The Load of the Rings

 ついに公開ですね。「指輪物語」。で、先行ロードショーを見に行ってきました。意外に、というか、こういうものなのかもしれませんけど、普通に券をとることができまして、難なく見ることもできました。(といっても、先行は前売り券では見られなかったこともあるんでしょうけど)
 映画化するのは無理だといわれていた、ファンタジーの原点。ついに現代の技術を駆使して、それが映像となったわけです。いきなりやってくれました。今のCG技術を使わないと絶対無理な、大規模な戦闘シーン。迫力満点。というかスケールが違いすぎます。そもそも原作においても、その綿密にねられた歴史、種族、言語、、、それらがけっこう忠実に再現されていたのではなかろうか、と、実は原作ちゃんと読んでないんですけども、そうなんだろうな、と思いつつ見てました。
 でも長いな、さすがに。第1部だけで3時間ですか。あと2作あるというのに、これはほんとに超大作ですね。これこそ、というべきか。
 ネタバレをしても仕方ないので(といっても、原作を読んでしまえば、それと同じなんでしょうけど)、ただただその映像技術に圧倒されるばかりでした。いやあ、ほんと是非見に行かれることをおすすめします。3月2日から公開開始ですね。http://www.load-of-the-ring.com/
 見ている途中は気がつかなかったんですが、エンディングロールを見ていると、実は歌を歌っているのがエンヤだったりして、ほんと豪華キャストになってます。びっくりだ。
 第2作が早くも待ち遠しいです。でもその前に原作をちゃんと読んでから、もう1回見に行こうかな。

ストリート

 大学はすっかり来週頭の入試の雰囲気になってました。そういえば、そうだったな、と。でも僕が理学部を受けたときは、大学ではなくて予備校だったので、ここで受けた記憶はないな、なんて考えつつも、最近は就職活動なんかもしてまして、今日は大阪に行ってました。
 夕方、企業のセミナーも終わり、京橋の駅に向かっていますと、なにやら駅の方から音楽が聞こえます。京橋の駅というと、ちょうど京阪とJRが向かい合わせになっていて、その間の広場はちょっとした不思議な空間になってるんですが、どうやらそこから音楽は聞こえてくるようでした。しかも、そのメロディーはいつも河原町とかで聴くようなものとは違いまして、まあ、いってしまえば、アンデスの音楽だったんです。聴いた瞬間に感じました。
 そして、記憶の中からある断片が呼び起こされます。そういえば、昔兄上が福岡の駅までアンデスの音楽をするグループにあって、思わずCDを買ってしまったとか。そのCDは僕も何回も聴きました。いい音楽でしたから。
 もしかしたら、その一団ではなかろうか、そういう思いが高まってくるのを感じながら、角を曲がり駅の前にやってくると、確かにそこにはアンデス音楽の空間が広がって、そう確かに楽器の音もCDと同じだし、歌う声も同じ、それに、一人のメンバーはCDを手に持って宣伝している様子。これだ!この人たちだ。そう、記憶によれば全国を渡り歩いて、ストリートで演奏しているとか、そういう話だったはず。やっと僕も会えたんですね。
 人だかりの中、わずかな間でしたが、その音楽に酔いしれていました。しかし残念なことに、そうまでのんびりしてる余裕もなかったし、なにしろ疲れていたので、背後からやってくる音に名残惜しさを感じつつも、そこをあとにすることにしました。2度と見られないかもしれない、でも、もう1度見られるような気がする。そんな気持ちだけを残して。また見られるといいな。

