月の満ち欠けと暦カレンダーアプリ「月読君」v1.3 を公開しました

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盛り沢山のv1.3を公開しました。

変更点

  • デジタル大辞泉との連携を追加
  • Retinaディスプレイ対応
  • 月と太陽の位置(方位・高度)の表示を追加
  • 太陽の各薄明時刻の表示を追加
  • 地域設定で経緯度やタイムゾーン設定を細かくできるように
  • うんちくのフォントサイズを調整
  • バグ修正

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Retina対応と大辞泉連携は順当なところですが、方位・高度は新しい計算が加わりました。いろいろと関連書籍を購入し調べていたところ、意外に既存の計算式の組み合わせでできることもわかりまして、おかげさまで「今、どっちの方角に見えてるの?」っていうのがわかるようになりました。

それに伴ってといいますか、経緯度とタイムゾーン設定も細かくできるようになっています。このインターフェースは結構悩みどころで、Dianaでも同様の設定画面があるのですがいまいちしっくり来ておりませんで、今回は新たに考案してみました。どうですかね。まあ、そんなに使われるところでもないのですけれど。

in reviewからready for saleまでが6時間かからなかったという感じで、トータルではいつも通り1週間程度なのですが、審査員によってin reviewヘの遷移条件が違うんだろうな、というのを目の当たりにした印象です。

  1. 7/28: 提出
  2. 8/4 0:16: in Review
  3. 8/4 5:42: ready for sale

まだ使われていないという方も是非どうぞ。

月の満ち欠けと暦カレンダーアプリ「月読君」v1.0公開しました

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久しぶりのオリジナルです。そして初の有料!アプリ。自作アプリを公開しはじめて8年くらい経ちますが、明示的に有料にしたのはこれがはじめて。なんか、それだけでドキドキしますね。

それはさておき、タイトルの通りお月様のアプリです。Storeの紹介文から一部抜粋しておきます。

月読君(つくよみくん)は月の満ち欠けと日本の旧暦カレンダーを表示するアプリケーションです。
日本古来から伝わる季節に基づいた暦を日々の生活の中で身近に感じるお供として、是非お使いください。

<特徴>
– 月の満ち欠け表示
– 現在地に基づく月と太陽の出没時間表示
– 西暦と旧暦(太陰太陽暦)のカレンダー表示(理論上、任意の年月日の暦を参照可能←1970年から2030年までの暦を内包していますが、その範囲外の暦も自動算出されます)
– 旧暦の各種暦情報表示
o 月の呼び名
o 二十四節気・七十二候
o 干支
o 節句
o 雑節(節分、彼岸、土用など)
o 暦注(六曜、九星、十二直、二十七宿、二十八宿、撰日、暦注下段など)
– 各暦情報の簡易解説表示(うんちく)
– 各暦情報の外部辞書との連携
o wikipedia[内蔵ブラウザ](インターネットへの接続環境が必要です)
o 大辞林(大辞林アプリを別途購入する必要があります)

要するに月と日本の暦に関する情報を網羅的に見るためのアプリケーションです。「今日の月齢は?」といったところから「節分ってなに?」「お彼岸っていつ?」ということまで全部調べられます。

こんな感じのアプリです。

1_Today 2_Today_L 3_Calendar

使ってみたところの動画はこう。

この現代おいても普段何気なく身の回りにある「暦」というものに親しみを持ってもらえればいいなあ、と思っています。四季のある日本で古来から伝わってきた暦が、日々の季節を感じるお供になってもらえれば、と。

ダウンロードはこちらからどうぞ。230円です。

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iPadアプリが一段落したのか、ちょっとだけ審査がはやくなっているようです。

  1. 4/9 : 提出
  2. 4/10 : in review
  3. 4/14 : ready for sale

ready for saleから公開までに時間をあけたのは、14日が新月だったからです。せっかくダウンロードしていただいても、最初に起動したら真っ暗の月っていうのは味気ないですよね。半月や満月とは言わずとも、ある程度は月の満ちた部分があったほうが視覚的にいいですからね。

