メモリ増設しました。ようやく。買ってからずっとデフォルトの512MBのままで、いつか買おう買おうと思っていたんですが、やっと購入。1GB×2の増設で、合計2.5GBのメモリ搭載。
すごく快適。ちょうど、日々の作業である写真の整理なんかがものすごく楽になりました。なによりiPhotoの起動が速い速い。サムネイルのサイズ変更も驚くほどスムーズ。このマシンがようやく本来の力を発揮できる時が来たって感じなんですかねえ。
林檎と音楽に囲まれて・・・
メモリ増設しました。ようやく。買ってからずっとデフォルトの512MBのままで、いつか買おう買おうと思っていたんですが、やっと購入。1GB×2の増設で、合計2.5GBのメモリ搭載。
すごく快適。ちょうど、日々の作業である写真の整理なんかがものすごく楽になりました。なによりiPhotoの起動が速い速い。サムネイルのサイズ変更も驚くほどスムーズ。このマシンがようやく本来の力を発揮できる時が来たって感じなんですかねえ。
11日目、曇り、風ちょっと強し。「もうあと半分しかな〜い」とか贅沢なことをいいつつも、おそらく一番まじめに観光した日じゃなかろうか。
朝、(今までなかった)ビュッフェ形式の朝食に感激してから、メトロに乗ってグエル公園に向かう。標識の通りに歩いたつもりだったんですが、気がつけば、どうやら裏側から入ってしまったらしく、いきなり中央広場にでてしまいました。鮮やかな粉砕タイルが敷き詰められて、えもいわれぬ曲面を形成してました。そしてたくさんの観光客。みなさんほんと朝からご苦労様ですね。
一旦正面の門の方に向かい、入り口から全体をみて、で、全体をぶらぶらと歩いて、一部別行動。といっても僕はいつでもぶらぶらさまようことしかしないんですけれど。いろんな角度からグエル公園を楽しんだ気分。基本的に曇り空だったけれど、たまに強い日が差したので、広場の真ん中で思いっきり日光を感じたりしてました。あれは結構気持ちよかった。
お昼は、そこでビールだけを買って、自前のお弁当(といっても朝食から失敬してきたパンとかですけれど)。一息ついてから、公園をあとにしました。
そうそう、一つだけ気に入らないことがあったんですが、ついたばかりのころ、公園内でフルートを演奏するおじさんがいまして、これがまた下手くそで・・・あんなのでお金を取ってはいけないですよ、ほんと。趣味ではじめたお父さんじゃないんだから。(どうやら、僕はそのBGMがかなり気に入らなかったらしいです)
公園をでてから、徒歩で、メインイベント「サクラダ・ファミリア」を目指します。結構あるいた気もするけれど、ざっと2kmくらいですかね。結構大きな通りを歩いていったので、あの大きな聖堂が遠くの方からだんだん近づいてくるという感じではなくて、角を曲がったら、どかっと登場した、という感じでしたけれど。いや、それでもかなりのインパクトでしたね。大きさでいえば、今まで見てきたどれよりもはるかにでかい。当たり前か。
出入口はガウディ担当とは逆側だったので、早速聖堂の中に入って、反対側に向かいます。で、一旦外にでて、振り返ると、そこにはガウディの世界が広がる。。。しばらくの間そこでぼおっと。。。せっかくなのでカメラをとり出して、事細かに撮影開始。なんていうかすごい力を感じました。今までのガウディ作品で感じた「不思議ワールド」みたいなのじゃなくて、もっと内面的な力。
一通り見たあと、さあ、塔に登ります。エレベータも有料であるんですが、そんなことするわけもなく、小さならせん階段をてくてくと。このらせん階段、内側にはなんの柵も手すりもないので、結構危ない。壁側には手すりがついていましたけれど(って、相方さん曰く、前回来た時には、この壁側の手すりもなかったとか)。これを見て登るのを躊躇している外国人カップルもいましたね。途中途中で、表に出られる場所もあったりして、そこでちょっとカメラをとり出してみたり。自分が落ちることはないでしょうけれど、カメラを落とすわけにはいかないので、結構必死でした。最初に書いてたように、風強かったし。
途中からなんだかエレベータ組と合流して階段を上ります(結局、階段を上らんといかんってことですね)。最終的には、尖塔のほぼ一番上までいくことができました。地上90mとかだったかな。20階分くらいの高さですね。そして、風はふきっさらし。ある意味、普段仕事をしている25階よりはちょっと低いくらいのもんなので、不思議な感じでした。