積み忘れ

 今日の午前中は、家で宅急便を待ってました。というのも、ほんとは昨日の夜にやってきたらしく、まあ、不在だったもので。で、最近は便利なことに、ネット上で再配達の依頼ができるんで、そこで、今日の午前中に運んでくれるように頼んだわけです。
 しかし、なかなかやってきません。だいたい、いつもの感じだと午前中(9時から12時)にしていると11時くらいにやってくるもんなんですが、それでもなかなかやってきません。結局12時になってしまいまして、ひょっとしたら、昨日再配達を依頼したのが明け方の3時とかだから、手続き的に問題があったのか、と思いつつも、とりあえず電話してみますと、「あ、伊藤さんの荷物は今日の午前中に配達することになっていたのですが、なぜか積まれてなくてですね・・・」え。荷物を積み忘れたって事ですか?・・・
 これって、前も経験あるな。前回はヤマトではなくて、多分ペリカンだったと思うんですが、それも再配達を希望しまして、でもあのときはちゃんと手続き的にも問題がなかったはずで、一応配達の人は家までやってきたんですよ。ただし荷物は持ってなかったんですけど・・・
 両方の場合ともに、当然荷物を取りに戻らなければならないわけで、また改めて持ってくる、という形になったわけです。今日は、夜に届けてもらいまして、それはちゃんと届きました。
 しかしなんていうか、荷物の積み忘れはないでしょ!ちゃんとシステム正確に作動させてくださいよ、と思う次第です。急ぎの荷物だったらどうするんだろう?というか、前回はほんとに急ぎでした。あの次の日には実家に帰る予定だったからなあ・・・
 別に運送会社に限らず、起こっているから、これもまたなんとも言えないですね。ま、無事に荷物届いたから、もういいですけども。

ボランティア

 鍋をやってまして、ちょっと遅くなりました。
 ちらっとニュースを見ただけなので、詳しいことは全然わからないのですが、なんでも、高校でボランティアの単位が出るとか、そういう話があってました。多分。もう、愕然です。というかけっこう笑えた。就職にも益があるとかないとか、そこまでくると、ほんと耳を疑いますが。
 僕が人事だったら、そんな単位を取っている人間は全く信用しませんけどね。だって、心からボランティアをしている人だったら、別に授業の枠がどうとか、単位がどうとか、そういうこととは無縁のはずですし、そういう意味では、その単位を持っていること自体が、その行為をボランティアではない、と示しているようなもの、の気がするんですけどねえ。どうなんでしょう?
 あれって、そもそもが自発的におこなうものであって、それを授業の中に取り入れること自体に僕は疑問を感じざるを得ないのですが、まあ、普通の人って、そういうことに接する機会もないから、そういう意味では良いんだろうな、って思ってましだが、今回のこの話はそれをはるかに凌駕してました。おいおい、自発的精神からくる奉仕を他人が評価するのか?と。
 だいたい、ぶっちゃけた話、ボランティアといえども、自己満足に終始するような気もするわけですが、そう思えば思うほど、その行為自体ってそれほど世間にたいして自慢できる行為なのか?って思ったりします。や、いいことしてますよ。もちろん。社会のためにもなって、かつ、自分もそれで満足できる、という意味では素晴らしい。
 だけどなあ・・・それを、ねえ、単位ですか。その発想がまったくもって信じられないわけですが。。。「ボランティア」という言葉が、履歴書に書く「芸術鑑賞」とか「読書」とかそういうのと同じ程度の言葉になってしまわないことを祈ってます。

院試2次募集

 昨日、今日と、うちの専攻の2次募集の試験があっておりました。なんだか思い出深いですね。ちょうど去年のこの試験に受けて、ようやく大学院への進学が決まったわけですから。しかし、去年はこんなに寒くなかったと思われる。寒いっていっても雪がちょっと降っているくらいで、どうせ試験会場には暖房入ってるし、それほど問題はないんですけどね。なんか、気分的にはちょっとねえ。
 しかしながら、院試といえばうちの研究室はすでに来年度の入学者を3人も確保しているから、今回の試験でさらにそれが増えるなんて事はあるのかな?って思いますが。まあ、大いに越したことはないです。活気が出て良い。今のM2は全員就職で、誰も博士課程には行かないし、このままだとどんどん減っていきますからね。って、まあ、今後はそういう傾向にあるんでしょう。
 などとそんなことを考えつつも、試験会場の上にある図書室に本を返しに行っておりました。明日はもうちょっと天気も穏やかになるといいな。

