「スタッフエンジニアの道」を読みました

年末年始の読書、といいつつ、実質は年明けてから通勤途中に地道に読んでました。電車乗ってる時間といえば往復で20分くらいなので、ほんとに地道に。

ご存知のように私は一人CEOでエンジニアでフリーランス的なこともして、自社のプロダクトもありますし請負の仕事もあるんですが、最近はそれに加えていろんな開発会社さんにも顔出させてもらってる状態です(2025年2月時点で、準委任的な業務委託は複数件同時進行)。

もちろん参加しているプロジェクトが自社が主体ではないのでマネジメントはしないわけですけれど、一プログラマとして関わっているものから、どちらかというテックリード(技術顧問?)みたいな立場のものもありまして、立ち位置的なものをなんとなく切り替えている今日この頃でした(心の中では「自称、傭兵エンジニア」って思ってるんですがそれはさておき)。

そんなタイミングで、この本が流れてきたので、これはなにかちょうどいいのでは?と思い手に取ったのが去年末、ということで。

この手の本が存在しないという出だしではありましたが、確かに人のマネジメントの本でもプロジェクトマネジメントの本でもなければ、設計やアーキテクチャの本でもないです。技術者の管理者ではない上級職としてのスタッフエンジニアとはなにか、どうあるべきか(ある「べき」というよりはどうあればよいか、かな)、みたいな感じでしょうか。日本でそういう立ち位置の人はどのくらいいるのかな。

自分くらいの年代のエンジニアさんは読んでもらったらいいのでは、と思うわけですが、まあとにかくコミュニケーション大事、あと自分の時間(≒自分の幸福)大事。

「時間があると思って何でも手を出してませんか?」みたいな記述に「完全に今の私では・・・」ってなったりw

最後に書かれていた「ソフトウェアに真剣に取り組む」これはほんとに大事。技術で世界が変えられると思ってこの仕事をしているわけだから、その技術に責任を持って、みんなの生活が少しでもよくなる、そんなプロダクトを世界に届けられたらいいですね、と。そんな初心のようなものも思い出させてくれました。

とりあえず、今日も明日もコード書いていきましょう!