一番上では、スペースもないし(通路分だけ)、うしろからどんどん人は来るしで、のんびりするわけにもいかず、そのまま下り階段へ。下りは下りで、前の親子連れが、怖くて降りられない女の子を励ましてました。まあ、確かに、子供にはちょっと怖いかも。って、僕らのうしろからやってきてた男の子は全然警戒してなくて、それも怖かったけど。
地上に戻ってきたら、次は地下の展示場やら、付属の建物に入ったりして、出入口側に戻ってきました。今度はこっちも、と事細かに撮影。全然作風が違うんですけれど、僕はこっちもお気に入りでした。
そんなわけで、今回の旅の大きな目的の一つであった「サクラダ・ファミリア」をあとにします。満足満足。
他の日だったら、この辺で観光も終わりそうなのに、まだまだ続きます。途中で、地元の人がたくさん集まっていたアイスクリーム屋さんでアイスを買いつつも、ピカソ美術館へ。これも徒歩で2km強くらい歩きましたかね。多少並んでいたんですが、10分程度で中に入れました。
日本の美術館と違って、順路の表示があいまいなところが多くて、パンフを見ながらでないと、見過ごしてしまいそうでした。ピカソの有名な作品の多くは世界中の美術館へ散らばっているわけですが、それでも、一つの美術館が丸ごとピカソっていうのは楽しいもんです。ジャクリーヌ夫人の肖像や、「レス・メニーナス」は感動でした。冷房のせいもあったかもしれませんが、幾度となく前進に鳥肌が立つほどに。これも満足満足。
ようやくホテルに戻って、翌日以降の計画(バルセロナを離れる)を練り、夕食のため再び外へ。ただひたすらにぶらぶらと歩き回って、路地裏のお店へ。着いた時はほとんどがらがらだったんですが、どうやら海外のガイドブックなんかには載っているのかどんどんお客さんが入ってきました。家族経営っぽい小さなレストランで、安く、おいしくいただきました。英語メニューを見てもなにが出てくるのかわからない料理を頼んでみたりしましたけれど、結構あたりだったし。レストランはいつも「当たり」。
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ちょっと前の話ですけれど、邦訳もでたことですし、ある意味教祖様のお言葉なので。
こちらもアップル関連ってことで。
10日目、曇り – 晴。旅もようやく中間地点。早朝3時半に起きて4時にホテルを出ます。というのも、4時35分発の空港行きの船に乗るため(意外にも、こんな朝早くの船でもほぼ満席状態になりました)。なんとか雨も上がっていたのでよかったよかった。マルコ・ポーロ空港に着いたのが6時前。7時過ぎの飛行機に乗ってとりあえずウィーンへ。なんともまあ、初めてプロペラ機に乗りましたよ。んで持ってそのままバルセロナへ飛びます。
お昼過ぎにバルセロナの空港に到着すると、そこはきれいに晴れた青空。っていうか、日差しがいたすぎるんですけれど・・・サングラスも効果なし(とはいっても、してなかったらほんとにしゃれにならんかったでしょうが)。ホテルにチェックインしてから、近くのカフェでイタリアとの物価の差に驚きながらも昼食を。あそこの7?ランチはすごいコストパフォーマンスでした。
そのままバルセロナ観光へ突入。バルセロナ行きは僕の希望だったんですが、それはガウディを見るためでして、そんなわけで、とりあえず、カサ・ミラへ向かいます。ガウディの不思議世界に浸りながらも、屋上でしばしゆったり。はるか向こうに最大の目的であるサクラダ・ファミリア教会も見えましたね。
ぶらぶらしながら、カテドラルへ向かいます。外側はここも今までの教会らと一緒で工事中でしたけれども、中の様子はものすごくよかったです。はっきりいって、この旅で一番感動した教会でした。なにが、っていうのはいえないんですけれど、その雰囲気にすっかり魅せられて、ただ呆然と立ち尽くすのみ。んで、椅子にちょっと腰を下ろして、また呆然。教会内部で写真を撮ることはほとんどなかったんですが、あまりのことにこれを記録に残しておかねば、あとでもう一度鮮明にこの気持ちを思い出すことができないかもしれない、という思いに駆られて、とカメラをかまえてしまいました。