久しぶりにバイトの話

 です。といいますのも、僕の「技術補佐」としての雇用期間は2月28日までであと10日なんですよねえ。といっても、資料作成の仕事は今週末からやってくるとかで、結局来月まで食い込みそうですが。
 ネットワークとかパソコンの設定系の仕事は、これからは仕事ではなくなるので、もちろんサポートとかはしていこうかという気もするけど、おおっぴらに時間は割けないので、ある程度自分がなにかをしなくてもいいように、最後の仕上げをしているところ、という感じでしょうか。バックアップの自動化、とかそういうことをやってました。Linuxをさわるのはけっこう久しぶりだったりして(この間のサーバメンテの時で1ヶ月ぶりくらいでした)、自分が過去にどうやって設定したかなんてだんだん忘れてきてますね。これってけっこうやばいことのなのかもしれない。でも、パソコンの設定って最初に1回するだけだから、そのあとは覚えてないのは普通なんですけどね。
 それとちょっと関連して、Javaとかそういうのに手を出そうかな、と思ったりする今日この頃。でもまあ、Macで始めるためのいい入門書(ページ)ってなかなかないもので、結局OSXに備わってる機能使って、OSX用のアプリでも作ってみよっかな?とか思う次第です。自分個人だけのために。そして、お金もないのに、OSXのターミナル用コマンドリファレンスを買ってしまった。
 プリンター買って、Office v.Xもかって、相変わらず、パソコンにお金かけてます。(これらについては、届いたらまたご報告を)
 早く次のバイト探さないとなあ。来年度のTAはもう決まったんだっけ・・・?

歩く

 今日は結構歩かせていただきました。というか、結局雨降ってましたからねえ・・・普段だったら、あのくらいの雨は自転車で傘さして、もちろん全然問題ないんですけど、さすがにそれに弓を背負って、というのは無理がある。危ない上に、だいいち弓がぬれてしまうではないですか。
 というわけで、歩きました。なんだか、バス代払うのもったいないしね。夏だったら、暑くてたまらんでしょうけど、冬なもので、なんとかなるわけです。
 中心街の方まで歩きまして、レッスンに行く前にいろいろぶらぶらとスコアやCDをあさりました。あとは、電気屋さんで、CDケースを見ていたんですが、これが、最近は薄型のケースばかり売ってて、普通のサイズのが欲しいと思ってもないんですかねえ。結局、駅前のソフマップとかまで行かないのと駄目なのかなあ・・・全然いけてない!京都の電気屋さん。福岡の方が品揃えがいいぞ、と。
 たいがい買い物とかして歩いているときは、歩くこと自体に目的なんかないので、さっさと歩いてます。なんで、人はどんどん追い越す。京都の人はのんびりなんで、ほんとにどんどん追い越します。大阪とかだとちょうどいいんですけどね。ですが、今日、吹田のほうで駅を降りたら、目の前にいるおじさんとちょうど歩く速度が一緒になりまして、なんかこれが変な気分。1mくらい先をおじさんが歩いているんですけど、近づきも遠ざかりもしません。とはいっても、これ以上速く歩くのはきついし、レッスンの時間も迫っているので、これ以上のんびり歩くことはできない。なんで、そんな感じのまま数百mくらい歩いてました。おじさんなんだか、それを妙に気にしているのか、きょろきょろしていたけど、あれはいったい何だったんだろう?
 そんな感じだったんですけど、さすがに急に足を酷使するのはよくなくて、帰りは駅から家までバスに乗ってしまいました。眠かったし。しかし、なんていうか、19時にレッスンがあって、家に帰ってくるのが23時というのはやっぱりちょっと考えた方がいいかなあ。

