2月に読んだ本-1「ナイン・ストーリーズ」

サリンジャーといえば有名な「ライ麦畑で捕まえて」があるわけで、なぜだったかここに感想を書くのを忘れていましたけれど、実はこれを読んだのは結構最近のことでして、まあぶっちゃけた話「なんでこれをみんなが読もうとするのか全然わからない」という感じだったんです。で、そういう話を相方さんにしたら「じゃあ、ナイン・ストーリーズだったらもうちょっと読みやすいかも」と言うことだったので、読んでみました。(ここら辺は全部相方さんの蔵書)



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ナイン・ストーリーズ

サリンジャー
新潮社 1986-01


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確かに「ライ麦」よりも何十倍も読みやすかった。もちろんそれは短編であるからだと思うんですけれど。印象が強かったのは最後の「テディ」とか「青の時代」とか、、、そうそう、全然関係ないけれど、攻殻機動隊(S.A.C.)で話にでていた「笑い男」もこれに含まれてましたね。

で、この2冊を読んだ感想として、サリンジャーとの相性に問題があるというよりは、この日本語訳との相性がかなり問題なようです。相性ものすごく悪い感じ。それこそ次は村上春樹訳の「ライ麦」でも読みますかね。僕にはそっちの方があっているかも。

wTagのサーバ移転



最近別のWebサービスを立ち上げようかと苦戦しているところなんですが、ドメインを取ったところでふと思ったわけです。なにもドメインごとにサーバを用意しなくてもいいんじゃないか、と。今は、バリュードメインでドメインを取得し、そのままその関連のXREAの無料サーバを使うようにしているんですけれど、これを有料版のXREA+にしてはどうかと。年間2400円ですし、2GBの容量はともかく、余分な広告もはずせるし、データベースを5つももてるんで複数のWebサービスを一つのサーバで運営するにはちょうどよいという結論に達し、早速申し込んでみました。

で、既存のwTagをとりあえず、そちらのサーバに動かしてみました。といっても、PHPやSQLの環境はほぼ同じなので旧サーバでデータを書きだして、新サーバで読み込むだけ。あとはドメインの設定をちょっと変更するだけでした。意外に反映も速かった。

wTagに関しては特になにがかわったということもないんですけれど、今後の新サービスに期待?していいのかなあ。



思いっきりハマってる

よく利用する古本屋といえば、大手のブックオフです。メンバーカードも持っているので1000円ごとに50円分のクーポン券がもらえます。さて、年末にもらったクーポン券が100円分ありまして、そのうち半分の期日が今月末になっていました。そんなわけで、ブックオフに本を探しに行ってみました。もちろん目当ては村上春樹。先週末に行った時には文庫本は1冊も並んでいなかったのに、今日いってみると5-6冊並んでいるではないですか。さすが、古本屋。タイミングを逃すわけにはいきません。その場で、その中から持っていない文庫2冊を手に取りレジに向かいます。んで、100円引してもらって、「こちら、レシートと、50円分のクーポン券になります」って、またもらっちゃいました。しかも「あー、じゃあ、また来なくちゃ」って完全に術中にはまっている自分にふと気がつく。あらら。。。まあ、どうせ、村上春樹は全部買い終わるまで止まらないんだけどね。

「出産する機械」って、、、あり得ない

全然、意味がわかりません!激怒激怒。

15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う

そりゃあ、もう辞めてもらうしかないでしょ。こんな人に少子化問題に取り組んで欲しくない。

あー、気分悪。

たまにはちゃんとドリップで珈琲を



結婚してからというもの、結婚のお祝いで頂いた(といっても、こちらで選ばせてもらいましたけれど)これ↑を使って、毎朝の珈琲を淹れている日々です。確かにものすごく便利なんですが、もちろん、ドリップとは淹れ方が違うので味も変わります。どっちがいいかって言うのは特になくて、単にいろんな味を楽しめる、っていう理解なんですけれど、にしてもここんとこずーっとドリップで淹れていなかったので、なにやら急にそういう気分になった週末でした。