18時過ぎに一旦ホテルに戻って休憩。こっちは、シエスタがあるおかげで、夜のお店は20時過ぎにならないと開かないので。で、その間にテレビをぼーっと(イタリアではテレビのついているようなホテルにはあまり泊まってなかった)つけていたら、「未来少年コナン」をやってました。スペイン語なのにも関わらず、何を言っているのかだいたいわかってしまう自分もどうかと思う。(ちなみに、裏では「クレヨンしんちゃん」をやってました。まったくもって日本アニメ恐るべし)
で、BARへ向かいます。カウンターに座ったら、隣もたまたま日本人の二人組でした。まあ、バルセロナでは結構たくさんの日本人観光客を見ましたねえ。お店の人のお勧めのタパスを適当に注文して、久しぶりのビール(なぜかスペインビールはなくて、ドイツビールとかでしたけれど)を飲み干す。そんな感じで、翌日のために体力温存して、その日は終了。
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9日目、雨。というか大雨。ぶっちゃけた話、この3週間の旅行で雨が降ったのはこの1日だけでした。でも、この日はかなり降ったんですが。。。
朝はそれほどには降っていなくて、そのせいもあって、昨日延期になった別行動時間が設けられました。今回は、10時開始の15時集合ということで、お昼もそれぞれ適当に食べる、というプラン。そんなわけで、特に計画もない僕は傘を片手にぶらぶらとさまよい出します。最初の1-2時間くらいはまさに文字通り「さ”まよい”」ました。狭い道、そこそこ高い建物、頭上は雨空、なんも考えずにぶらぶらしていたらあっという間に現在地不明。まあ、それはそれでよかったんですが、ちょうど月曜日ということもあって(週末は教会が開いてなかったりとなにかと観光には不便なので)か、この雨の中やたらとたくさんの観光客が押し寄せていたわけですが、そんな中でも、前にもうしろに誰もいないヴェネツィアの道を歩いてました。ほんと、普通の居住区でしたね、あれは。
で、だんだん雨が強くなってきて、まじめに現在地を把握しようかと、とりあえず、サン・マルコ広場を目指します。。。が、ある意味到達不能。そう、確かに満潮の時にはヴェネツィアの町は沈むって聞いていたけれど、まさにそうだったのかもしれません。そして大雨。見事に広場の周辺は水没しかけてました。実際に見たわけではありませんが、おそらく広場は完全に水没していたんでしょうね。(さまよう前でも結構水が進出してきてましたし)
そんなわけで、これはかなわんと、一旦ホテルに避難。しばらくの間休憩して、おなかも空いてきたことだし、今度は駅を目指してちゃんと歩こう、と思い立ち、再度出発。雨も普通の降り方になってきた感じで、さくさくと駅に向かって歩きます。駅についたところで何をするわけでもなかったんですが、この雨の中どんどん押し寄せる観光客のみなさんに内心「ご苦労様」と思いつつも、イタリア国内の移動で何度もお世話になったユーロスターをようやくカメラに収めて、Uターン。
遅めの昼食はリアルト橋のふもとのファーストフード屋さんで。ピザを丸めたみたいなものを買って、その場で立ち食い。雨のせいもあってか、あまり食欲もなかったので、それだけで済ます。
さらにその辺をぶらぶらしながら、時間になったので集合場所に行き、無事合流。予想外の雨はなかなか悔やまれるところもありますが、まあ、この時だけだったということをあとから省みてみれば、仕方なかったかなあ、と。ホテルにて、明日からのスペインでの計画を練ります。
夕食は、毎度おなじみのレストランへ。雨で、別の店を探すのも面倒だった、というのがありますね。そこで食べたイカ墨パスタは最高でした。スパゲッティの中ではこれが一番おいしかったですね。こっちで食べるのと違って、単にイカ墨満載っていうのと違って、非常に良い感じ。
翌日の朝がすごく早かった(4時にホテル出発)ので、これにてイタリア最後の夜は終了。
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8日目、曇り時々一時雨。ついに天候が崩れ出しました。といってもこの1週間好天に恵まれていたこと自体が不思議なんですけれど。まあ、僕は雨男ですが、相方さんは晴女ですし、いつも僕が負けていることを考えれば、そんなもんかなあ、と。(といっても、この日は、移動中に傘を差すほどに降ることはありませんでしたが)
