月と梅

いつものように日付が変わった頃に帰宅。

家の前まで来ると、梅の花が結構咲いている。ここ数日、日中は比較的いい天気だったものだから、ようやく(ちょっとだけ)春の兆しかな、と。

そして、頭上には、丸いお月様。十六夜だけど、月齢はほぼ満月。

圧倒的な月明かりに照らされて、白い梅の花が夜の闇で輝く。

偶然にも、BGMはグールドのピアノで、バッハのゴールドベルク。しかも、終曲のアリア。

疲れ切った体のはずなのに、すぐにでも家に入りたかったはずなのに、ちょっとの間そこに立ち尽くして、月と梅を交互に眺める。

ふぅ。月並みな言葉だけど、癒されますね。ほんと。


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