今回もデザインはメタ・グラマー様にお世話になりました。また、月の画像はプレ天文様にお世話になりました。どうもありがとうございました。

余談

それこそ8年くらい前からいとーけーのページをご覧になっている方には、見覚えのあるアプリ名だったかもしれません。月齢表示のDianaもそうですが、「月読君」はもともとMac用のアプリとして存在していたのです。(OSX 10.2以降対応で、今でも一応DL可能です。ただ、バグ多数ですけれど・・・)

iPhoneアプリを作りはじめた時、同じようにDiana→月読君という流れは頭の中にあったのですが「どうせやるならカレンダーも表示したい!」という思いがあり(Mac版ではその日の暦を表示するだけでした)、そこが未知の世界だったので躊躇しておりました。で、この度ようやく一念発起して、つくりあげてみました。

たまに「月、好きねえ」ということをいわれますが、「ええ、好きですよ」とね。いつもするエピソードとして、月に見とれて自転車のまま電柱に突撃したことがあるくらいのもんです。満月が近づくとわくわくするし、中秋の季節なんてもう楽しみでなりません。

ちなみに、Dianaはローマ神話の月の神様で、月読は日本の月の神様です。そんなんばっかです。

と、そんなこんなで是非お使いくださいませ。

満月がきれいだったので

なにがあったのか知りませんが、気がつけば拙作の月齢表示アプリDianaが天気カテゴリーで4位になっていました。

20100330_weather_app_ranking

同じく拙作のそら案内と仲良く並んでいるので、記念にスクリーンショットを。(花見シーズン終了までこの勢いがあったら2-3位といい感じだなあ、と思ったのはさておき)

さて、今日は満月です。

駅の改札を出て、そろそろ月が出ているかな、っと東の空を振り返ったら、どかっ!とそこに鎮座していました。あの大きさは反則ですよね。帰路は西向きなので、何度も立ち止まって振り返ってみたり、曲がり角を戻ってみたりと、ちょっと挙動不審な人でした。

まあ、それでも月の魅力にとりつかれはじめた高校生の時に、月を見ながら自転車こいで電信柱に軽く衝突したことを思えば、軽いものです。

今日みたいに、雲ひとつない澄んだ夜空においては、月の光で星一つ見えず、自ら光を発していないのにもかかわらず存在感に圧倒されます。

僕が月が好きなのはこの存在感と、そして昔からずっとそこにあって、常にみんなが見ているという共有感です。単に時間を共有しているというだけでなく、太古から同じものを見てきたんだなという時間を超えての共有感がそこにある気がするのです。

と、たまにはこんな独り言もいいんじゃないでしょうか。

ちなみに、帰宅しての第一声は「みんな、ベランダに集合!月みるよ〜」でした。

シンプルな月齢表示アプリ Diana v1.0.2 が公開されました

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Diana(ディアナ)は「お、今日の月はキレイだね」と思った時にさらっと月齢なんかを調べられるアプリです。

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変更点

  • 日付フォーマットがおかしくなる問題を修正
  • 出没時間の順番を改善

日付フォーマットについてはv1.0.1への再修正です。

また、もともと太陽や月の出没時間については、現在時刻をはさんで表示するようにしていたのですが、時間帯によってはそれが逆に分かりにくくなることもありまして(没→出の順番になるとか)、今回の変更で原則として出→没の順番になるようにしました。

最近のアップデート審査は早いですね。1日で通ることもあるみたいですから。審査状況を通知してもらうようにしているので助かります。

  1. 2/24: 提出
  2. 2/25: in Review
  3. 2/27: ready for sale

アップデートされる方も、新規の方も是非どうぞ。

満月と夜桜

帰りの電車の窓から、ちょうどのぼりたての黄色い月が見えました。

「うちの近くの立派な桜越しに満月を眺めたらさぞかしきれいだろうな」と思い、駅の改札を抜けたところでBGMをブラームス1番終楽章に変更。

いつ聴いてもいい曲です。苦悩から紡ぎだされるホルンのソロと、トロンボーンによる神のコラール。平穏な海からあらわれた弦楽器の波に今日も鳥肌。(ここはやっぱりチェリの演奏が好きだな)

