONETIC-LAST-NAME; や X-PHONETIC-FIRST-NAME; で置き換えるとうまくいきました。

せっかくなので、サンプルがてらということで使用したプロジェクトを公開しておきます。

上記テキスト整形の部分は必要に応じて別途行うことを前提としています。ほとんど、単純なテキスト置換でできるので、それほど大変じゃないとは思いますが。

で、もちろんですが、自己責任でお願いします。(下手するとアドレス帳が消えるかもしれないですしね)

さてさて、これで無事に電話帳の移行ができました。めでたしめでたし。

相方さんがiPhone4Sユーザになりました

こんな日が来るなんて全然想像していなかったです。

まさか、超アナログ人間の相方さんがiPhone4Sのユーザになるなんて。

たしかにiPhoneはスマートフォンの中では圧倒的に使いやすい部類に入ると思うのです。でもね、いわゆるガラケーで十分ていう人にとってはかなりの機能過多。それが故にいろいろと混乱することもあるわけで、そのへんサポートするの面倒なんだよねえ、なんて思いつつも、基本的に身の回りのガジェットに不慣れっぽい人たちにはiPhoneをおすすめしていなかったわけです。こんな職業なのにね。

ことの発端はこれ。

もともと、相方さんの携帯は3年以上前の機種で、子供たちに投げられたり、落とされたり、一度は液晶が割れているし、電池カバーも変形してちゃんとしまらないし、というぐらいのぼろぼろな感じで、最近特に調子が悪かったんです。

ちょっと前には、本気で機種変するつもりで、ショップを回ったりしたんですが、その時は電池の交換だけで済ませていたわけですが、そんな時に上記キャンペーンが始まりました。

「あれ、これなら初期費用は安上がり。確かにiPhone4は開発機として余ってるよ」

と思ったんですが、よくよく考えてみると。iPhone4はiOS4で凍結しています。でも使ってもらうならiOS5にしたほうが断然いい。でもそうすると開発機としての位置づけは完全に解除、というか我が家からiOS4デバイスが無くなるのでそれはとても困る。

ぐぬぬぬ、、、っていっているうちに、それならもう普通にiPhone4Sに機種変したらええやん!っていう気分になってきたわけです。

で、そういうしながら、ケースなんかを物色している(先にケース買っておかないと、今の携帯のぼろぼろっぷりをみるかぎり裸で持たせるなんてとんでもない!)と、ある日、携帯の充電コネクタにコードがささらなくなり、そのまま充電切れとともに携帯は文鎮へ。。。

もう一刻の猶予もありません。この時期、年末っていうこともあって携帯での連絡が増えるわけで、携帯なしの日々は危険がいっぱい。そんなこんなで慌てて近くの量販店にいってきました。

お店の人曰く「普通は予約無しじゃ、在庫はないんですけどね」という状況下、奇跡的にiPhone4S 16G白、という希望の機種が余っていました。なんてラッキー。その場で機種変の手続きを済ませて、無事にiPhoneユーザへ。

しかしあれですね、機種変する時の最初のチェックシート。あれ、普通の人には何書いてあるかわからんと思うのです。ほんと。

その場で液晶保護フィルムを買って、ケースは暫定的に私のiPhone4のおさがりを使用。いいケースを探さないとね。ほんとはこれがよかったんですが、そういや相方さんは左利きなので、見開きタイプのケースは使えないのでした。残念。

早速いろいろセットアップ。不要なアプリはフォルダにまとめて、シンプルな構成にしてみました。i.softbank.jp も使わないって思えば、メールアプリも要らんですよね。電話とメッセージがメイン。あとは一部の携帯サイト(例えば小児科の予約とか)用にSBrowserとか。

ちなみに、電話帳の移行は結構大変でした。前の携帯がまったく動かないのでソフトバンク推奨の方法が使えません。ただ、ちょっと前にSDカードにデータを書き出していたのでそのVCARDファイルから取り込めばなんとかいけるはず・・・ということでいろいろ四苦八苦したのですが、これについてはまた別のエントリで。

全然不慣れな人がどう使うのかっていうのは開発者としてもいろいろ気付きがあるんだろうな、と思っているわけですが、はてさてどうなりますことやら。

追記

電話帳の移行についてのエントリ書きました>Softbank携帯の電話帳データをVCard方式でiPhoneに移行してみる