さて、今日は、この旅行中一番の贅沢をする日です。それは、昨日予約しておいたレストランなんですが、ハリーズ・ドルチェといいまして、伝説のバー、ハリーズ・バーの夏季限定レストランなんですよね。何が伝説かといいますと、まあ、イタリア料理の定番である「カルパッチョ」と、白桃のカクテル「ベリーニ」を生み出したお店なんですよ。このレストラン、夏季限定なので、5/1-10/16の間しか営業しておりません(バーの方は年中営業している、はず)。なんというグッドタイミング、というわけで、昨日本店であるハリーズ・バーにて予約してもらったのでした。(バーの方は、もうものすごい混みようで、予約してもらっている間にも、何組もの観光客が入ってきては、その込み具合にあきらめて帰っていく有り様でした)
ちなみに、贅沢といっても、さすがにディナーを食べるほどの贅沢は金銭的に苦しいでしょう、ということで、ランチにしました。
さて、そんなわけなんですが、昼間での間は観光です。。。と、サン・マルコ寺院に行ったら、今日は日曜日。そう、礼拝があるため午前中は入れませんでした。なので、先に島へ渡ります。といってもレストランの隣の島、サン・ジョルジョ・マジョーレ島。ここの教会に行きました。よく考えたら、サン・マルコ寺院がダメなのに、入れるわけがなかったのかもしれませんが、こっちはすんなりと入れました・・・が、単に礼拝の時間じゃなかっただけで、なにやらパイプオルガンがずっと鳴り響いているなあ、と思っていたら、そのまま礼拝がはじまってしまい、せっかくなので、そのまま席について、イタリア語の説教をきいてました。なにいっているか全然わからなかったけれど、その場の雰囲気にのまれてましたねえ。僕自身教会の礼拝に参加するのは初めてのことじゃなかったので、それほど違和感はありませんでしたし、礼拝中に席を立つようなことはする気になれなかったので、後半予約した時間を気にしながらも、じっとその雰囲気に身を任せてました。
教会をでてから、急いで船に乗り、隣の島、ジューデッカ島に移ります。急いだわりには、思ったより早く現地に着いてしまい、ちょっとあたりをぶらぶら。ほんと、本当でのあの人混みが嘘のような静けさでした。
そして、いよいよハリーズ・ドルチェへ。12時開店のところを12時に予約していたので、当然ながら一番乗り。ある意味、僕らみたいな観光客は早めに行っていた方がいいかもしれませんね。お店の人にも余裕があるから、いろいろと構ってもらえるし。
食前酒でベリーニをいただき、それぞれコースメニューを頼んで、あとカルパッチョも追加でいただきました。カルパッチョは2皿にわけてもらって(あとで明細を見る限りでは、メニューに書いてある量はちょうど2人前に相当するみたい)、お店の人にも「一番いい選択の仕方ですね」と。
お味の方はといえば、もう何も言うことはありません。生涯最高の贅沢でした。これはほんと。日本で食べるカルパッチョは魚(というかサーモン)ですけれど、本場は肉でした。でも、これがまたおいしくて。こういうの日本で食べたら、すごい値段になるんだろうなあ、、、とかそんなしょうもないことも頭をよぎりつつ、静かに、贅沢な一時を過ごさせていただきました。ざっと2時間くらいかけて、ゆっくり食べました。
そんなゆったりとした時間を過ごして、そして、喧騒の本島へ戻ります。本当ならここからまた別行動をとる予定だったんですが、雨模様だったので結局中止。翌日に延期となりました。サン・マルコ広場の老舗カフェ・フローリアン(1720年創業)によります。ちょうど、生演奏が休み中だったので、声をかけてみたところ、ベースのおじさんが「日本のベース弾き知ってるぞ、、、ハンガリーであったことがある。あー名前が思い出せないけれど。。。」とか。
ちょうど、演奏ブースの目の前の席が空いたので、せっかくなので、その場に座って、カプチーノをいただきなら演奏を楽しみます。そうしていたら、ちょっとした演奏間の休憩の時に、さっきのおじさんがまたやってきて「思い出した、Daisuke Sogaだ。知ってるか?」とのこと。そう、曽我大介氏のことだったらしい。確かにベース弾きだった記憶が。で、今は指揮者をやってますよ、とおしえてあげました。日本では結構有名ですよ、と。
