サリンジャーといえば有名な「ライ麦畑で捕まえて」があるわけで、なぜだったかここに感想を書くのを忘れていましたけれど、実はこれを読んだのは結構最近のことでして、まあぶっちゃけた話「なんでこれをみんなが読もうとするのか全然わからない」という感じだったんです。で、そういう話を相方さんにしたら「じゃあ、ナイン・ストーリーズだったらもうちょっと読みやすいかも」と言うことだったので、読んでみました。(ここら辺は全部相方さんの蔵書)
|
ナイン・ストーリーズ サリンジャー 新潮社 1986-01 by G-Tools |
確かに「ライ麦」よりも何十倍も読みやすかった。もちろんそれは短編であるからだと思うんですけれど。印象が強かったのは最後の「テディ」とか「青の時代」とか、、、そうそう、全然関係ないけれど、攻殻機動隊(S.A.C.)で話にでていた「笑い男」もこれに含まれてましたね。
で、この2冊を読んだ感想として、サリンジャーとの相性に問題があるというよりは、この日本語訳との相性がかなり問題なようです。相性ものすごく悪い感じ。それこそ次は村上春樹訳の「ライ麦」でも読みますかね。僕にはそっちの方があっているかも。