ドリップは自分でお湯をゆっくり注ぐので時間がかかり、忙しい毎日の朝には向かないんですが、例えば休日の朝とかだったら比較的のんびりしているんでいけそうですよね。そんなこんなで、今朝から週末の朝はドリップした珈琲にしようかなあ、と考えているところ。

あー、そういう意味では、エスプレッソもありだなあ。

Labのあり方を考える

そんな人はほとんどいないと思いますけれど、ここ一週間ほど併設のitok’s Labを見ていると、今までちょっと変化があることに気付くかも。そう、かなり更新頻度が上がっています。ほぼ毎日、プログラムに関する(最近はCocoaメインですが、JavaScriptやPHPもあり)なにかしらのTips的なことを掲載しています。もともと、そのために立ち上げたブログなんですが、なぜだか、自前Webアプリの公開場所っていう感じになってきてしまいまして、さて、どうしようか、、、と思っていました。

で、出した結論。Labは完全にプログラムのTipsや日々の開発の戯言だけ(これはある意味mixiの日記にも書いているけれど)を掲載するブログとし、でき上がった成果については、こちらの本家ページで取り扱う、ってことで。Tipsもできる限り今くらいのペース(ほぼ毎日)であげていければと思っています。だいたい毎日1つくらい新しい発見「あー、こうしたらいいのか」があると思いますから。で、この1週間くらいで、なんとかなるんじゃないかっていうめども立った気がしますし。ただ、更新頻度をあげるために、検証そのものは多少犠牲になっているかも。なんで、所詮僕自身の自分用メモと思って参考にしてください。

そんなこんなで(方針だけ)新しくなったitok’s Labもよろしくお願いします。

そうそう、そういえば、このブログのメニュー下部にもLabの最新記事一覧がありますんで、そちらもどうぞ。

時間が解決

かなり初期のころの作品ですけれど、今でもずっと使っているものに月読君というソフトがあります。見てもらったらわかるように対応OSが10.1.5以降となっているくらい昔のソフト。今となっては怖くてソースコードを見られないような、そんなソフトです。

さて、去年の暮れ、12月末くらいからどうもこの月読君の調子がおかしかったのです。起動しても何も表示されません。ログを見ているかぎりでは、日時の計算部分で例外が発生してしまっているみたい。日時の計算ってことは、多分数日経ったら勝手にうまくいくんじゃないかと思っていたんですが、年が明けても復活の兆しはありません。

で、「うーん、どうしようか。。。」という今日この頃だったわけです。上述のように今更ソースを見る気にはなりません。それに、バグを直してコンパイルしたところで、それをまた公開するかどうかも微妙なところだし。。。でもこれでは不便、というか使えない・・・

といっていたら、あら、どうでしょう。今朝起動した時(いつもログイン時に起動するようにしてある)、ちゃんと表示がうまくいっているではありませんか。ちょうど1月ほど動かなくなっていたみたいですが、今日からは日時計算も大丈夫のようで。

根本的な問題はなーんにも解決していませんが、まあ、それはそれ。とりあえず、時間が解決してくれましたとさ。

1月に読んだ本-3「日蝕」

先日読んだ「ウェブ人間論」に触発されて、平野さんの作品を手に取ってみました。



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日蝕

平野 啓一郎
新潮社 2002-01


by G-Tools

この手の(芥川賞をとるような)文学作品はほとんど触れてこなかったんで、これはこれで結構良い機会でしたね。最初の方はその難しい漢字でルビだらけの文体にちょっと馴染めなかったものの、読み進んでいけばそれも全然気にならなくなって、完全に物語の中に没頭してしまいました。映像も結構鮮明に頭の中をよぎっていましたし、いやあ、これはほんと面白かったです。

またいつか機会があれば(古本屋さんで見かけたら)読んでみたいものです。「葬送」とかね。