ハリーズ・ドルチェで使っていた、ワインを入れる容器(カラフェというらしい)が気になって、お店の人にどこで売っているのかを聞いていたので、早速その店へ(ちなみに、ハリーズ・バーの隣の辺りのガラス屋さん)。そこにはハリーズ・バー仕様のグラスも全種類売ってました。いい商売してますね。まあ、あのマークは特徴的だし、結構いいデザインですけれど。。。といいつつ、結局、カラフェとベリーニを飲んだグラスをペアで購入。後者はまあハリーズ・ドルチェで食べた記念に、と。
まあ、そんなこんなでホテルで戻る。お昼の幸福感に浸りながらもお昼寝(といってももう夕方でしたが)。
夕食は、昼食が豪華だっただけに、これまでの旅でお弁当などに使った食材のあまりを処理。つまるところ、残飯処理。スーパーで買ったチーズとか、オレンジとか、ホテルの朝食から失敬してきたパンとか。。。まあ、こうやって現実に引き戻されていくのでした。
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帰国後1週間が経ちましたけれど、リハビリがてらhirokazuさんの書いたコードに対応すべく微調整をしての公開です。自分の担当部分としてはさほど大きな変更もないわけですが、ようやくP_Blogのコメントに対応した、というのが嬉しい話ですね。
こちらからどうぞ。
Ensembleも結構落ち着いてきたし、そろそろ別のネタでなんか組んでみようかな、と思っている今日この頃です。って、まあ、CDデータベースを作る以外にすべきことはないんですけれど。当面は。
7日目、晴。ようやく旅も3分の1終了。
切符の都合もあって、朝一(6:55発)の電車でヴェネツィアにむかう。ざっと5時間。道中は交代で寝たり、読書したり。ヴェネツィアについてから、ホテルに向かうために、水上バス(ヴァボレット)に乗る、、、んですが、発船間際だったせいもあって、スーツケースを持ち上げるために一瞬うしろを向いたすきに発船してしまう。もちろん(?)相方さんは船の中。。。おいおい、いきなりかよ、と思いつつも、次の駅で待ってるとのことだったので、次の便が来るまで10分間そこで待機。その後無事に合流して、ホテルへ。
ヴェネツィアは観光都市なのでホテルは結構お高い。たしか、一番高かったような気もするけれど。まあ、それはさておき、窓を開けると、その下はもう水路になっていてゴンドラの陽気な音楽が聞こえてきました。(そういや、結局ゴンドラには乗らなかったですね、高いし)
サン・マルコ広場周辺をちょっとぶらっとして、相方さんが以前ヴェネツィアに来た時にお世話になったというレストランへ向かう。なんか奥のスペースで団体客がにぎやかだったけれど、それは気にしないことにして、おいしい一時。(おなかが空いていたせいか、写真は撮り忘れてしまいました。あー残念)
その後、紙屋さんに行き、いろいろと物色。自分用に楽譜入れみたいなものとか、しおりも購入。その他お土産も。ぶらぶらしながら、海側のカフェで休憩しつつ、いくつかのお店にも入り、んでぶらぶら。そうそう、明日のお昼に行く予定のレストラン(これについては翌日の日記で)へも予約を入れました。
ホテルに戻って、ちょっとのんびり。旅行中は基本的にそうだったんですけれど、足で稼いでいるため、夕方には結構疲れてましてねえ。
夕食はちょっと豪華に、といっても、あいかわらず、お店の人に「それだけでいいのか?」なんて聞かれる始末。こっちの人はみんな食べすぎなんですよ。
帰り道で、道端でコントラバスを弾くお兄さんを発見。まあ、こっちでは、路上で音楽を弾いている人はたくさん見かけていますけれど、ベースは初めてでしたね。しかも、聴いているとヴァンハルのコンチェルトでした。1楽章と3楽章を聴かせていただきました。カデンツァがなかったので、去り際に突っ込んでみると、「難しいんだよ」と苦笑い。まあ、そうですけれど、どうせなら、ねえ。(あ、ちなみに、旅行中全般的に、向こうの人とのコミュニケーションは、僕ではなく相方さんがとってましたので、あしからず。自分はあまり話してないけれど、相手の言ってることはだいたいわかる、という感じで)
