物理専攻の学生だったのに、ホーキング博士の著作を読んだのはこれが初めてですが、博士の最後の本を読みました。
物理の話から、それだけじゃなくて、科学全般の話、未来の話、いろんな話を博士の目線で書かれていておもしろかったです。科学者がこういった質問に答えるとこうなるのかあ、と。
中でも「人間原理」という考え方、なんとなくふんわり思ったことはあるけれど、こうやってテキストではっきり書かれると、そうか〜という発見でよかったです。
あとは、ノーベル賞に関する記述(これがうまくいけばいつかとれるのでは?的な)があって、注釈に「残念ながら決してかなわなくなってしまった(概略)」とあってしんみりしたり。
前知識なしに、普通に読み物として読めますので、この偉大な科学者の片鱗にちょっとふれてみるのもいいのではないでしょうか。