それはさておき、夜桜です。昨日今日あたりから散り始めたというくらいのほぼ満開。

東から西へ桜の木の下を通り過ぎて、振り返り、夜桜越しに東の満月を眺める。

そんな期待感にわくわくしながら最後の角を曲がると、その木陰になにやら見たことのある人影が・・・

えーと、うちの家族が全く同じことを考えて外にできたそうで。なんだか似たもの家族。

ブラームスを背景に独り静かに月を眺めるわけにはいかなかったですが、「きらきら〜」と叫ぶ子供と一緒に月を楽しむ。これはこれでいいですな。

MacFan 11月号に Diana mini が載ってました

「載ってました」というのはつまり事前に知らなかったっていうことなんですが・・・

なんか最近、このページへのリンク元として、MacFanのページが登場することが何度かあったんです。でも、掲載依頼なんてなかったし、、、と思いつつ、そのページを見てみると、確かに「Diana mini」の文字がありました。

よくわからんけれど、載っているんだと思って、書店でMacFanを立ち読みしたんですが、いつものソフトウェア紹介のコーナーにはなんの痕跡もありません。うーむ、、、としばし、ページをめくっていたら、全然違うところで発見されました。

というのは、連載コンテンツの一部で「中秋の名月を写真に撮ろう」というものだったのです。その中で、月齢や時間を簡単に確認できるソフトとして、拙作の Diana mini が紹介されていました。インストールの仕方から使い方までご丁寧に。(こんなに丁寧にソフトを紹介されたことってなかったんじゃなかろうか・・・)

そんなこんなで、見事「月見支援ソフト」としての役目をまっとうできていることを実感して、喜ばしい限りですね、と。

B001G80LZ4 Mac Fan (マックファン) 2008年 11月号 [雑誌]
毎日コミュニケーションズ 2008-09-29

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中秋の名月

いろいろありまして、結局車の窓からとか、ベランダからとかしか見られなかったんですけれど、それでもまあこの日に月を眺めるっていうのは大事なことです。はい。

なんだか台風の影響だかでちょっと不安定な雲行きではありましたが、ぎりぎりセーフできれいに見ることが出来ました。ほっと一息です。ふぅ。

「貴女に会えてよかった」ってね。

まだ見ていない人、まだ間に合いますよ。沈むまで数時間ありますから。

今年の中秋について

気がつけば、中秋が間近に迫っております。なので、ちょっと整理。

暦上の中秋(旧暦8月15日)は9月14日にあたります。だけど、天文上の満月は9月15日の18時12分です。

で、月齢はといえば、14日の南中時刻の23時12分でいうと、14.76。15日の満月時刻18時12分では、15.55。こうやってみると、14日のほうがより丸に近いですね。

いずれにしても、今年は2度も月が楽しめます。しかも、3連休中なので、ゆっくりと夜空が眺められるかなあ、と。

あとは天気、ですね。

月と梅

いつものように日付が変わった頃に帰宅。

家の前まで来ると、梅の花が結構咲いている。ここ数日、日中は比較的いい天気だったものだから、ようやく(ちょっとだけ)春の兆しかな、と。

そして、頭上には、丸いお月様。十六夜だけど、月齢はほぼ満月。

圧倒的な月明かりに照らされて、白い梅の花が夜の闇で輝く。

偶然にも、BGMはグールドのピアノで、バッハのゴールドベルク。しかも、終曲のアリア。

疲れ切った体のはずなのに、すぐにでも家に入りたかったはずなのに、ちょっとの間そこに立ち尽くして、月と梅を交互に眺める。

ふぅ。月並みな言葉だけど、癒されますね。ほんと。