独り言

 今日知ったんですけど、指揮者のギュンター・ヴァント氏が昨日亡くなったそうで、もう呆然です。また偉大な指揮者を一人失ってしまいました。あの人のブルックナーはけっこう好きでした。どんどん人はいなくなっていきますね。ショルティがなくなったときも、最後の巨匠がいなくなった、という話でしたが、今回も全く同じ感じです。ふう。
 今朝のサーバーメンテですけども結局時間切れでした。あまり進展してないや。というわけで、明日の朝もいったん落とします。重ね重ねご迷惑をかけて申し訳ないです。といっても、休みの日はあまりみんなも見てないみたいなんで、ちょうどいいですが。特に午前中だし。
 しかし、今日は非常にいい天気でした。気持ちよかった。その割に明日雨っていうのは、僕のレッスン日をねらっての反抗としか思えない。くそ。そういや、前回のレッスンの日も雨だったんだけどなあ・・・あーあ
 久しぶりに古本屋さんによって、手塚漫画を買ってきました。毎度おなじみといえば、そうなんだけど、いいお話で。ちなみに「未来人カオス」というのです。この人の漫画の人物名はけっこういい加減ですからねえ・・・
 さてさて、さっさと音楽メディアのデータベースを完成させてしまおうか。。。今やっと250枚分。といっても、ベースのとチェリのは別枠だから、あとCD50枚、MD50枚くらいかな。

珍しく

 大阪に演奏家を聴きにいったのに、帰りは最終電車ではなかったです。
 詳しいことはベーシストの方に書きますが(これも今から書くんですけど)、コントラバスを含むアンサンブルの演奏会を聴きにいってました。弦楽器のアンサンブルや、コントラバスのソロ、んで、極めつけはシューベルトの「ます」というわけで、いやあ、「ます」は久しぶりに生で聴きましたけど、いつ聴いてもいい曲ですね。
 大阪の演奏会に頻繁に足を運んでいるわけなんですが、だいたい京都で電車に乗ってから、会場に着くまでというのは1時間から1時間半かかるわけでして、それでいて、今日は7時開演なのにたいして、研究室を出て自転車にまたがったのが5時50分。当然間に合うわけがありません。そして1曲目に間に合わなかった。記憶では、演奏会に遅れていったのって初めてかな?という感じです。しかも1曲目は聴きたかったのに・・・セミナー終わって、いろんな人につかまったもんで・・・
 ま、それでも、あとはのんびりと聴きまして、そして打ち上げに参加させてもらったり、というわけで、いつものごとく終電を気にしつつ帰ってきたわけです。でも今日は、終電の1本前のに乗れましたけどね。といっても、京都で降りると日付は変わってますが。。。これにも別になれてしまった。明日土曜だし。
 そうそう、明日のメンテナンスですが、あまり考えてないけど、多分午前中はサーバを落とします。で、昼過ぎには復帰させますが、メンテ自体がうまくいかなかったら、日曜の午前中も落とすかもしれません。ご了承くださいませ。

無題

 陽射しだけは暖かい中、ぶらぶらと歩いてた。数日前からちょくちょく見かける彼に出会った。多分、神社の中でもちょくちょく見かけていたのと同じだと思う。あの時はほんとにびくびくしていて、人の姿を見るなりすぐに物陰に隠れていたけれど。今日はそうでもないみたい。でもやっぱりちょっとおびえてる。芝生にちょこんと座って、きっと気持ちいいんだろうな、と。ちょっとうらやましかったりする。色とか全然違うんだけど、何となく垂れ目の辺りがアインに似てる、とか思いつつも、ちょっとだけ立ち止まって、手を振ってみる。彼も僕を見てくれていた。それだけで嬉しくなって、でも、それだけで僕はその場を立ち去った。また、どうせ会えるだろうから。もっと近づければいいんだけどな。
 夕方、最近はいつもこの時間に、西の空を探している。はっきりとわかっているわけではなかったけど、この時間帯にちょうど西に沈む月が見えるはずだったから。そう、新月を過ぎたばかりの細い月が。もうだんだんと陽の沈むのが遅くなって、次の新月の後にはもう見られないかもしれないから。
 いつものように、建物を出て、自転車にまたがる。でも今日の光景はいつもと違った。目の前に月があったから。これこそまさに求めていたもの。月齢は多分2から3くらい。うっすらと夕に染まって、それでいてほとんど夜に支配された空に月全体の輪郭もくっきりと、それでいて細く輝く。あまりのことにすべてを忘れて立ち尽くす。今日はいい日だったと、今日もいい日だったと。また、こういう時に出会えることを祈りつつ、自転車をこぎだした。