パン屋さん

 身近な人はご存じのように、パン屋さんでパンを焼くバイトをしているですが、その過程でどうしても苦手なことが一つだけあります。それは、チョコレートのトッピング。
 またまた身近な人はご存じのように、甘いものがあまり好きではない上に、チョコはその中でも特に苦手です。(まあ、「チョコ入り」のものならいいんですけど、チョコそのものは・・・)
 パン屋さんにはチョコを湯煎にかける専用の装置があって、その中には溶けたチョコが一杯・・・ふたが開いてるだけでそのにおいに気分が悪くなるのに、そのすぐそばで作業をしなければならないこの苦難。いつにもまして手際はよく(なにしろほとんど息を止めたまま作業をするので)、いつも早くふたをしてその場を離れたい一心です。
 そうやって苦労を重ねて作ったパンが、「マロンマロン」っていう名前で店頭に並んでます。生地の成形以外のすべての工程を僕がやってるんですけどね・・・