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6日目、晴。ローマの観光の目的はなんといってもバチカン。バチカンに行くために、ホテルもバチカン側にとったわけですし、そんなわけで、朝早く起きてバチカンへ、、、と思っていたけれど、なにやらいろいろあって、結局バチカンの博物館に着いたのは8時半頃。すでにかなりの長蛇の列。みなさん朝早くからすごいですよねえ。そんな列(多分1km以上あった気がする。。。という意味では、アップルストア開店時の行列に比べればたいしたもんでもないんですけれど)に並ぶことで時間を浪費するわけには行かないので、とりあえず、サン・ピエトロ広場に向かう。(博物館へは翌日早朝にもう一度挑戦することに)
さすが総本山。もう今までみてきたドゥオーモとは規模も迫力も全然違います。ただ、ぼぉーっと眺めて、写真を撮って、またまた眺めて、そんなことをしばらく繰り返しつつも、寺院に入るのはどうやら簡単そうであることを発見。というか、単に列がそれほどのびてなかったっていうだけなんですけれど。
寺院の中もさすが総本山、という感じ。豪華絢爛。それ以外の言葉はありませんねえ。
一旦ホテルに戻ってから、ローマにやってきた真の目的を果たしに行きます。そう、地図を見てみればわかることですが、この後ヴェネツィアに行くという計画を考えると、フィレンツェ – ヴェネツィア – ローマとかいう順番のほうがよいんじゃないの?と思うわけですけれど、そうはいかなかったのです。9/30にローマにいる必要があったから。なんでかっていうと僕が学生の時にお世話になり、相方さんもアマオケでお世話になった指揮者の先生がローマでオペラをやってるってことで、その楽日が9/30だったからなのです。そんなわけで、そんなわけのくせに当日券を獲得しにオペラハウスへ向かいました。実のところ、9/30にローマで「椿姫」をやる、という情報しかなかったので、自前でどこの劇場でやるかを探すほどのものでして、本当にあってるのかなという感じだったのです。
そんなこんなで、印刷した地図を片手に歩いていますと、ようやくそれらしき劇場に到着。確かに、目的の演目のポスターがはってあります。ほっと一息しつつも、中に入って、カウンターでチケットを購入・・・と思ったら、「すいません、実は9/25におわってしまったんです・・・」と。えー!!!確かに9/30の楽日の前は9/25ですけれども、えー!!!なんのためにここまでやってきたの〜!!!
仕方なく劇場をあとにしました。真相はいまだに謎のままですけれど・・・そのうち本人に聞いてみねばなりませんね。
スケジュールを変更して、博物館へもう一度行くことに。ガイドブックによれば、閉館の1時間前くらいに行くと並ぶことなくはいることができたとかだったので。でもその前に昼食。昨晩ホテル間の移動の時に見かけたレストランに行ってみる。外でイタリア初のピザを注文し、おいしくいただきました。ピザはここのが一番でしたね、ほんと。
で、そのまま再度博物館へ。結構人だかりはあっていたけれど、確かにすんなりと入れました。学んだこと。”さらっと見るだけのつもりなら、閉館1時間前くらいがベスト” これは今後も役に立ちました。中に入ったら、とにかくシスティナ礼拝堂を目指します。そう、ここにはあの「最後の審判」があるんですよ。
そこそこの人込みの中(多分、朝だったらもっとすごかったのかも)で、順路を進んでいきます。途中ラファエロの間につながっていて、「アテネの学堂」も拝見させていただきました。これもすごかった。で、最後の最後にようやく到着「最後の審判」。もう、なにもいうことはありません。感動感動。感激感激。ちょっと首が痛かったけれど。(こっちの芸術作品はたいがい大きいし、天井にまで広がっているから長時間見るには首が痛い)しばらくの間その場に立ち尽くしてしっかりと堪能してから、礼拝堂をあとに、で、そのまま博物館もあとに。
時間ができたので、明日のヴェネツィアへの切符を買いに行った帰りにスペイン広場に行きました。「ローマの休日」の舞台ですね。ああいうイメージで行ったのにも関わらず、ついてみれば、ものすごい観光客の数。なんじゃこりゃ、と。仕方がないので、階段に座って、バチカンで購入した絵はがきを書いてしばらく過ごす。なんか、不用心な日本人もたくさんいたし、それを狙っているかのような怪しげな人たちもたくさんいたし、そんな感じ。あ、でも、結婚式をやってる人がいて、それを見られたのはなんかちょっと雰囲気よかったかな、と。
階段の下の方はそんな感じだったんですが、階段を上ってみると、全然そんなことはなくて、人はまばらになってくるし、最初っから上ってればよかったかもねえ。陽が沈むまでの間、広場の上に立って、その空を眺めてました。
夕食は、昼間と同じ場所。下手に違うところに行って、失敗するよりは、確実なところを、というのがありましたから。今度はパスタとメイン料理。これもおいしくいただきました。チップを払うのにもだんだん慣れてきたような。。。
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5日目、晴。だけど、昨日のうちにどうやら雨が降っていたらしい。
日本へ送る荷物を詰め込んだ段ボールを抱えて、中央郵便局へ行く。郵便局で話を聞くと20kgまでなら船便で送れるとのこと。早速秤に乗せると22kgをこえてました。その場で箱をあけていくつかの荷物をとり出す。なんとか20kgぎりぎり(19.88kg)にしてから送る手続きをしてから、任務完了。1ヶ月くらいかかるということだったから、帰国してからちょうどいい具合に荷物を受け取れるかなあ、と。
ホテルに戻ってチェックアウト。荷物を預けたまま、最後のフィレンツェ観光へ。今度こそドゥオーモに入ろうと思ったけれど、あいもかわらず大量の人混みに、まあ、いいかな、と、その場をあとにする。おなかが空いていたので、近くのファーストフード店に入って地元の人同じようなものを注文し(ちょっと注文しすぎたか?)久しぶりのビール片手に食い尽くす。しかし、食事は「はずれ」だったたことがないので、それはほんとに運が良いというかなんというか。。。
サンタクローチェ教会ヘ行き、ミケランジェロとかガリレイとかロッシーニの墓でお参りを。教会の中はそれなりに人がいたけれど、ちょっと奥へ進んで、ある意味何にもないところへ行けば、さっきの人だかりはどこにいってしまったんだろう、と。まあ、僕はそういうちょっとのんびりしたところが好きなので、ちょうどいいといえばいいんですけれど。
アルノ側を渡ってピッティ宮へ。来たのはいいけれど、天気も良かったし、ちょっと前の広場に座り込んだら、、、そのまましばし昼寝、ぐぅ。30分ほどうたた寝した後に、宮への列へ並ぶ。中ではパラティーナ美術館に入ってラファエロの作品を見たり、多くの美術品とか、装飾品を見たり。
そんなこんなで、フィレンツェをあとにすることに。またまたユーロスターに乗って一路ローマへ。
ローマに着いたら結構遅い時間だったんですが、地下鉄に乗って、ホテルに向かいます。夜だったので、安全のために大通りを通って、、、と、やっているとまたまた遅くなって、ようやくホテルに到着。。。したのに、どうやら遅かったことが原因で、キャンセル扱いになってしまったらしい。かわりに同等のホテルを用意した、という感じだったので、夜も遅かったし、車で連れていってくれるってことだったから、その話を信じて、移動。結局さっきの駅の近くのホテルへ。苦労して歩いていったのはいったいなんだったんだろう・・・とか、そういうことは気にしないことにしました。駅の近くになったおかげで、翌日の移動も楽になったし、その移動中においしそうなレストランも見つけたし。
夕飯は食べていなかったけれど、ローマに着いてからのごたごたで異常につかれてしまったし、お昼にたくさん食べていたしで食欲もなかったので、その日はそのままお休みなさいでした。
すべての写真は写真館にて
送った荷物はというと、帰国したら、すでに届いていたらしく不在票が入ってました。再配達をお願いして、無事受け取り。さて、中身も無事だったかといえば・・・実はそうではなくて、蜂蜜の瓶が1つだけ割れておりました。ビニールに入っていたからさほど被害は広がってませんでしたけれど。瓶ものといえば、オイルとかが割れていたら大変なことになっていましたけれど、そんなこともなくてよかった、というべきでしょうねえ。